オネーギン シュツットガルト・バレエ団

2008-11-30 | ballet
(東京文化会館)

オネーギン アレクサンドウル・ザイツェック
レンスキー アレクサンドル・ザイツェフ
タチヤーナ マリア・アイシュヴァルト
オリガ   エリザベス・メイソン
グレーミン ジェイソン・レイリー

ファンタジーな「眠り」とは対照的にオネーギンは大人の人間の心情をダンスによって表現する大人のバレエ。タイトルロールオネーギン役をアレクサンドウル・ザイツェックはダンステクニック(高速ピルエットだった)内面から出る表現力、見事だった。タチヤーナ役のマリア・アイシュヴァルトも先週に観たオーロラ姫も可憐だったが、純朴な女性そして月日が経ち、成長したタチヤーナを美しくしなやかな肢体で演じ素晴らしかった。ジェイソン・レイリーは「眠り」ではカラボス役で観たが、舞台を自由に飛び回っていたけれどオネーギンではマリア・アイシュヴァルトを美しく躍らせていた。「眠り」と「オネーギン」かなり異なった演目を持ってきたシュツットガルト・バレエ団に実力を感じさせられた。