NUTCRCKER 香港バレエ団

2008-12-31 | ballet
(香港文化中心劇場)  2008年12月27日

年末香港旅行の計画があったので、ネットで事前に香港バレエ団のチケットを購入することができた。旅行期間は「胡桃割り人形」の上演で、「くるみ」は音楽は楽しいが、子供向けの作品。1幕の雪のコールド、2幕の金平糖のグランパなどは何度観ても楽しめることができるが、あえて「くるみ」はプログラムとして選ぶことはあまりしない。今回は香港バレエ団が観たかったので、旅行期間中の演目は「くるみ」2月上演の「ALL BACH」のプログラムの方が興味があったが…。いざ幕が上がると、なかなか楽しい演出だ。踊れるダンサーが沢山登場する。主役クララが上手い。雪のコールドもフェッテの足が高いのに揃っている。難度の高いPASをさらっと踊っている。2幕の、アラビア、スペインなどクララ同様の拮抗した力量であった。ロシア・葦笛も観客を歓ばせる。金平糖のグランパも圧巻。くるみ王子のK・KESHYSHEVは顔が小さく足が長いロシア人イケメン君。王子様ってカンジだ。彼は群舞員(コールドバレエ)のようだけれど、主役の王子様役。香港バレエ団は頭角を現すとコールドでも主役を貰えることができるのだろうか?全体のレベルが高い。豪華な舞台装置。オケの演奏も心地良く、至福の時間を過ごせた。