「ミハイロフスキー劇場ガラ」 レニングラード国立バレエ団 

2009-01-21 | ballet
(文化村 オーチャードホール)2009/1/21

1979年以来、30年ぶりにレニングラード国立バレエ団の舞台を観た。1部は華やか、照明も明るい。オケの音もパーカッションが結構賑やかに聴こえた。1部、2部、3部の間に休憩が15分入るが、2部の上演は25分間、「なぜ?」と思ったが納得、室内編成に代わる。ルジマトフを始めて舞台で観た(遅いルジマトフデビューであった)彼は40代半ばにして、身体が動いている。流石カリスマスターダンサーだと感心。2部は1部と打って変わり暗転から幕が上がる。H.パーセルの曲を使用した「ムーア人のパヴァーヌ」はパンフレットを立ち読みするまでオセロがベースとなっているとは気がつかなかったが、抒情的で個人的に好み。3部、マーラーの「アダ-ジェット」は、20世紀バレエ団時代、ブリュッセルでベジャール振付、J・ドンの(二人ともお亡くなりになられました)を観た。似ていたが別作品であった。(振付家が違った、Nドルグーシン)今回はオケ入り、別の振付家・ダンサー(ルジマトフ)が踊っていても、マーラー5番4楽章アダージェットの曲から醸し出す、静謐で美しく切ない弦の音と人生を重ねてきたらこそ表現ができるダンサーとの融合によって、引き込まれた。3部で海賊をメドーラ&アリをプログラムで6人のダンサーのが交互に踊るのだが、キャスト表には名前が記載されてない、アリの姿をしたルジマトフがマネージュからで出てき観客を湧かせた。