ヒトリシズカ特論 その2

日本の四季の移り変わりなどを、身近な場所に行って、その場での観察などによって、ご紹介しています。

長野県茅野市北山車山では、車山が緑色に染まる前の南側斜面を見上げました

2021-06-10 00:00:05 | 旅行

 長野県茅野市北山車山の車山の東側斜面の入り口から、山岳道路のビーナスラインを西に進みます。

 車山(標高1925メートル)の南側山麓を山岳道路のビーナスラインはUの字状に曲がって進みます。

 この辺りから振り返ると見える八ヶ岳連山の東側部分の峰嶺です。

 その山岳道路のビーナスラインはUの字状の“底”部分から車山山頂を見上げます。

 車山山頂の山麓は、いくらか新緑になり始めた様子です。

 この時は次第に小雨が降る天気になりました。

 これからは梅雨時を経て、7月初めには車山山頂の山麓は緑豊かな斜面になります。

 茅野市北山車山からさらに西に進むと、諏訪市四賀霧ヶ峰高原側の東側にある霧ヶ峰富士見台に到達します。

 その霧ヶ峰富士見台からは、小雨の中で、富士山(標高3776メートル)がぼんやりと見えています。

 その霧ヶ峰富士見台の向かい側には南アルプスの北岳(標高3192メートル)や甲斐駒ケ岳(標高2966メートル)などの峰嶺がいくらか見えています。

 霧ヶ峰富士見台の東南方向には、槍ヶ岳などの北アルプス連峰がなんとか見えています。日本は山国であることがよく分かります。

 そして霧ヶ峰富士見台の北側には、車山の南斜面が見えています。まだ緑色に染まる前です。7月半ばには、この車山の南斜面は黄色いゼンテイカ(通称はニッコウキスゲ)の花がたくさん咲く名所になります。

 霧ヶ峰富士見台では、時々、雨の降り方が強まります。非常に残念な天気になりました。


長野県北佐久郡立科町の北端にある女神湖では,クリンソウの花が咲いています

2021-06-09 00:05:05 | 旅行

 長野県北佐久郡立科町の最も北側部分にある女神湖の湿原では、クリンソウなどの春の山野草の花が咲いています。

 蓼科山(標高2531メートル)の北西側の山麓につくられた女神湖は南北に細長い紡錘形のかたちの湖です(少し西側に傾いています)。

 女神湖の水面は標高1540メートルです。

 麓の立科町の市街地では、晴れ間が出ている天気でしたが、女神湖などの標高が高い部分では、薄曇りです。

 女神湖の水面があまり美しい青色に見えません。

 蓼科山の北西山麓から流れ出た雪解け水が女神湖の南東側に広がる湿原を流れて、湿原を潤しています。

 その湿原のあちこちでは、花期を少し過ぎたクリンソウの花がたくさん咲いています。

 6月上旬になり、ほかの山野草が育つ中で、背の高いクリンソウの花があちこちで咲いています。

 背の高いクリンソウの花の近くで咲く山野草の花です。コバイケイソウの早咲きのもののようです。

 ニホンサクラソウの花は花期の終わりで、ごく一部でまだ少し咲いています。やはり、標高が高いので、ニホンサクラソウの花の一部がまだ咲いています。

 この湿原の周辺では、ズミの木が白い花を咲かせる直前で、蕾が膨らんでいます。高原らしいズミの蕾の様子です。

 ズミの木などがある森陰部分の草原では、よく見ると小さなチゴユリの花が密やかに咲いています。

 チゴユリは落葉樹の葉が落ちる場所で育ちます。白い色の花の大きさは約10ミリメートルと小さいです。

 女神湖の西側には、車山(標高1925メートル)の東面山麓がよく見えます。

 車山辺りは曇り空です。

 女神湖の周辺にあるシラカバ林の中では、レンゲツツジの花が満開です。

 約1カ月半ぶりに訪れた女神湖は、春の終わりから梅雨時に移り始めた季節の様子でした。


埼玉県比企郡嵐山町腰畑越部にある金泉寺ではアジサイの花が咲いています

2021-06-08 00:00:05 | 季節の移ろい

 埼玉県比企郡嵐山町腰畑越部にある金泉寺はアジサイの花が境内などでたくさん咲く古刹です。

 水田地帯に面した里山を背景に建つ金泉寺は、山号が大龍山という曹洞宗の古刹です。

 そして、古刹が立つ背景のスギ林などでも、アジサイの花が一面に咲きます。

 しかし、現在は埼玉県は、まん延防止等重点措置が宣言されている期間内で

す。

 このため、今年も昨年同様に「紫陽花祭り」は中止したそうです。

 本堂を囲む境内では、アジサイの花が梅雨らしい感じで、咲いています。

 スギ林のすそ野では、アジサイの花はあまり咲いていません。

 まん延防止等重点措置ではない、通常の「紫陽花祭り」の際には、本堂の前に、アジサイの花が綺麗に咲いた鉢植えが展示されます。

 園芸家の手が入って仕上げた鉢植えのアジサイの花はとても綺麗な出来栄えだったのですが・・。今年もこの作品を拝見できません。

 6月8日時点で、埼玉園・関東地方には「梅雨入り宣言」は出ていません。

 


長野県佐久市の東端にある佐久荒船高原では、ミズキの花が咲き始めています

2021-06-07 00:00:05 | 佐久荒船高原

 長野県佐久市の東端にある佐久荒船高原は、少し梅雨らしい雨模様の日々がいくらか続いています。

 午前6時30分ごろの佐久荒船高原の中心部にある“コスモスの丘”では少し靄が出ていました。

 佐久荒船高原の西側にそびえている八ヶ岳連山にも厚い雲がかかっています。

 森の陰にある斜面の部分では前日にかなりの雨量の雨が降ったようで、雨の流れで枯葉を押し流したようで、枯れ葉の山ができています。

 “コスモスの丘”の中に生えているミズキの木は白い小さな花を咲かせています。

 山陰の少し水が流れる部分では、まだクリンソウの花が咲いています。

 この大きな葉は、ウバユリの芽生えのようです。

 オオカメノキの白い花ではないかと推定している、木の花です。

 背の高い針葉樹の上で鳴く野鳥です。逆光で、身体の羽根の色合いが分かりません。

 身体の感じから、ホオジロではないかと推定しています。ホオアカだといいのですが・・。

 正午過ぎになり、薄曇りの天気から晴れ間になりました。

 正午過ぎの太陽光があたっている荒船山(標高1423メートル)の艫岩(ともいわ)です。

 荒船山は、佐久荒船高原の南にそびえています。

 佐久荒船高原の西側にそびえている八ヶ岳連山にも明るい日差しが当たっている感じです。

 花期を迎えたレンゲツツジは晴れ間に明るく咲いています。

 佐久荒船高原は次第に梅雨時の天気に移っていきます。梅雨時になると、夜中や早朝に濃霧が出ます。梅雨時のよくある現象です。

 

 

 

 


群馬県安中市松井田町の南に広がるる広大な農業地帯では、ソバの花がよく咲いています

2021-06-06 12:00:05 | 旅行

 群馬県安中市松井田町から南に向かって進むと、広大な農業地帯にでます。

 西側に妙義山系の東雲山が見える広大なのどかな平野部分は、もう少し経つと、こんにゃく畑が中心の農業地帯になります。

 安中市後閑にある園芸所のアイリスの丘からの帰りは、南側の富岡市に向かいます。

 一部には、麦秋を迎えたムギ畑も点在しています。

 今回驚いたのは、いくらかソバ畑があり、もうソバの白い花がよく咲いています。

 このソバの花の咲き具合は三毛作を狙うソバ畑なのかと想像しました。

 佐久市などのソバ畑は、まだ種を撒いた程度の感じです。それでも、佐久市では二毛作のソバ畑が多のですが・・。

 この広大な農業地帯は、こんにゃく畑が中心ですが、ムギもつくり、部分的には水利がいい場所では稲も植えています。

 ここでは一部では野菜もつくっています。

 ソバ畑の脇では、アジサイの花が咲いています。

 ホタルブクロの花も咲いています。

 安中市松井田町から富岡市に向かう台地は、珍しい農業中心の地域です。