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リョウの近況

筆不精のリョウが親・子・兄弟・親戚・友人・知人・幼なじみ達と彼らの友人達にお届けする究極のエコ便りです。

日本で眼科医に

2016-11-12 10:17:16 | NZにて
こんにちは!

NZはなかなか暖かくはなりませんが寒くもありません。冬特有の雨が毎日降っています。降っている時間は少なくなりましたが気温は17~18℃くらいで冬とあまり変わりません。

先日日本に帰った時眼科にかかりました。6月頃から気になっていたのです。
本を読んだりパソコンをしたりゲームをしているとなぜか涙がポロポロと出てくるのです。
別に悲しい本を読んでいるわけでもないのにです。なぜだろうと思いながらも切りの良いところまでと思い、涙を拭きながら本を読んでいました。

涙は普通のさらさらした涙ではなくちょっとベタベタした涙なのです。涙が出ていても痛くはないのでずっと本を読んでいると益々ポロポロ、ポロポロととめどなく溢れてきます。
きっと読書は止めて早く寝なさいということなのねと独り言を言いながらベットに入ったものでした。

9月に入って今度は目が充血してきました。
これは大変だと思いネットで調べると糖尿病からくる目の病気で失明することもあると書かれている項目もあります。私は糖尿病で現在薬を飲んでいます。

その心配事を人に話したら「もしかしたら花粉症じゃないの? 今スギ花粉が凄いらしいよ!」と言われちょっと戸惑いました。そうだここは今春なんだと、私の頭はまだ季節の感覚がイマイチ分かっていないようです。

ベトベト涙のせいか朝起きると目ヤニで瞼がくっついていることもありました。視力はそれ程変わってはいないと思っていましたが。
ベトベト涙と真っ赤な充血、どちらも痛みはないのですがとても不安でした。

日本に帰って直ぐ眼科に行きました。いろいろ検査をした後、結果を聞くと思いがけない診断結果でした。
何と「ドライアイ」ですって!
涙はとてもたくさん出てくるのですが・・・? と聞いてみるとドライアイというのは涙が出なくなるというのではなく体が目の危険を察して保湿を保つためにドロッとした(ベタベタした)涙を作って出すとのことでした。
簡単に言うと化粧水でも最近は保湿成分を保つために以前と比べて水っぽくなく少しトロッとしているのと同じなのだそうです。なるほどと思いました。
目の充血の方は日本に帰ったら全くなくなり先生も判断できないとのことでしたのでやはり花粉症だったのかなと思っています。(こちらに戻って来てからはまた充血しています)

とても心配していましたが解決して安心しました。一時は糖尿病からきている目の病気かとかなりビビっていました。

今までは確かに目を酷使していました。これからは少し意識して目を疲れさせないようにしようと思っています。

花火解禁日

2016-11-08 11:12:18 | NZにて
ハロー!

タイトルを見て えっ!どういう事? と思ったでしょう?
NZでは11月5日を「ガイ・フォークス・デー(Guy Fawkes Day)」と言って祝日ではありませんが花火をしても良いという日なのです。

実はここNZは花火禁止国なのです。なぜなら火事になるから、家畜や野生の動物が怖がりストレスを与える事からそれらを避けるためということだそうです。

しかし毎年11月5日は個人で花火をしても良いという日なのです。その3日前から販売しても良いとの事でスーパーやホームセンターで花火が売られていました。
正確には花火を買える日が1年の間この3日間だけということで法律では一応いつ花火をしても良いことにはなっているそうですが、現実はいつまでも保管するのは大変なのでこの日にみんなで楽しむそうです。
先週の土曜日(11月5日)は暗くなる9時少し前からあちこちで花火が上がっていました。私のアパートの周りは公共の場所ばかりなので花火の音は聞こえませんでしたが入り江の対岸ではみんなで楽しんでいる様子が見えました。

法律ではコンクリートの上で行う、公共の場所ではやってはいけない、花火を買えるのは大人だけ、18才以下の子供に花火を売ってはいけない(身分証明書の提示が義務付けされている)、花火をするときは必ず大人がいること。この条件が守られる人は花火をしても良いとのことです。消火用の水の用意は特にないそうですが。

なぜこの日なのか調べてみました。
それは約400年も前の英国の歴史にありました。

時は1605年、当時のプロテスタント信者のジェームズ1世はカトリック教徒を弾圧していました。
多くのカトリック信者が虐殺され、家や教会を焼き討ちされていたそうです。
そのため「ガイ・フォークス」という人が仲間12人と一緒に国王と貴族議員たちの一斉暗殺を計画しました。

国会の開会式の日に爆弾を爆発させるため地下トンネルを掘り貴族会館の地下に爆弾を仕掛け当日まで彼が爆弾の管理をしていました。
しかしその計画は直前に密告者によって通報され彼は逮捕されてしまいました。それが11月5日だったそうです。彼とその仲間は裁判後市中引き回しされ公開処刑されたそうです。

国民は王様が暗殺されなくて良かったと祝杯をあげて喜びました。
そしてこの事件を忘れないためにと翌年から「ガイ・フォークス人形」を作って火で燃やし祝杯をあげお祭りとしていたそうです。いつの頃からかこの日に花火もするようになりなりました。
それがこの「ガイ・フォークス。デー」の始まりとのことです。
NZは英国からの移民が多く彼らがそのお祭りを引き継いでいるのです。

しかし今では少なくともNZではただ単に花火をしてみんなで楽しむということだけのようですがたった1日だけというのはよくわかります。(実際には1週間くらい花火をしているようですが)
危ないのです。線香花火のような物もあるらしいのですが大多数の人は打ち上げ花火をするのです。しかも庭先で。花火を大量に買ってじぶんで改造してより大きな物を作ったりしている人もいるようです。

知人が子供と線香花火をしていたら燐家から打ち上げ花火の一つが横に飛んできて芝生が焦げ、その後その2つ先の家から同じく横に飛んできた花火が車のタイヤに直撃したとのことでした。
マナーが悪いので最近は禁止にするべきとの意見も出ているようです。

この日はあちこちで火災が起こるのは当たり前で消防署員は大変そうです。
チェコの年越し花火も似たような感じで辺りかまわず打ち上げるのでとても怖かったです。

余談ですが英語では「男・奴・友達」と言う単語の「ガイ(guy)」はこのガイ・フォークスという人を指す言葉が始まりで英国ではあまり良い意味では使わないそうですが現在のアメリカ英語では全く良い、悪いに関係なく普通に使われているそうです。

映画「TONO RISOKUDE GOZARU」

2016-10-31 16:51:17 | NZにて
ハロー!



10月29日から「NEW ZEALAND ASIA PACIFIC FIILM FESTIVAL 2016」(ニュージーランド アジア パシフィック 映画祭)が始まりました。(写真をクリックすると大きくなります)

そして昨日日本からの作品を観に行ってきました。
タイトルは「TONO RISOKUDE GOZARU」というものです。この映画が上映されるということは9月の下旬に知りましたがなかなかタイトルが覚えられませんでした。

日本の方は既にお分かりかと思いますがあの「羽生結弦」さんが殿様役で出演する「殿、利息でござる」というものです。
横文字でタイトルが書かれているので「リソク」という単語が中々頭に入らなくて何かお金に関係するような単語だったな~としか分からないのです。ある日ネットで調べて初めて「利息」とわかりそれからは迷うことなくタイトルが出てきます。漢字を目にするとしっかり記憶に残るものだと改めて日本人ということを意識しました。

この作品は勿論日本語ですが英語の字幕付きでした。最初にこの作品は1770年代の江戸末期における実話ですという案内が表示されました。磯田道史著の「無私の日本人」という本を映画化したものです。

当時の仙台藩の貧しい農民たちが殿様にお金を貸してその利息で村人の生活が少しでも楽になるようにと私欲をなくしてみんなで大金を集めるのです。子々孫々まで繁栄するようにと殿様に直訴するのです。
造り酒屋の「KOKUDA ya」は資材を投げ打って倒産をするのですがお殿様はお金に困っていたのでとても喜びお酒に使ってよいと3種類のお酒に名前をを与えます。
「KOKUDA ya」はまたお酒を造り始めお殿様が命名したお酒ということで売れに売れたそうです。

時代劇につきものの悪代官という人もいなく話せば理解してくれる良い人たちばかりです。お殿様も理解ある方で仙台の人たちは(日本人は)きっとこんな人たちが多いのだろうなと思いました。

終わった時は誰からともなく拍手が沸き起こり私も久しぶりに映画を観て拍手をしました。あちこちで「いい映画だったね~」と感想が聞こえました。

映画に出てくる作り酒屋の「穀田屋」さんは今でもお酒を造っているそうで最後に平成の「穀田屋」さんが写し出されました。

この映画を観て仙台に行ってみたいという声が聞こえました。私もその一人です。
素人の「羽生結弦」さんですが全く違和感なく堂々と殿様役をこなしていました。

久しぶりに感動した! 日でした。

ホームステイのおばさん

2016-10-25 12:48:40 | NZにて
ハロー!

先日一時帰国からNZに戻ってくるときのことです。
飛行機に搭乗すると私の隣の席には私と同じくらいの年齢の日本人女性が座っていました。
何となく不安そうな顔で「こんにちは~。宜しくおねがいします。」と律儀に挨拶をされました。
きっと隣にどんな人が来るのか不安だったんだろうなと思っていると話しかけてきました。

「一つ不安なことがあるのですが・・・。お尋ねしてもよろしいでしょうか? 随分昔、海外旅行に2回ほど行ったことがあるのですが出国カードを書いていたように思うのです。私は今書かないで来てしまったんです。大丈夫でしょうか?」

「大丈夫ですよ。今は出国カードも入国カードも書かないんですよ。入国の時に税関申告書だけを1家族1通だすだけですよ」

彼女はホッとしたようでした。それからしばらくいろいろ話をして時間をつぶしました。
彼女は60才を過ぎているそうですがこれから単身でホームステイをするためにNZに行くとのことでした。
少しでも英語が話せたらいいなと思いそれならホームステイが手っ取り早いかなと思ったそうです。
ネットでいろいろ調べNZならば近いし年配の人でもホームステイを受け入れてくれるというのがわかり、自分の条件も細かく伝え(京都にある代理店で日本語でメールのやり取りが可能だったとか)納得して1週間だけのホームステイなんだそうです。

自分は英語がほとんどわからないので初級から習いたいと申し出たところ教師をリタイアした70才代の女性を紹介してくれたそうです。
子供が4人いるが皆結婚して独立したので部屋が空いている、その一部屋を提供する、午前中3時間勉強し後は自由時間、食事は3食提供すると申し出があったそうです。
料金は聞きそびれてしまいましたが彼女の一歩踏み出す勇気に凄い人だなと思いました。

ちょっと聞いただけですが英語は本当に単語だけという感じで飲み物を頼むときも「おちゃ」とだけ言っていたりコーヒーを飲みたいけれどいまいち言えないところがあり私がコーヒーをお願いした時聞いてみると自分も飲みたいというのでCAにお願いしたら「凄いですね~、英語使いこなしていますね~」と褒められたりしたので謙遜ではなく本当に初心者なのだと思いましたがそれにしても凄い勇気ですよね。

NZに入国の時の税関申告書を書くときも少し教えてあげました。
風邪薬と酔い止めを持っているそうですが市販薬なので軽く考え持っていないと申告していましたがここは「持っている」と申告しないと罰金最低でも400NZ$(約3万円以上)をその場で取られますので気を付けてくださいとアドバイスしメディスンの所に〇をつけてもらいました。

飛行機を降りる時「頑張ってください」とお別れの挨拶をしたのですが入国後ロビーを不安そうな顔で何かを探しているようだったので「どうしました?」と声をかけてみました。
彼女は国内線を乗り継いでクライストチャーチに行くことは聞いていましたが日本で乗り継ぎのチェックインは済ませているのだけれど荷物を預けるところがわからないというので一緒に探したけれど見つかりません。
税関を通った後に乗り継ぎ客の荷物を預けるところがあったのではないかと思われますが既に外に出てしまっているのでそのまま国内線ターミナル(隣の建物)に行き昔のチェックイン カウンターの所で荷物を預けるようにとアドバイスしました。
現在のチェックインは全てセルフ チェックインなのでそれを済ませて昔のチェックインカウンターに行くと荷物を預かってくれるようになっています。

日本も最近自動チェックインを使っているところもありますがNZ航空では全て機械で自分でチェックインをしますが必ず傍に係りの人がいるのでそれほど心配することはありません。それに言語も選べるのでまず最初に日本語を選択すると全て日本語で案内が表示されます。

NZにおこしの際は税関申告をきちんと書いてください。とても厳しいので。(検査の人により厳しかったり甘かったりと言う人もいますが)









戻ってきました

2016-10-21 14:08:50 | NZにて
ハロー!

19日早朝無事NZに戻ってきました。
3週間という日々が経っているのにそれ程春を感じることもなく肌寒い朝でした。気温15℃、曇り空でした。

慌ただしかった今回の日本での生活でしたが孫にも会うことができ運動会や祖父母参観なども予定されていて参観できたのが何よりの癒しでした。

九州では母に会い一緒にホテルに泊まったのですがいつもとそれ程変化はないようでしたが私がNZに行っていることは既に忘れてしまったのか一言もNZについて問うこともなく「娘が東京から来た」と周りの人には言っていました。

東京に戻り病院に行っているとき母から何度も着信が残っていたので夜電話をしても怒っているのか電話に出ることもなく、翌日施設の方に電話をすると私が帰ってから急に体調を悪くしていてご飯も食べないとのことで午後から病院に連れて行く予定とのことでした。(気に入らないことがあるとご飯を食べないことが多くスタッフの方たちを困らせるのが常のようです)
その後電話をしても会話にならず「げんき~?」「あ~」「具合悪いの~?」「あ~」という感じです。

最後に飛行場から搭乗直前に電話。「今からNZに帰るからね」「???(何かのスイッチが入った感じ)」「もう時間がないから電話切るね」「あっ、元気でね!」最後は元気な声でした。(もしかしてまた仮病?と娘は思いました)

3週間の滞在でしたが東京にいたのは病院行きの時だけ、通算8日間だけでした。息子ともゆっくり話をすることもなく本当に慌ただしかったのですが生きているということを実感する日々でした。

孫パワーなのかホームシックにかかったかのように今は早く日本に帰りたい気持ちが山々です。

また図書館通いを始めましょう! と言い聞かせています。





一時帰国のお知らせ

2016-09-28 14:40:30 | NZにて
ハロー!

またまた突然ですが明日から約3週間一時帰国することになりました。

パソコンの調子が悪くクリックするたびに「このページを表示できません」のメッセージばかり出て来ていました。
対処方法の一つに「ページを最新の情報に更新」という項目がありそのたびに左上部の更新をクリックして見ていました。
ブログ友にコメントを入れても送信するとこのメッセージが出てくるしコメント欄には更新するところもないのでせっかく入れたコメントもどこかに飛んで行ってしまうのです。私のパソコンだけなのでしょうか?

いろんな人のブログを見てコメントし返事を頂くと会話をしているようでこれが唯一の楽しみでありましたのに9月に入ってからは一方通行の拝見するだけの淋しいものでした。

昨日シャットダウンをするとき更新プログラムがあるというので更新をして再起動することにしました。
時間がかかるし何度も再起動するとのことで完了の%もなかなか進まないのでそのまま電源を切らずにベットに入りました。
4時間後起きた時確認してみるとまだ続きでした。大丈夫かなと心配しながらもまたZzz~
朝起きて確認すると何と素晴らしくいろんなことがパソコンらしくなっていました。

ブログ友のテンプレートもしっかり見れるようになり、もしかして私のこのブログは?と覗いてみると何と数カ月ぶりにテンプレートが張り付いていました。
私が選んだ写真ではありませんがスバラシイ! 感動してしまいました。

まだ完全ではありませんが(最新の写真などは更新されずにそのままですが)取り敢えずブログらしくなってきて嬉しく思います。コメントもどうぞ飛ばないようにと願うばかりです。


今回の一時帰国は九州と鶴岡(山形県)に行ってきます。東京滞在中は病院に行くための予約を取っていますので残念ながらゆっくりおしゃべりする時間が持てません。
来年また帰って来るつもりですのでその時はお会いできればと思っています。

NZは先週末より夏時間になりました。日本との時差は4時間です。
またまた最近日本の修学旅行生が街に溢れています。中高生がほとんどですが中には私立の小学校からも来ていて驚きました。

今から出発準備です。明日早朝に家を出ます。

シビック・シアター

2016-08-19 00:22:37 | NZにて
ハロー!

昨日も今日も春のような温かい日差しです。21日(日)まで続くようです。
散歩に出かけても皆笑顔で今日は暖かいねと声をかけてきます。コートが邪魔になるくらいです。
季節的には日本の2月中旬の頃ですが暖かい日があったりまた寒くなったりするそうで、春はまだまだと言う人ともうすぐそこまで来ているよと言う人がいます。

さて先日国際映画祭のことをUPしましたが今日はその会場のシビック・シアター(市民劇場)について書いてみます。

この劇場は1929年に設立され当時は2750席あったそうですが2000年にリニューアルされ現在は2378席となっています。NZでは一番大きな劇場だそうです。

ロビーはそれほど大きくはありませんが(むしろ小さいと言う印象)壁や天井のイメージがアジアっぽく大きな木の葉なども彫られています。お釈迦様の座像もあったりでかなり凝っています。

中に入るとメルヘンチックで可愛らしい感じです。
天井はドーム型になっていて一般的な劇場のイメージとは全く違います。
舞台の両端は小塔のようになっていて天井まで伸びています。
そして天井は夜空のイメージで星がきらきらと輝いています。私は気が付きませんでしたが時々流れ星も見られるそうです。
このシビック・シアターは我が家から南に徒歩5分の所にあります。


下の写真の上段はシビックシアターの外観
中段は舞台
下段は天井です。 (写真をクリックすると大きくなります)
 
     

     

     

国際映画祭

2016-08-03 14:18:48 | NZにて
ハロー

7月14日から31日まで「ニュージーランド国際映画祭2016」がここオークランドで開催されていました。
この映画祭は新作は勿論ですが映画史に残るような作品も上映されるのが特長だそうです。
世界各国から集められたフィルムの数は140本にもなったそうです。
会場は数か所あるのですがメイン会場は一番大きな「シビック・シアター」で家から南に徒歩5分の所です。

友人に誘われて16日(土)午後から日本映画の「海よりもまだ深く」という映画を観てきました。
英語のタイトルは「アフター ザ ストーム(After The Storm)」 邦題と英語のタイトルになぜ?と思いましたが見終わった後になるほど・・・と言う感じでした。
今年のカンヌ映画祭でも上映されたそうです。
ストーリーは省きますが(ネットで検索お願いします)主演の阿部寛さん、真木よう子さん、小林聡美さん、樹木希林さんたちがそれぞれ味のある演技で良かったです。

18日(月)午前中モンゴルとアメリカのドキュメンタリ映画「ザ・イーグル・ハントレス(The Eagle Huntress)」を一人で観ました。
モンゴルのアルタイ地方に暮らすカザフ民族の人たちの中に2000年の伝統を受け継いでいる鷹匠たちがいます。偉大な鷹匠の祖父と父を持つ13才の少女が男性社会の鷹匠に入って行き大会で優勝し認められるまでの姿を描いたものです。初の女性鷹匠になった人です。

30日(土)午後からは私が一番楽しみにしていた「東京物語(Tokyo Story)」を観に行きました。
ご存知の方も多いかと思われますが1953年の映画、あの有名な「原節子」さんが出演している映画です。
私が幼稚園のころの作品で映画のタイトルなども知りませんでしたが「原節子」と言う名前はとてもきれいな人ということで随分前から知っていました。

そして感想は本当に可愛くてそしてきれいな人でした。
戦後の殺伐とした時代にあんなに美しく都会的な顔立ちだけれど爽やかで清楚で上品で言うことなしの美しさでした。
映画を通して庶民に夢と希望を与えたんだろうなと想像できます。

日本の映画だし古い映画だから混んではいないだろうと前日にチケットを買いに行ったのですが2階席で良いかと聞かれたのです。それでもしかして混んでるの?と不思議でしたが3本の映画の中では一番混んでいました。そして日本人より欧米人の方が圧倒的に多かったです。
友人にも声をかけたのですが「白黒でしょ?」と言われたのであまり興味はないのかもと思い一人で観てきました。

スタジオジブリの「ザ・レッド・タートル ある島の物語(The Red Turtle)」などアニメも沢山あり4才以上や8歳以上にお勧めなどとあり家族で楽しめるイベントでした。

料金 大人NZドル17,5(約1,300円)
   シニアNZドル12,5(約900円)







都知事選

2016-08-01 13:22:20 | NZにて
ハロー!

今日から早くも8月に突入です。お変わりなくお過ごしですか?
今日は朝から冬独特の曇り空、今雨も降り始め肌寒い天気です。しかしまだ暖房は入れていません。

昨日は東京都知事の選挙がありましたね。選挙権はないのですが気になって仕方ありませんでした。
先週は多忙の夫とは選挙の話はしませんでしたが行方は気になっていたようです。
こちらの時間では午後11時から開票が始まります。
接戦になるかもしれないと思いその前に入浴は済ませておきたいと夫はいつもより早めに済ませました。
11時にパソコンの画面をネットニュースに切り替えました。

そこでは既に「小池百合子当選確実」と発表されていました。
「え~~~! マジ~?」と二人ともかなり驚きました。
本当なのだろうかとあちこちのチャンネルで速報を見ましたがどこも同じ発表でした。
私たちは接戦で長時間になるかもしれないと思っていたのにあっという間に終わってしまいました。

それにしても小池さんぶっちぎりの勝利でしたね。
夫は投票率が低ければ増田さん、高ければ小池さんと予想していたので朝から投票率が気になっていました。
私は最初は筑紫さんと小池さんの戦いかと思っていましたが「巣鴨演説」の時から筑紫さんは脱落だなと。
毎回投票率の高いお年寄りをバカにしているのではと感じたからです。
週刊誌ネタは選挙中に出なくても、もし当選したら直ぐ出てくるでしょうし私の中では選挙にあまり影響はありませんでした。
質問に対してあまりにも勉強不足の返答に笑ってしまうほどでした。

それでは増田さんと小池さんの戦いか? と思っているとき自民党が増田さん以外の人を応援したら除籍処分にすると言ったことで気持ちは分からないでもないけれど何か変だなと感じました。本人だけではなく身内も処分の対象だとか? どこかの国じゃあるまいしと怒りさえ感じましたよ。
自由と民主主義の党であるはずなのにです。

そして元石原都知事の「小池さん厚化粧」の発言は同じ女性として全く失礼極まりない発言だと思いました。石原元都知事は好きでしたが政策についてあれこれ言うのは良いけれどこの厚化粧の発言は如何なものかと思いました。

私は自然のままが一番いいと思っているので本来ならばお化粧もしたくないくらいなのです。しかしあまり醜い顔をさらして出歩くのは周りに不快感を与えると思うので仕方なくお化粧をして出かけます。変身しています。一私人の私のような人は結構いると思います。
小池さんは有名人でいつも誰かに見られている立場なのですからいつもそれなりにきちんとメイクはしているでしょう。
普通の主婦でも例えば子供の結婚式や何かの行事の時などはいつもより丁寧にお化粧もするでしょう。
有名人は我々のその特別な日が毎日続いているのですからしっかりお化粧をしているのは仕方のないことだと思います。
ここで私は小池さん頑張れ派になりました。選挙権がない私の感想です。

もし弁護士の宇都宮さんが立候補していたらどうなっていたかわかりませんね。
結果的に小池さんの一人でも戦うぞという気持ちが勝たせたのでしょうか?

書き終えた今、外は晴れて太陽が顔を出しています。
サンルーム(ベランダ)でランチにしましょうか。ポカポカと暖かいです。





英語は難しい

2016-07-27 16:03:35 | NZにて
ハロー

こちらに来て私はシムフリーのプリペイド・スマートホンを買ったということは先日記しました。
最近プリペイドの残金が少なくなったので追加するため電話会社に行きました。
家から100mくらい東に下った所にあります。

長い行列ができているとき係りの人が前から一人ひとり要件を聞いていきます。
カードが使えない現金専用のレジが1つあり現金で支払いをする人で要件が簡単な人はそこで済ませれば早く終わるので声掛けをしています。
前の方から2人の人が抜けて行きました。それでも私の番まではまだ10人位並んでいました。
私に声掛けされたとき現金も持っていたのでキャッシュでチャージだけと言うとそのレジに案内されました。

私はこのお店で何の問題もなく2度チャージをしたことがあります。
ところが今回はチャージと言っているのにそれが通じないのです。??? 驚きました。

店員の若い女性にどんな要件なのかと聞かれたのでチャージしたいと言うとちょっと首をかしげていましたが「トップアップ?」と聞くのです。「トップアップって何?」と聞き返しました。
彼女が困っているのでチャージとキャッシュを強調しました。しかし状況は変わりません。
側にいた若い男性店員にもチャージの意味を聞いているのです。その若い男性店員もわからない様子です。

私何か発音が変なの?と思いましたが以前はちゃんと通じているのでまさか・・・と思っていると日本人ですか?と聞かれたのでそうだと告げると誰かを探していました。
このお店には日本人がいるのです。さっき並んでいるとき見かけました。しかし彼女は接客中です。

偶然私の前にここでチャージを済ませた日本人の若い女性がそこに居たのです。日本人と耳に入ったので顔をこちらに向けてきました。
私はすがる思いで事情を話すと「ここではチャージの事をトップアップって言うのですよ」と教えてくれました。

チャージ(charge)=トップアップ(top-up)

私は初耳でした。その日本人女性は1年前に当地に来たそうですがやはりチャージが通じなくて困ったとの事。その時はお店の人が休暇中の日本人の店員さんに電話をしてくれたので助かったとの事でした。

今では話すのが怖いのでインターネットでチャージもできるしネットでできることはなるべくネットを使ってやっているとのこと。他にも交通機関のカードや銀行のカードもできるのでお勧めとのことでした。

せっかく勧めてもらったのですが私はなるべく人と話したい(たとえ通じない英語でも)と思うタイプなのでこれからもお店に出向くと思います。

家に帰ってトップアップとチャージを調べてみました。
英語と米語の違いかなと思っていましたが料金を補充するときの一言はtop-upの方が良いのかなと思いましたが・・・? これからはtop-upを使うことにしようと思います。勉強になりました。





岩盤浴

2016-07-22 19:02:15 | NZにて
ハロー!

今日午後から岩盤浴に行ってきました。
NZに遊びに来てくれる人のために今の内いろんなところを下見しておこうと思っています。
インターネットでいろいろ調べていると日本人が経営している岩盤浴があることが分かりました。
それは我が家から徒歩5分の5つ星ホテルの中にありました。

岩盤浴は日本とモンゴルで利用したことがありましたが国によって多少システムが違ったので受付を済ませてからの流れを頭に入れて出かけようと思いホームページを見てみましたが日本語はありません。取り敢えず流れは分かったので当日英語が聞き取れなくても何とかなるだろうと思っていました。

近い内に行ってみようと思っていたいた矢先、なんと先週偶然街で会った一組の日本人ご夫妻がその岩盤浴を経営している方でした。
岩盤浴の話をしたら是非ご案内しますということで早速今日行ってきたと言うわけです。

受付に行くと何と日本人スタッフが2人もいるのです。驚くやら嬉しいやら、私はここで既にリラックスモードに突入です。
日本人経営なのでとても清潔で本当に気持ちよくリラックスできました。郊外に行くと多少安い所もあるようですが清潔さに欠けるとの話も聞いていたのでここに決めました。

受付をすると先ず着替えの服を貸してくれます。(ハーフパンツのジャージ上下と使い捨てのショーツ)
500mlの水、ロッカーのキー、タオル、バスタオルをもって更衣室で着替え。
岩盤浴の部屋には8人分のベットがあり男女同室です。(服を着ているのだから男女同室にすべきとの要望が多くシステムを変更したそうです)

10~15分お腹から温める。
5分休憩して水分を取る。
10~15分背中側を温める。
5分休憩して水分補給。
10~15分もう一度背中を温める。

以上が体に負担がかからず最適なのだそうです。
1回に45分~60分が良いとのことでした。

私はもともと汗かきなので部屋に入ったと同時にもう汗がポタポタと落ちていました。新陳代謝が良いらしいです。
終わった後はシャワーも浴びれますができれば2時間くらいはそのままにしておいた方が良いそうです。
潤い成分が出てきているのでそれをシャワーで流してしまうのはもったいないとのことです。
出てくる汗はスポーツの後の汗とは違って体の奥深い所から出ているので臭いもなくベタベタしないと書いてありました。
もったいないので私はそのまま帰りましたが本当にベタベタしてはいません。

料金は45分NZ$45(約3,375円) 60分NZ$60(約4,500円)です。
私は回数券45分20回分を買ってきました。これだと1回分約1,230円くらいです。お客さんにも使えます。一緒に行きましょう!

今日はお試しということで無料にしてくれました。ありがとうございました。







読書(5)

2016-07-15 23:09:56 | NZにて
ハロー!

最近は南からの冷たい風が吹いていて冬本番を実感しています。当地は南半球なので南極から吹く南風は冷たいのです。「南風=冷たい」という感覚もやっと慣れてきたところです。

最近家の中は毎日20℃くらいです。まだ暖房はつけていません。サンルームがあるためか部屋の中はそれほど寒くはありませんが多くの人は寒いと言って既に暖房を使っているそうです。

NZの暖房の多くはまだストーブを使っている家が多くCO2が問題になっているようです。
エアコンがある家は珍しくお金持ちの家だけだそうです。我が家はお金持ちではありませんが冷暖房のエアコンが付いています。でもまだ使ったことはありません。

昨日から強風が吹き荒れています。風向きによってホテルなどに掲げている各国の国旗がまるで固定されているかのように完全に長方形になびいていて「我が国の旗はこんなデザインなんだよ。しかっり覚えてね」と主張しているようで笑えます。いつもはどこの国旗なのか、どんなデザインの国旗なのかほとんど見ることはできなかったのです。

ヒューヒューと海鳴りの音が聞こえます。そして今日は雨が激しく降ったり止んだり日が射したりの天気でしたがこれがまさしくニュージーランド北島の冬の気候だそうです。1日の中に四季があると言われているそうです。

さて今週の月曜日に図書館に行ってきました。今回借りてきた本は自動チェックアウトはしないで最初からカウンターに並びました。これからもそうするつもりです。

6月上旬の読書

① ニュータウンは黄昏れて  垣谷美雨(かきやみう)著  (株)新潮社
② くじらの潮をたたえる日  高村透(たかむらとおる)著 (株)早川書房
③ 夢でまた逢えたら      亀和田武著         (株)光文社
④ 王妃の帰還        柚木麻子著         (株)実業之日本社


家に帰ってテレビをつけると珍しくニュースで日本の事を伝えていました。
「昨日は日本で選挙権が18才以上に改められて初めての国政選挙の日でした」
と高校生らしき人達を取材していました。
今回の選挙では19才よりも18才、その中で男性よりも女性の方が投票率が良かったそうですね。
私も6月26日(日)に在外期日前選挙に行って投票してきました。
  

携帯電話

2016-07-13 12:01:46 | NZにて
ハロー!

私はこちらに来てシムフリーのプリペイドスマートフォンを買いました。
これがあるといろんな国に行ってもその国の料金で電話をかけられるので安く利用できます。モンゴルに居る時もシムフリーのガラケーを使っていましたが日本の携帯会社ド〇〇社はシムフリーがなかったので(今はわかりませんが)帰国して普通のスマホを買いました。

日本の携帯電話料金は高いですね~。NZから日本まで携帯電話でかけると10分750円くらいです。ただし携帯電話は電話を受けた人にも料金がかかるので注意が必要です。

こちらで携帯電話を買った後息子に電話をしました。喜ぶかと思いきや「要件は何? 急ぎでなければメールにしてくれない? そっちが安くてもこっちは高いんだから!」とにべもない返事です。
 
私は受信した方にも料金がかかるのは知っていましたがついうっかり電話をしてしまったのです。
そうです受信した方にも料金がかかるのです。メールも同じく双方料金がかかります。

チェコに居た時友人がフランスに遊びに行き急用を思い出して大家さんに電話をしたらひどく叱られたと聞きました。何故かというと受信している方にも料金がかかるとのことでした。

いろんな人になぜ?と聞いたら不確かですが、いろんな国が人工衛星を打ち上げていてその衛星を使って携帯電話は通話ができる仕組みだとか。そのため同じ衛星を使って通話をするときや国同士が提携している場合を除き利用者双方に料金を負担してもらうことになっているそうです。

息子がチェコに遊びに来たとき日本の携帯をそのまま持って来ました。常に連絡を取り合ている人は旅行中ということを知っているのでメールでやり取りをしていました。
旅行中ということを知らない人からは普通に電話がかかって来ていましたが海外と知ると先方は慌てて電話を切りますがそんなことが何度もあると息子の携帯には国際受信料も発生します。

帰国して翌月電話料金の請求書を見て完全に間違いだと思える程桁違いにバカ高かったそうで間違いでは?とサービスセンターに言いに行ったそうです。すると明細を見せられて驚いたとのこと。
その時メールだけでも通話と同じように(金額は通話より安いでしょうが)料金がかかるということを知ったそうです。私も初めてそんなことを知りました。
海外旅行をするとき携帯電話は発信した方も受信した方も料金が発生するということを頭の片隅に入れておくといいかもしれません。そして日本は高いです。

何度も海外一人旅をする友人の中には実家に毎日決まった正時に3コールの「今日も元気で無事に予定通りです」と言うメッセージ代わりの呼び出し音だけを入れていると言う人がいます。これも安上がりでいいですね。

今はパソコンでスカイプをしています。携帯からでもスカイプはできますが事前にクレジット番号を登録しなければいけません。クレジットを使わない所につなぐ場合もです。ですから携帯ではLINEでのメッセージや無料通話を使っています。

日本でLINEを使っていた友人たちとの連絡は現在電話番号がわからないので使えません。
ごめんなさい。日本に帰ったらまた連絡させていただきます。















労働者の休暇

2016-07-09 12:34:16 | NZにて
ハロー!

先日ある食事会でNZに30年住んでいる日本人の方と同じテーブルになりNZについて興味ある話を沢山聞くことができとても有意義なひと時でした。

その中でも特に休暇についてはとても驚くほどの待遇ぶりでただもう羨ましいと思うばかりでした。

○ 休暇は毎年誰もが6週間もらえる。(1年目はもしかしたらもっと少ないかもとのこと)
○ もし使わなかったり残った休暇は翌年そっくりそのまま繰り越しされる。
○ 休暇を取るときは上司の決裁は必要はなく、同じ仕事をしている人とだけ調整をして相手の了解を得るだけで良い。
○ 休暇を貯めていてそれを会社に売って現金化することもできる。会社は現金化されないようにと休暇を取るよう積極的に勧める。
○ その他病気休暇、忌引き休暇もそれぞれ2週間くらいある。
○ 病気休暇の時は医師の診断書が必要だがプライバシーにかかわることなのでそこに病名を書いてはいけない。
○ 定年退職という制度はなく自分が働けると思えばいつまでも働ける。

休暇を貯めておいて家を買うときの頭金にする人もいるそうです。夫の職場の1人が先日1カ月の休暇をとってアメリカ旅行をして帰ってきました。見分を広めいい旅だったそうです。

定年制について、それで弊害はないのか聞くと年1度の健康診断でアドバイスはあるそうですが辞めてくれとは言えないそうです。
彼のチームには70才の同僚がいてやはり少し無理があるなと思うけれどそこは皆で何とかカバーしているそうです。そんなことを考えると自分は65才までと一応決めてはいると言っていました。

彼の会社は誰でも知っているような大手なので特別なのかと思って調べてみました。

法律では年次休暇は最低でも1年に4週間は与えなければいけない、休暇を現金化することができる、病気休暇、忌引休暇も2週間、病名は書いてはいけないなどとなっていました。

夫の職場でも現地職員は同じようなことだったので知ってはいましたがやはりそうなのかと改めて思った次第です。

日本人に同じようにこれだけ沢山の休暇があっても我が夫世代では休暇をもてあそんでしまうのではと思っていました。若い世代ではどう思うのでしょうね。
休暇を現金に換えられるとのことなのでそれなら良いかととも思いますがその代り退職金という制度はありません。


ダッカのテロ

2016-07-06 12:14:18 | NZにて
ハロー!

バングラデシュの首都ダッカで今月1日(金)夜9時過ぎ(現地時間)日本人を巻き込んだテロがあり7人の日本人が尊い命を落とされました。
ご遺族の方々には心よりお悔やみ申し上げます。
また救出された1名の方も命に別状はないとは言え心にははかり知れない傷を負われたことと思います。
お見舞い申し上げますと共に1日も早くお元気になられますようお祈りいたします。

数年前にもアルジェリアで日本人がテロに巻き込まれた事件がありましたね。あの時も10人(?)の日本人が命を落とされました。残念でなりません。

ご記憶にある方もいらっしゃると思いますが1970年代初め日本赤軍のメンバー3人がイスラエルのテルアビブ空港で無差別に銃を乱射し30人近い民間人を殺害した事件がありました。
アラブ人が敵対するイスラエルでの銃乱射だったので彼らはアラブ人に英雄扱いされました。(3人の内1人は射殺されもう1人は自爆死)
もう1人は逮捕されイスラエルで裁判を受け終身刑となりました。
しかしその十数年後イスラエルとパレスチナとの捕虜交換で釈放されレバノンに政治亡命したと聞いています。彼はイスラム教徒になり皆から尊敬されているそうです。

この事件はアラブとイスラエルの間の問題なのに、全く関係のない日本人が無差別に多くの民間人を殺害したとして世界中に大きな衝撃を与えた事件でした。
もともとコーランには自殺は罪になるということが書かれていたそうですがこの3人の日本人が犯した事件から一部のイスラム過激派では自爆はジハード(聖戦)だとも解釈されるようになったと聞きました。
そこには第2次世界大戦での特攻隊のことも絡んでいるとのことです。

その頃のイスラムの多くの人は日本人に対して悪い感情は持っていなかったようです。偶然日本人を誘拐した犯人が後で彼が日本人だと知りとても驚き大事に扱われ6週間後に無事解放されるという事件がありました。犯人たちにはとても大事に扱かわれたそうです。

私は以前アラブの国テュニジアに住んでいたことがあります。
ラマダン(断食をする月)はイスラムの人たちは基本的に(一部例外もあり)日の出から日没までは飲食はできません。つばを飲み込んでもいけないそうです。
日没と共に一晩中飲んだり食べたりします。お酒はもともとダメですがこのラマダンの時はタバコもダメです。禁煙しなければいけません。
ラマダン中は日が暮れると一時間くらいはシーンと静まりかえった時が流れます。(食事中のため?)
その後は大勢の人が外に出歩いて騒がしく、言葉もわからないので怖いくらいでした。みんなかなりテンションが上がっているのでイスラムではない人は外に出かけるのは危険と感じていました。

当時のテュニジアは比較的治安は良かったのですが時々イスラム原理主義の人たちとそれを取り締まる政府機関とで打ち合いをすることはありましたが庶民を巻き込むことはありませんでした。

今のように日本政府から外出は控えるようになどのお知らせはなかったと思いますがラマダン中は身をもって危険を感じていたので夜は外出はしませんでした。
特に夏の時期のラマダンは昼間の時間が長いので彼らは皆大変そうです。(イスラムの国は太陰暦を使っているので1カ月は28日計算。1年は13カ月で毎年11日づつ日にちがずれていきます)

湾岸戦争の時、もし家に突然過激派の人たちが押し入ってきた時はアラビア語は分からないけれどコーランの一節「アッラー アクバル(神は偉大なり)」と言うことにしようなどと冗談とも本気ともなく話していたこともありました。

今回の事件でその時のことを思い出しました。
私の周りにいたイスラムの人たちは皆良い人たちばかりでした。