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ある日 ある時

東奔西走の3日間

2023年06月04日 | Weblog

5/30身内の訃報が突然入り、急遽大阪府堺市に出向くことに。

 

この日から、堺東駅周辺のホテルを探して予約を取り、

JR新幹線往復切符を取り6/1に出発。

6/2にお見送りお骨上げをして6/3午後無事帰宅した。

 

独身者が病院入院中に逝去し、親族が遠隔地にいる場合、

こちらが依頼すれば、病院が葬儀場を手配し、

依頼を受けた葬儀社の方が、病院から搬送し霊安室で告別式まで安置してくれる。

堺市(人口80万人)の火葬場が一軒しかないこともあり

ここに空きがない限り、葬儀社の方で待機することになる。

それと、死亡診断書と死亡届(一枚の用紙)も、逝去した病院を管轄する役所に、

葬儀社から届け出をし、火葬許可証(埋葬許可証)を取ってもらえる。

 

滞在期間が限られているものにとって、

公的手続きを如何にスムーズに行えるかが勝負どころで、

6/1は、本当に、「東奔西走」という言葉は、

こういうことに使うためにあるのだと思えるくらいの一日だった。

 

6/1お昼ごろに堺東駅に到着し、すぐ堺東駅近くに取ったホテルに荷物を預け、

堺市堺区(東)のホテルから、堺市北区にある入院先の病院へ向かい、

故人の公的書類(後期高齢者医療保険証・介護保険証・高額療養認定証)を受け取り、

中区にある葬儀社に行き、預かってくれている死亡届のコピーを受け取り、

住民票のあった西区区役所に出向き、各保険証の資格喪失届を出し、

大変お世話になった、堺区(東)にあるケアマネさんのセンターに行きお礼をし、

夕方堺区のホテルにチェックインできた。

 

半日でこれらをすることが出来て、ほんとうによかった。

全て、タクシー移動が出来たおかげである。

病院・葬儀社の方に手配してもらったり、運よく停まっていたタクシーをゲットできたり

、西区役所の前からバスにすぐに乗ることが出来たり(交通の要所付近にホテルを取るととても便利)とラッキーが続いたことが大きい。 

 

翌6/2は、AM8:30に年金相談センターへ年金喪失届をだして、公的手続きは90パーセント完了。

あとは、年金支給用通帳を止める手続きのみなので、6/14までに全国郵貯窓口に行けば、

どこでも手続きが出来る。通帳の番号が不明ならば、

関係性のわかるもの(戸籍抄本や住民票やマイナンバーカード)を持参していれば、年金保険課窓口で教えてもらえる。

 

しかし、6/2の堺市は、深夜から台風の影響で大雨がふり、傘をさしていてもびしょ濡れになるく

らいとても大変な日だったので、移動をするにも一苦労で、

タクシーも捕まらない状況を話して、葬儀社の人にホテルまで迎えに来てもらい、

帰り火葬場からホテルの送迎もしてもらい、ほんとうに助かった。

 

6/2は新幹線や在来線も不通になるなどしていたので、

追加の連泊をすることにして、翌日ゆっくり帰途に就く判断をした。

 

6/3は、昨日の天気が嘘のように晴れ渡ってはいたが

奈良県や和歌山県に大雨被害が出ていたりして、

JR在来線などが使えそうになかったので、阪堺軌道阪堺線という俗に「チンチン電車」を

利用してのんびり天王寺まで出ることに。

広島の市電とは違い、浜寺駅と天王寺駅を結ぶ、ほぼ直線線路を走る堺市民の足の電車。

 

天王寺駅について、思わず空を見上げると、ビルに「abeno harukasu]の文字が見えた。

ここにあるとはつゆ知らずな私だったが、

アベノハルカス300mに立ち寄って、展望室59階でランチをすることに。

まさかの展望室ランチで、60Fで遠くに大阪城や通天閣などを探して楽しむことも出来た。

 

この日は、東海道新幹線(のぞみ)は不通で、山陽新幹線(さくら)は一時間に一本程度の新幹線しか走っていなかった

ので、新大阪の駅は、みどりの窓口に並ぶ人や、思案に暮れて立ちすくむ人など

大勢の人でごった返していたが、

火葬場での待ち時間中に、火葬場近くのJR駅で、特急券の変更手続きをしていたので、

13:23のさくらに乗り込むことができ16:00頃帰宅できた。

 

最後独身であれば、自分の葬儀の事や数々の手続きを含め、後見人乃至、

きちんと親族の誰かに頼んでおかないと、

安心してあの世に行くことが出来ないようである。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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