goo blog サービス終了のお知らせ 

クロス豚がゆく

やりたいことは増える一方、しかし自分の時間は減る一方。
そんな中での悪あがきと迷走の日々。

クロスライダーの健康診断

2005-12-21 22:22:25 | 自転車
クロスライダーがやってきたのは今年の6月。
整備の知識もないくせに、無謀にもインターネット通販での購入だった。
半年何とか無事にやってきた。
通販には珍しく、同じ系列のリアル店舗で半年目と1年目に無料点検を受けられるという特典が付いていた。
普段は注油ぐらいしかしていないし、先日「余計なこと」もしてしまった。
整備状態に不安がある今、これを利用しない手はない。
休日に、およそ10km離れた最寄の店までサイクリングすることにした。

さて当日、アーミーコートにジーンズの服装で出発した。
前の日まで素手でも平気だったので手袋は持たなかったが、マンションを出ると
木枯らしが吹き荒れている。
強烈な向かい風に、10分もしないうちに鼻は詰まり指先の感覚がなくなる。
ペースも一向に上がらない。
スキーグローブでもしときゃよかった…
何とかだましだまし2時間近くかけて店に到着、店員に無料点検を依頼した。

項目はブレーキと変速機の調整、各部の増し締め、タイヤの振れ取り・空気圧の点検である。
およそ20分後、店員に呼ばれた。
「お客さん、オイル注しすぎ。リムにまで油回ってます」
うーむ。初めて買った自転車と逆上して、ほぼ毎日注していた。ご指摘ごもっとも…
「異音が出る件、クランクのセンターねじが、手で回るほど緩んでいました」
毎日乗っているのに、気づかんかった…
「タイヤは振れも空気圧も問題ないけど、ブレーキが。リアは右側しか動いていません」
…我ながら、今日までよくご無事で

せっかくの機会だから整備についていろいろと質問した。しかしその時は分かった
つもりでも、肝心の要点は帰宅までにほとんど忘れてしまい、
「何かあったら、いつでも持ってきてください」というセールストークぐらいしか
思えていない有様。
最近、覚えることはケータイとコンピュータ任せだもんなぁ…

無料の自転車整備から、おのれの頭の中身が恐ろしいほどに退化している現実を、
思い知らされることになるとは。
頭もたまには使わんとあかんなぁ…
要点をはずした我流の整備と頭への刺激が少ない日常をひとり反省。

余計なことをしたばっかりに…

2005-12-09 23:52:25 | 自転車
月曜日、休肝日にした。
そのためか日付が変わろうとしているのに、目がさえる。
仕方がないから、ひと仕事…
愛車・クロスライダーの後輪リムの振れが気になっていたので
ニップル回しを手に、薄暗い玄関に停めてある自転車に向かった。
それが「余計なこと」だった。

これを書いている今もそうだが、実はリムの振れ取りの方法をほとんど知らない。
ひどいことに、その時はスポークのテンションを上げるためにニップル(リムと
スポークをつなぐねじ部分)を回すべき方向さえ、あやふやだった。
そもそもリム、スポーク、ニップル…これら部品の呼び名さえ今も正確には知らない。
要するに、ゆがんでいる側のスポークのテンションを上げれば(ねじを締めれば)いいんだろう、
そんな実にアバウトな感覚ではじめてしまったのだ。

作業を進めていくにつれて、後輪リムの振れは次第に大きくなっていった。
午前3時、タイヤがフレームに干渉するようになり、ついにうんともすんとも回せなくなってしまった。
もはや振れをどうこうというレベルではない。
とりあえず後輪を自転車からはずして自立スタンドに取り付ける。
スタンドをぎりぎり地面に触れるぐらいの高さにして、接地部分には目印を付けて基準にした。
タイヤを回してみると地面をタイヤがこする部分がある。左右もすごい振れだ。
そこから奮闘1時間、フレームにこそ干渉しなくなったが、調整もむなしく
常時ブレーキを引きずる状態。
ついにギブアップした。
火曜日の自転車通勤は、あかん…
油だらけの手を洗って、悶々としながら眠る。

翌朝、覚醒しない頭のままバイク出勤。当然仕事にも身が入らない。
昼休み本屋に行き、自転車メンテナンスの本を立ち読みした。
…フムフム、全部のスポークを同程度に締めることが基本中の基本ね…
後輪リムは、フリーハブ側とスプロケット側でスポークのテンションが違うのね…
調整では、一度に40度以上締めると、ほぼ間違いなくずれるのね…
ずれがひどくなると、組みなおしが必要なのね…
…とんでもない事に手を出してしまった。

残業を終えて夜9時に帰宅、タイヤとチューブを後輪リムからはずし、リムだけを自立スタンドに取り付けて、明るいリビングに持ち込んだ。
手始めにスポークを数えてみる。
32本!! これらをすべて均等かつバランスよく調整しなきゃいけないなんて…

落ち込んでも仕方がない。立ち読みで学んだとおり、すべてのスポークの二っプルをいったん緩め、
ねじ山が隠れるギリギリのところまで締める。
それからすべてのニップルを2回転。また2回転、またまた2回転…
すべてのスポークにテンションがかかるまで繰り返す。
テンションがかかると今度は20度ずつ、すべてのニップルを締めてからリムを回してみた。
左右の振れは結構あるが、上下の振れは明らかに前日よりまし。
夜10時半、タイヤをリムに取り付けて自転車にセット、ブレーキパットを基準に
振れの微調整を始める。
ここを20度、あそこを20度、こっちは緩めてあっちは締めて…
日付が変わる頃、ようやくブレーキパットに干渉しなくなった。
もうやめておこう…
購入後半年の無料点検・整備がそろそろ受けられるはずだ。あとは任せよう。

翌日水曜日、不安を抱えながらとりあえず自転車出勤。
走行感の悪化がないか心配だったが、拍子抜けするほど順調に駐輪場へ…
最後の悲劇はそこで訪れた。
前日はバイク通勤、しかも2日連続で深夜に及ぶ作業…
注意力散漫だったのだろう。
出掛けに家の鍵を無造作にポケットに突っ込んだのだが、いつもなら付いているはずの自転車の鍵が、ない!!
場所は渋谷、盗まれないだろうか…
いくら心配でも、当然オフィスには持ち込めない。昼休みまで実に不安な2時間を過ごす。

正午、脱兎のごとくオフィスを飛び出し、東急ハンズで3000円もする鍵を買って駐輪場に走った。
クロスライダーとヘルメットは、幸いにも無事だった。

今回の教訓―余計なことをするな、思わぬ災いを招いてしまう。

証明写真

2005-11-20 11:50:23 | 自転車
土曜日、クロスライダーで久しぶりに荒川へ。
中華そば伊藤で腹ごしらえして、河川敷を海までという
のんびり休日の定番コースだ。

午後1時半、河川敷には上流から下流へ、かなり冷たい風が吹いている。
のんびりサイクリングのつもりが、かなり高速で流すことになった。
モーターボートが荒川―隅田川間ロックゲートを渡る様子を見るために
10分ほど立ち止まったにもかかわらず、1時間弱で河口に到着。

新しく付けたワイヤレスタイプのサイクロコンピュータ・CC‐MC100Wは
アベレージ、マックススピード、純走行時間を記録する機能がある。
JR王子駅前など市街地走行を含む、自宅から河口までのアベレージは21km/h。
同行していた相棒が乗っているのはルイガノTR‐2。
7段変速で乗り手も小柄なので、普段はアベレージ20km/hもかなり難しい。
しかも荒川は17kmポスト付近からなので、河川敷のアベレージは30km/h近くか…
マックススピードも記録更新か、期待が高まる。
…100.9km/h!?
追い風だったこともあり40km/hも楽勝だった。しかし、期待を上回りすぎ…

そのとき、フリースジャケットのポケットに入れていた携帯が鳴った。
メールの着信だ。そうか…
テレビ近くに携帯があると、電波に干渉してバリバリ音を立てる。
それと同じことがサイコンでもあったのだろう。

本当のマックススピードは幻になった。
でもマックス100.9km/hは、それにしてもなかなか見られないだろう。
電池残りの少なくなったデジカメで、証明写真をパチリ!
さあ帰りはどこに寄ろう…

自転車、その隣には…

2005-11-11 10:52:01 | 自転車
オートバイが交通事故と隣り合わせ、ということは
ほとんどの人に異論はないはずだ。
しかし自転車に危機感を持って乗っている人は
ほとんどいないのではないか…

僕のオートバイ歴はもうすぐ20年になる。
事故もいくつか経験した。
今年になって自転車に乗り始めた。
自転車は基本的にはバイクと同じぐらいリスクがあると感じている。
登り坂はともかく、クロスライダーでも普通に漕げば
簡単に30kmぐらいのスピードは出る。
下り坂では言わずもがな。
いくら人や車がいないから、車道じゃないからと
油断していると、とんでもない目に遭う。

このブログを開く前のことだがその日、
やや遅くに家を出たので、始業まで時間がなかった。
いつもよりペダルをしっかりと漕いでいた。
池袋から戸塚警察まで、都電沿いの下り坂、
いつもほとんど歩行者のいないので歩道を走る区間だ。
ここまでの力漕の休憩休憩と、歩道を快適に走っていた。
そして敵は、いきなり右側から来た。
軽自動車!!!

急ブレーキでジャックナイフ状態になったクロスライダーに
軽自動車が接触、ぼくは投げ出された。

都電の踏切りを渡るため、軽自動車は車道から
ほぼノーブレーキで左折してきたのだ。

怪我をしなかったのは、不幸中の幸いとしか言いようがない。
ジャックナイフ状態になったとき、
目前に軽自動車のボンネットがあった。
接触の直前で反射的に右足が出て、
そのボンネットを蹴り上げていたのだ。
おかげでボンネットを踏み台に
空中回転(ばく転)状態、
体のどこも打たず、アスファルトにしりもちをついただけですんだ。
自転車への被害も、最小限ですんだようだ。
各部破損もゆがみもない。
軽自動車の運転手を見た。
電力系の会社の人のようで、呆然としている。

交通事故にすべきと思ったが、
会社に報告しないといけなくなるのがイヤだった。
自転車通勤のことで、とやかく言われたくない。
始業までの時間もない。
本来すべきではない、馬鹿な選択とは思ったが、
運転手に窓を開けさせ、
危ないじゃないかと言い、
すみません、と相手に言わせただけで解放した。

毎日見かける
交通量が多い車道を逆走してくる自転車。
夜、無灯火で走る自転車。
見通しの利かない角を飛び出してくる自転車。
あなたたちが思っている以上に危ないんだよー、
だれもあなたの行動を見ていないし、よけてくれないんだよー。
自分のためにも人のためにも、もっと気をつけたほうがいいよー。

誤差が大きいのは、どっち?

2005-11-01 03:03:07 | 自転車
サイクロコンピュータは
CATEYEのCC‐VL110を使っていた。
カロリー表示があるから
減量の励みになるかも、という
いかにも減量目当ての初心者らしい選択だった。
クロスライダーのタイヤサイズは700‐38Cだ。
タイヤサイズから速度や走行距離を割り出すこのモデルに、
700Cのタイヤサイズ設定はない。
どうせ目安程度だから―と、27インチ設定で使っていた。

ところが相棒が26インチタイヤのルイガノを購入し、
同じサイクロコンピュータを付けたから、話がややこしくなった。
ふたりで一緒に走っているのに、
走行距離に大きな差が出るのだ。
たとえば
ぼくの走行距離は50kmに満たないのに、相棒が54km。
10kmあたり1kmの誤差は気になる。
CC‐VL110には26インチ設定はあるが、
700C設定はない。
となると、誤差が大きいのは、やはり700Cのクロスライダー?
比較対象が身近にいると、目安とはいえ
疑念が起こってしまい心穏やかではない。


そんな状況を、相棒からのメールが動かした。
表題は「ライト盗られた」
久しぶりに自転車で出勤したところ、
前照灯2つとサイクロコンピュータを、
駐輪中に盗られてしまったのだ。
不愉快な事件とともに、
サイクロコンピュータ交換の機会は訪れた。

ぼくが使っていたサイクロコンピュータを、
相棒に使ってもらうことにして、
新しいサイクロコンピュータを買いに行った。
候補はタイヤ周長をセットできるモデル。
3000円ぐらいからあった。
その中で相棒は、CATEYE製CC‐MC100Wを強く推した。
なんとプレゼントしてくれるという。
ぼくのサイクロコンピュータのほぼ3倍の価格なのに、
申し訳なく思いながらも甘えることにした。

出勤ルートで早速誤差がどの程度か、確認した。
CC‐VL110(27インチ設定)では片道11.7kmだったが、
CC‐MC100W(速見表で設定)では片道11.9km。
思っていたほど誤差は大きくない。
CC‐VL110、27インチ設定でも
十分目安になっていたことになる。
となると、新たな疑念がわいてきた。
CC‐VL110で、誤差がより大きかったのは、
実は26インチのルイガノの方だったのかも…

さておき、タイヤ周長を設定できるのだから
CC‐MC100Wの精度は、もっと高められるはずだ。
これからゆっくりと煮詰めていこう。

リムの振れ取り

2005-10-25 01:18:20 | 自転車
4ヶ月前、通販で買ったクロスライダー。
実はわが三十?年の人生、
もらい物拾い物以外では、初めての自分の自転車である。

もともと、機械好きである。
初めて買った150MHZのCPUを搭載したIBMのパソコンも分解、
マザーボードの情報を集めて400MHZにクロックアップして
東京転勤直前まで使っていたっけ…
愛車70プラドやバイク(10年6万km突破の初期フュージョン)も
カーナビ取り付けはもちろん、電装系は自分の手が入りまくっている。

でも、自転車の調整については何も知らない。

納車直後から気になっていたことがあった。
前のタイヤが波打って見えるのである。


調べた結果、車輪の金属円周部分の部品「リム」が
ゆがんでいるらしいことがわかった。
根気は要るが、スポークの張りを調整することで、
ゆがみを修正できるらしい―
そのうち店に調整に出そう。と思っているうちに、
気がつくと走行距離2000km突破―
不便は感じなかった。
しかしパーツへの注油は週1回以上、シフト不調を経験し、
ワイヤーの初期伸び調整を覚え、クロスライダーへの愛着も急速に増していた。
「根気の要りそう」なリムの振れ取りも、
やってもみようかな?ぐらいにはなってきた。

金曜日、昼休みに東急ハンズに行ってニップル回しをGET、
帰宅と同時に、2台(!?)の自転車をひっくり返した。

実は、世田谷区(家から遠い)の店で買った相棒のルイガノも、
後輪がブレーキに干渉するようになっていたのである。
「根気のあるうちに、相棒の自転車だけでも調整してやろう」という殊勝な理由で
(内心、「クロスライダーの調整に備えての人柱人柱…」と思っていたかも?)
ルイガノから着手。

スポークを締める方向、時計回し?反時計回し?―
かなり危険なレベルで迷いながらの作業。
回転させたリムが、ブレーキパットに近寄り遠ざかっているのを
なくしていけばいいやと、小1時間かけて2台分4本のリムを調整。
中には、手で回せるほどに緩んでいるスポークもあった。
あぶないあぶない…

日曜日の午後、荒川サイクリングロードを走る。
感動…車輪がまっすぐまわっている!
一直線にまわるタイヤに思わずほほが緩む。
江東区潮見まで足を伸ばし、明治通りをたどって52km走行。
帰宅前に西巣鴨の温泉「さくら」に立ち寄り、大ジョッキと枝豆で乾杯―

まだまだ知らないことだらけ。でもいじると確実に変わる…
自転車も、機械好きにはたまらない。

自転車通勤のルート

2005-10-13 01:16:50 | 自転車
愛車・サテンブラックのSPECIALIZEDクロスライダーには、
充分に油が差してある。
天気もさわやかな秋晴れ、実に6日ぶりの自転車通勤だ。

板橋駅近くの自宅から職場のある渋谷までの
ルートはおよそ12km、片道40分の道のりだ。
明治通りを新宿7丁目まで。
職安通り、税務署通り、青梅街道の成子天神下交差点を横切って
西参道へ。
もっと走りやすいルートもあるかもしれない。
でも、池袋でスクランブル交差点が1回ある以外は、歩道でも
歩行者があまり多くない。そこが気に入っている。

それに毎朝必ず出会う「なんとなくの顔見知り」も増えてきた。
千登世橋から馬場口までのアップダウンですれ違う自転車
(2台持ってて使い分けている模様)、
山手線と中央線の間で、ママチャリに乗って
車道を逆送してくる小麦色のおねーさんなどなど。
見かけない日はなんとなく物足りなくなるから不思議だ。

そして帰り道、夜を迎えた街の喧騒はどうも苦手だ。
そのため、車道をタイムトライアルさながらに激走!となることが多い。
本当はのんびりと安全第一に、
寄り道が出来るぐらいの心の余裕も持ちたいんだけどね…

禁断症状

2005-10-12 00:22:02 | 自転車
金曜日、自転車通勤を休んだ。
そのときはこんなに長く、自転車に乗れなくなるとは思っていなかった。

土曜日、海外に赴任する義理の姉が、
実家に植木を運びたいというので、朝から手伝いに出かけた。
軽く考えていたのだが、実際は1トントラックがいっぱいになるほどの量。
夜までかかった。
その帰り道、車の中で相棒がひと言
「今日は疲れた。気分転換に、明日はとおーくへ行きたい
気分転換に荒川へ、とはいえない。 

月曜日・10月10日、実は結婚記念日だったりする。
相棒は仲間内では有名な雨女。
当然のように天気は
それでも記念日には、粗食を許さない。
ポテトチップと揚げ物をこよなく愛する相棒は
ニッコリ微笑んで、昼はとんかつ、夜はジンギスカンを選んだ。
当然ビールもすすみ、運動不足とあいまって体重はV字復活

夜、なかなか乗れない自転車を拭き、油を差す。
最近買った液晶テレビから、天気予報が聞こえてきた。
♪~関東地方、明日は朝夕に雨が残ります。
  東京の降水確率は50%… 

_| ̄|○
夜中、部屋から自転車を出して
マンションの廊下を1周、デジカメで撮影した。

明日こそ、晴れてくれますように…