goo blog サービス終了のお知らせ 

クロス豚がゆく

やりたいことは増える一方、しかし自分の時間は減る一方。
そんな中での悪あがきと迷走の日々。

ルイガノTR-2のパーツ交換

2013-03-31 18:25:02 | 自転車

まもなく8年目を迎える相棒の愛車(ルイガノTR-2)のパーツをアップグレードすることにした。

週末にたまに乗る程度ということもあり、通勤の足となっている我がクロスライダーとは異なり、

ブレーキパッド以外はパーツを交換していない。

最低でも、タイヤとワイヤー類は交換する方が良いだろう。

 

さらに4月3日、相棒は誕生日を迎える。

本人が望むかどうかわからないが、自転車を相棒向けにアレンジすることをプレゼントにしてはどうだろうか。

 

後ろに付いたときに見ていると、相棒が平地走行で常用しているギアは2~3速、

これでは坂道を登るための軽い方のギアが1枚しか残っていない。

購入時に取り付けられていたギア(ペダルクランク42T 後輪12-28T)比が相棒に合っておらず

ペダルが重過ぎるようだ。

脚力に合わせてペダルクランクを小さいものに変えて全体のギア比を軽くするとともに、軽い方のギアをもう1枚追加してはどうか。

幸い、我がクロスライダーに付いていたAlivioの8速コンポとカセットスプロケット(11-32T)が余っている。

このパーツ交換で、ペダルが重い問題は多少改善されることになる。

平地での常用ギアも4~5速辺りになり、軽い方のギアが3枚残ることになり、坂道も多少走りやすくなるだろう。

 

このようにして、交換するパーツが決まっていった。

3月はじめに主なパーツを手配し、週末や夜間の主に相棒の居ない時間を活用して作業を進める。

 

最初に届いたのが8速化のためのホイールセットだったので、1回目の作業ではホイールを交換。

ホイールは、専門店の通販で、MavicのXC717をDeoreXTのハブで組んでもらったもの。

これだけで元々の自転車の購入費の4分の〇…(勿体ないとバカにされるので、言わない。)

(写真は本日撮影(全作業終了後))

元々のホイールからタイヤを外すとき、タイヤビートから固くなったゴム片がぱらぱら落ちる。

タイヤの溝は残っているが、本人の好みで選ばせて、最後の段階で交換することに。

そして、リアディレイラーは元々はTourneyが付いていたが、クロスライダーに付いていた

8速対応Alivio(RD-MC20)が余っていたのでこれを移植し、ブレーキとディレイラーのワイヤーも交換。

 

ただし、相棒に気付かれないよう、後輪のカセットスプロケットは元々の7速(12-28T)のまま、

変速シフターも元々のリボシフトのままにした。

 

そして、平日夜間にハンドルグリップを合皮タイプに前後のブレーキパッドを新品に交換しつつ、

相棒にネット通販でタイヤを選ばせた。

 

こうして、いよいよ作業の総仕上げ。

この土曜の朝、相棒の選んだタイヤとともに注文したペダルクラクのギアTiogaの36Tチェーンリングが到着したことを受けて作業開始。

ペダルクランクのチェーンリングを元々付いていた42Tから36Tに交換、これで全てのギアが従来比約15%軽くなるはず。

チェーンリングが小さくなったことで、11Tにシフトを入れるとチェーンがチェーンリングのカバー(今回知ったが「バッシュガード」というらしい)に

干渉するようになったため、カバー側にワッシャー(内径10mm、厚さ1.6mm)を入れて、チェーンリングとのすき間を拡げて対応。

かなり激しくシフトを変えてもチェーン落ちしないので、これで様子を見て、問題があればチェーンリングのサイズに合ったものを購入すればいい。

 

後輪にクロスライダーに付いていた8速カセットスプロケット(11-32T)を移植し、

リボシフトをクロスライダーに付いていたAlivioのシフター(ST-MC20)に交換。

 

そして今朝、相棒が選んだタイヤ(IRC METRO 26×1.50 スカイブルー)を

ホイールに取り付けて作業完了。

 

 

ブレーキレバーが左右で違うのは、ご愛嬌。

あり物も使いつつ、体力のない相棒に多少は合わせられたのではないか。

 

幸い雨は降っていない。

試走を兼ねて、昼食に、庚申塚の相棒お気に入りの餃子店へ

果たしてヤツは「違いのわかる女」だろうか…


クロスライダー 2回目のタイヤ交換

2012-05-29 00:54:01 | 自転車

7年目に突入したクロスライダーの2回目のタイヤ交換をすることに。

前回の交換は4年前。何度か電池切れを起こし、
サイクルコンピュータの積算走行距離が飛んでいるので
これまで何キロ走ったかわからない。

使っていたタイヤは「パナレーサーツーキニスト700×35C」。
サイドウォールに若干キズが入り、接地面の若干の磨耗こそあるものの、
タイヤ溝はいまだ健在。
空気圧を規定値にしておくぐらいしかしていなかったが、
接地面に異物が刺さってのパンクは4年間で1度も起こらなかった。
(リムとの摩擦でチューブのネック部分が裂けてのパンクは2回経験)

まだ使えそうな気もするが、「新しいタイヤに履き替えたい」との
物欲が抑えられなくなってきたこと、通勤の安全確保を理由にして
海外通販で次期タイヤを購入し、交換に踏み切った。


これが次期タイヤ「シュワルベ マラソンスプリーム700×32C」。
これまで履いていたツーキニストより3mm細くなる。
タイヤを細くすることで、ギア1枚分早くなるという人もいるが、
上り坂はがしがし漕ぎ、平地はタイヤを転がす感覚で適当に漕ぐ
そんな大雑把な感覚しか持ち合わせていないクロス豚でも、
タイヤの太さの差は体感できるのだろうか…

タイヤを自転車から取り外し、バルブコアを押して空気を抜く。


折りたたまれたタイヤを箱から出す。


開きになった魚を元の形に戻すようなイメージで
タイヤを元の形にしていく。


タイヤには回転の向きがある。
このタイヤはどちら向きなのか。

タイヤ側面に視線をめぐらせてローテーションマークを探す。

かれこれ10分近くタイヤを両手で回して両サイドを確認するも
結局見つけられず。


どんなタイヤにも、必ずローテーションマークがあると思っていただけに
意外な発見。

結局は接地面の溝のパターンを見て取り付け方向を決め、
リムへのはめ込み開始。

タイヤの片側のビートをリムにはめ込んだら、チューブをタイヤ内に落とし込む。


そして、チューブをリムとの間に挟まないように注意しながら
もう片側も、リムにはめ込む。最後はちょっと気合がいる。


ポンプを1~2押しし、少しだけ空気を入れてからタイヤ全周をもみこんで
チューブの偏りをチェック。
チューブが折れやしわなく均等にタイヤ内にいきわたってから空気を規定圧まで入れる。


タイヤをフレームに戻して完成。
試走での体感も上々、天候が安定する水曜以降の自転車通勤が今から楽しみだ。

尻屋埼灯台

2009-10-27 01:04:45 | 自転車
はっきりとした予定を立てず旅をする場合に一番難しいのは、
折り返し点を決めることだ。
しかし今回の旅では、それはすんなりと決まった。

尻屋崎である。

言わずもがなと思うが、津軽海峡に延びている2つの半島のうち
東の方、まさかりのような形の半島の北東の端だ。

”寒立馬”がいる岬として有名だが、果たして会えるものかどうか…

午後5時に閉鎖されるゲートを通り抜けて、午後3時半に灯台を望む
駐車場に車を停め、ラゲッジスペースから降ろした自転車に乗り換えた。

海沿いを緩やかに曲がった先で、彼らは待っていた。


好奇心の人一倍強い相棒は、早速アプローチを試みる。


すると1頭の馬が、のっそりと前に。


相棒は…


必死の形相でのそのそと逃げる。つくづくチキンなヤツである。


寒立馬の傍を辛うじて通り抜け、尻屋埼灯台に到着。


青空にそびえる均整の取れた白い灯台は、文句なしに美しい。
初点灯は明治9年、日本近海有数の難所・津軽海峡で130年以上も
燈火を点し続けている。

岬の西側に回りこむと、緩やかな下りで弓なりの海岸線が続く。




まだまだ走り足りなかったが、入口のゲートが閉鎖される午後5時まで
あまり時間がなかった。坂を下り切ったところで折り返す。



景色がすばらしいので、半日ぐらいの時間を用意して
自転車で周回すると楽しいのではないか。
再訪の折に、チャレンジしてみるつもりである。

田沢湖一周サイクリング

2009-09-01 23:12:47 | 自転車
今年の夏旅は、ラクティスに自転車を積んで来ている。
せっかく天気にも恵まれていることだし、
「これを使わない手はない」ということで次の行動は決まった。

午後2時すぎ、相棒がスタート地点に選んだ「田沢湖レストハウス」の
駐車場にクルマを停めた。

積んでみるまでは半信半疑だったが、我が愛車クロスライダーと
相棒の愛車ルイガノTR-2は2台ともタイヤを外すこともなくすんなり
ラゲッジスペースに収まった。

固定のためのゴムネットを取り外してラゲッジスペースから降ろすだけで
準備完了だ。


確たる理由があるわけでもなかったが時計回りに周回することで
相棒と意見が一致、午後2時半に出発した。

スタート地点から3kmほどで「サイクリングロード」の表示を見つけた
ので入ってみた。

舗装されているが枯れ枝が点在する路面状況。
相棒の背中を追うぼくの直前を、枯れ枝のように細い蛇がすばやく横断した。


キャンプ場を抜けると再び湖周道路に合流した。アップダウンはほとんどなく、
車の通行量も気になるほどではない。


田沢湖のビュースポット「たつこ像」。スタート地点からは
およそ10km、周囲約20kmの田沢湖周回コースの中間地点になる。
人が居ないように構図をとったが、結構たくさんの観光客が居た。

「たつこ像」から2km、道端で水のみ場を見つけた。

相棒が早速試飲。

日本有数の名勝・田沢湖のほとりにこんこんと湧く泉水が、うまくないはずはない―
と思うのだが、写真を撮ることに夢中で、自分自身は飲んでいなかったことに
今ごろになって気づいたのであった。


午後4時近く。寄り道ばかりで時間の割りに余り進めていないので
少しだけペースアップ。平均25km/hで巡航する。
針葉樹の木立を通り抜けてきた風がやわらかくひんやりとした感触で
心地よい。


ゴール間近になって、湖水浴場の渚を走る道になった。
湖畔のサイクリングという意味では、この辺りが最も雰囲気があると思う。


午後4時過ぎ、出発から1時間半でゴール。


有名な湖を一周できるという達成感とルート周辺の景色の美しさなど、
満足度の高いコースであった。

クロスライダーのタイヤ交換

2008-06-29 17:31:02 | 自転車
自転車もバイクと同様に、駆動輪であるリアタイヤの方が
消耗しやすいようだ。
4年目に突入したクロスライダーのリアタイヤ。

これまで1度もパンクしていないが、接地面中央部に
赤いまだら模様が現れ始めた。
さすがにもう交換しないとダメだろう。
フロントタイヤはまだ使えそうだが、一緒に
交換しておくことにした。

新しいタイヤは実物を店で見て選びたかったが、
タイヤを多数展示している店が見つけられなかった。
結局インターネット通販で、重さが今のものより軽い
こと、価格が安いことなど、通勤の実用品という観点で
選んだ。


注文から8日たった今朝、宅配便で到着。
パナレーサーのツーキニスト、送料含めて2本で
5685円のタイヤである。
もともと付けられていたタイヤの太さは38Cだが、
今回のツーキニストは35C。
タイヤを細くすると回転の抵抗が減り、早く走りやすく
なるらしいが、今の乗り心地でかまわないので、
ツーキニストでは一番太いサイズを選んだわけだ。

700Cのサイズのタイヤをどんな風にして届けるのかと
思っていたが、1ひねりして1/4サイズにするのね…

ベランダの軒下で作業することにして、まずはタイヤを開封。

タイヤの説明書は、タイヤ本体の中に収められていた。

クロスライダーをひっくり返してホイールを外し、
ベランダへ持ち出す。
ここにきて、ホイールからタイヤを取り外す工具
(タイヤレバー)と空気を抜くための虫ゴム回しが
見つからない。
10年ほど前に買ったはずだが、その後2回の引越しで
なくしてしまったようだ。

しかし、空気は、鍵で虫ゴムを押して抜き、
ホイールからの取り外しは素手で片付けてしまった。
ここまで15分。
人から”ムダに器用”と言われるわけだ。

『何してるの』と様子を見に来た相棒に、

「ここ見てみ。これはローテーションマークゆうてな、
→の方向に回るように付けなあかんねんで」
などと、
エラそうに説明してみる。
『ふーん』興味なさそうに部屋に戻る相棒。
タイヤを交換し空気を規定の圧力まで入れたホイールを
クロスライダーに再セット。
ここまで30分。

「さあ終わった」とクロスライダー全体を見て、何か違和感を覚える。
車輪を回して止め、タイヤをよくよく見ると、ご丁寧にも前後とも
タイヤの取り付け向きが正反対_| ̄|○

無駄に器用なクロス豚は、ドジで間抜けなクロス豚でもあった。

相棒が実家へ出かけたのを幸いに、もう一度最初からやり直す。
タイヤをホイールから外し、タイヤだけひっくり返して
ホイールにはめ込む。

ペダルを回してタイヤの向きを一応確認、今度こそ大丈夫…


結局トータル60分。


試し乗りをしてみたいところだが、外は雨。
注油と増し締めでもしておくか。

自転車通勤の楽しみ

2008-06-25 20:59:32 | 自転車
埼京線の満員電車に嫌気がさして始めた板橋―渋谷間の
クロスライダーでの自転車通勤も4年目に突入した。
今年になって思うのだが、夏目前の今ごろが自転車通勤に
とっては一番いい時期ではないかと思うのだ。

真剣に漕げば適度に汗をかくことができ、のんびり漕げば
心地よい風を感じながら町を走り抜けることが出来る。
ぼくの場合は、朝は時間の許す限りのんびり漕ぎ、
夜は汗をかく事を目的に真剣モードで漕ぐことが多い。

今夜も帰宅は例にたがわず、アベレージ25km/hの真剣モード。
30分で家近くの店にクロスライダーを乗りつけた。

「すんません、特盛!」と声をかけると、普段店番をしている
おばさんに代わって、おじさんが出てくる。
おじさんの手元に熱い視線を送りつつ、待つこと30秒。
『目いっぱいだから、気をつけてね』おじさんの決め台詞とともに、
真剣モードの目的物が眼前に供される。

750mlの生ビール、535円。

暑かった日にはそれこそ一気に、普通は半分を一気に飲み、残りはチビチビと…

もちろん、飲んだ後クロスライダーは押して帰ってます。

荒川サイクリング

2008-03-25 01:35:00 | 自転車
しばらく冬眠していた自転車通勤の再開に備えて
日曜日の午後、クロスライダーのタイヤにエアーを
入れ、荒川サイクリングロードを走りに行った。

荒川走行前の定番店である中華そば「伊藤」
あわよくば立ち寄ろうと思っていたが、店外で9人の
行列になっていたのでやむを得ずスルーし、
港北橋付近で荒川CRに出た。

河川敷はシャツ1枚でも寒さを感じない暖かさ、
海からの向かい風もほとんどない。

しばらく相棒のペースに付き合ってから、
飛ばしすぎず下げすぎず、通勤時の巡航速度
である平均20km/hのキープを意識しながら
河口まで走った。

10分ほど遅れて、ブッ!とふぐのように
ほほを膨らませた相棒が到着。


帰路は荒川を離れて永代通り、清澄通り、春日通り、
言問通りと辿って旧中山道へ。
今もペンキ絵が見られる銭湯・稲荷湯に立ち寄ってから帰った。



自転車通勤再開

2007-08-01 23:35:46 | 自転車
Yahooニュースによると、関東地方でもようやく
梅雨が明けたらしい。
朝夕の雨や台風で電車通勤が続き、急速に豚化が
進んでしまったわが身にとって、
貴重なダイエット手段でもある自転車通勤を再開
できそうなことは、うれしい限りである。

異動になり、出勤時間が30分早まったこともあって
自転車通勤のときは、電車より15分早い8時15分には
家を出るようになった。

これまでの朝9時前出発の通勤と比べて、通学の自転車や
板橋駅に向かう人通りなどがずいぶん多くなったので、
明治通りに出るまではスピードを出さず、注意しながら
クロスライダーを走らせている。

明治通りからは車道メインで平均25km/hの巡航だ。
それでも夏の熱気にTシャツは汗まみれとなるが、
朝8時台の「埼京線・山手線連続すし詰め痛勤地獄」に
今更戻ろうとは思わない。
40分のペダリングで、職場近くの取引先に着く。

ここでは駐輪場と、浴室を拝借している
クロスライダーを停め、浴室で軽く汗を流し、
ワイシャツとスラックスに着替えてから歩いて職場へ向かう。

メモリーをケチっているので、職場貸与のノートパソコンは
立ち上がるまでにたっぷり5分はかかる。
そしてぼくは戦闘開始まで、団扇でしばしの涼を楽しむわけだ。

昼食を食べに、自転車で…

2007-01-14 12:49:07 | 自転車
土曜日の午後1時過ぎ、相棒とふたり自転車で昼食を食べに出かけた。

都電の庚申塚近くにあるファイト餃子をあてにしていたが
大行列だったので、他を探すことにした。
何が食べたい?相棒に相談するとギョーザかラーメンとのこと。
餃子は相棒の大好物だ。特にパリパリに焼き上げたひとくち餃子には
目がない。
お年寄りでにぎわう巣鴨地蔵商店街でも心惹かれる店は見つからず、
国道17号線沿いを進みながら行くべき店を考える。
この方角で餃子屋…谷中銀座で1軒見かけた、それとも無難に神保町か―
いずれにしても、食いっぱぐれだけは避けたい。
順天堂大学の横を通って外堀通を右折、水道橋を渡って神保町に出て、
スヰートポーヅという餃子屋の前に自転車を停めた。
初めて入る店だ。
店先の料理ディスプレイを見ると、焼き餃子の形が特徴的だ。
実物はどんなか…
店に入って焼き餃子定食と餃子ライスセット(お漬物付)をオーダー。
10分ほど待って餃子が出てきた。

焼き色はきれいなきつね色、皮はパリパリではなく麺のようなやわらかさを
残した焼き上がり。餃子といえば具を包む皮の縁がつけられて半月形になった
ものが多いがここの餃子は、具を皮で軽く巻いただけの仕上がりで、
横から見ると中の具が見える。これを酢醤油で食べる。
にんにくは使われていないようだ。野菜の甘みが引き立つ餃子だった。
ひとくち餃子ではなかったが、とりあえず相棒も満足した模様。

店を出て靖国通を東に進み、秋葉原で昌平橋通を北上、上野の不忍通に出た。
午後3時、そろそろ日もかげりはじめて風が肌寒い。
池之端・藪そばがこの辺りのはずだから立ち寄って、鴨そばなぞを食べたい
ところだが、残念ながら店の所在を知らない。
しかたなく言問通を左折、国道17号に入り、ショートケーキとプリンを買って
板橋へ戻った。

昼食に始まったこの日のポタリングは3時間で走行距離およそ20km。

クロス豚、山手線をひとまわり

2006-12-15 22:30:08 | 自転車
金曜日に休みが取れた。
アメリカーノを2杯ほど飲んで午前中をダラダラと過ごしたが、
天気も悪くないし、このままではもったいないと思い直し、
久しぶりにクロスライダーで出かけることにした。
お出かけのコースは、山手線を1周。
東京住まいも3年を越えながら、いまだに地理感覚がないのも
何かと不便だから、大雑把に東京を見てまわろうというのが
その趣旨だ。
午後1時すぎ、近所にある破天荒というラーメン屋で坦々麺を
食べて腹ごしらえ、下板橋から川越街道まで延びる商店街を通って
池袋手前の陸橋を渡った。

眼下に走るのは埼京線と山手線、ここから反時計回りにできるだけ
線路近くを走ることを基本としながら、適宜寄り道もしていくことにする。

池袋駅西口から目白に抜けて、学習院大学手前で山手線内側へ進路変更。
高田馬場を過ぎると西武新宿までは、線路沿いの車どおりが少ない
走りやすい道だ。
ここは通勤ルートとしても使っている。ロッテの工場がそばにあって、
ミントの香りがほのかに漂ってくる。
新宿を山手線外側で通過し、代々木を過ぎて再び内側に戻る。
そこで踏切を2つ渡る。小田急線と埼京線だ。
以前夕方の帰宅時に小田急線の踏切で電車を6本ほども待たされたことも
あったが、きょうは夕方までの谷間の時間ということもあってすんなりと通過。
しかし埼京線の踏切でつかまった。
わずか1本の通過待ちで済んだが、この踏切、山手線と総武線が高架で
分岐していくところにはさまれていて、いかにも東京的な過密感あふれる
ロケーションにある。
踏切を渡った商店街には「埼京線は立体化で」というのぼりが架けられていたが、
時間帯が悪ければ、かなりのストレスを感じさせられる踏切なのだろうな…


原宿、渋谷、恵比寿、目黒、五反田、大崎と順調に進んだ。
しかし大崎で山手線の外側へ出たのが悪かった、横須賀線を知らなかったので
それを山手線と勘違いし、その内側へ入ったところで線路を見失ってしまった。
地図は持っていないのでそのまま区役所横を通り、交差した線路(りんかい線と
後で判明)沿いに走って大井町駅に出た。
駅の看板には、京浜東北線と書いてある。
大宮行きの電車が走って行く方に行けば良いわけだ。
そう判断して、電車の進む方角を確認して線路沿いに走る。
すると山手通りに行き当たったので、案内標識を見て国道15号線へ出た。
そのまま進んで品川田町を過ぎ、再び山手線沿いの道を発見。
サラリーマンの雑踏の中を走るうちに、赤レンガの建物が見えてきた。


東京駅だ。


薄暗くなってきたのでライトをつけて、ペダリングも少しだけペースアップ。
外堀通りから中央通りを通って上野へ、国立西洋美術館はクリスマスの
イルミネーションを光らせていた。


鶯谷では、線路沿いにこだわるあまりにホテル街を抜けることになったが、
すでに立ちんぼのおねえさん・おばさんが辻々に立っていたので、その間を
スマヌスマヌちと通してくれ、とスバヤク通過。


日暮里から西日暮里へは谷中の商店街を抜けるつもりだったが、こちらも夕方の
賑わいで、自転車は自粛したほうが良さそうなのであえなく断念、
駒込まで山手線の内側沿いの暗い住宅地を走ることになり、道なりに進むうちに
山手線をまたぎ越してしまった。
そのまま行くと際限なく山手線を離れてしまいそうなので、あてずっぽうで
聖学院通りというのを下っていくと運よく駒込駅に出ることができた。
ここからはもう日常的な行動圏内だ。
山手線は駅間が短い。クロスライダーを走らせる線路沿いから、巣鴨駅の明かりと
その向こうにそびえるサンシャイン60が見えた。


巣鴨地蔵通を抜けて板橋へ。実走行時間3時間15分、走行距離47km。

これまでイマイチ地理感覚がつかめなかった東京。
今回のお出かけで、ぼくの意識の中での街と街との位置関係が、少しだけ
整理できたような気がする。