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クロス豚がゆく

やりたいことは増える一方、しかし自分の時間は減る一方。
そんな中での悪あがきと迷走の日々。

アホとけむり、旅に出る

2006-10-24 00:09:04 | 旅行
週末の朝、天気予報をチェックすると土日とも全国的に晴天とのこと、
相棒を乗せてフュージョンで遠出することにした。

その天然振りで数々の伝説を残す、関西風にいうと「ア○」な相棒―
一事が万事ノラリクラリ、ついでに存在感も薄い「けむり」のような、ぼく―
そんな2人が今回目指したのは、物の言い様どおり高~い所。
長野と群馬を結ぶ志賀草津道路を走るプランである。

国道292号線こと志賀草津道路は、国道としては日本で最高所を走る道路と
して知られている。
最高地点の標高は2172m、地上より10度ほど気温が低く、10月下旬には
初雪も降るという。
最低限の防寒対策として、速乾性半そでシャツにダンガリーシャツ、アーミー
コートにジーパンという秋の普通のバイク服装に、山用の長袖1枚とスキー用の
手袋を追加した。
そして「1泊2日で初日は長野、雪が降ったら諦める」という、2人らしい
大雑把なプラン(?)。
あとは進み加減次第、おいおい決めていく。

神戸出身のぼくにとって、岐阜より東の地理感覚はほぼ皆無に等しい。
そんなわけで今年処分した70プラドで使っていたカーナビをフュージョンに
載せ変えて重宝している。
今回も頼りになるのはカーナビだ。
いちばん速く進めた場合に目的地となる野沢温泉を行き先として設定した。

正午前に板橋を出発。1時間ほど走ってさいたま市与野にあるSATYに
立ち寄り、丸亀製麺のうどんとスターバックスのコーヒーで昼食を摂った。

土曜日午後2時前、国道17号線バイパスは時速60kmペースで流れていた。
まもなく上尾市にさしかかるあたりで、ナビの異変に気がついた。
画面に地図が表示されなくなったのである。画面に映っているのはのは
数km手前で受信したらしい道路の渋滞情報、正常なら10秒ほどで消えて
地図に戻るはずの画像だ。
情けないかな、こうなってしまうともう分からない。
次は右なのか左なのかそれとも直進なのか…
フュージョンを停めてナビを再起動した。
画面に表示されたのは
「DVD-ROMドライブの異常です。販売店に相談してください」とのメッセージ。

あかん。こわれた…

フュージョンのトランクに積み放しにしている道路地図を久しぶりに開く。
国道17号をそのまま北へ進み、高崎あたりで国道18号を西に行けば、
とりあえず長野へたどり着くことは分かった。問題は目的地、カーナビなら
到着予想時刻が出るが、道路地図では自分で予想する必要がある。
さて、どの時点で見極めるか…

18号線との分岐となる高崎は午後4時過ぎ通過、国道18号線はやや混雑、
しかも上り坂が延々と続くコンディションで、フュージョンの2人乗りでは
登坂車線をトコトコ走るしかない。
日暮れ時、大型トラックに前後をはさまれての走行は、やはり快適とはいえない。
この1時間で進める距離を見ておいて、夜8時ごろまでにたどり着けそうな町を
目的地にすることに決めてフュージョンを走らせる。

午後5時40分、どうにかこうにか峠を越えて中軽井沢へ。
休憩のためコンビニに立ち寄り、携帯電話で宿を探す。
宿を取る町の候補は2つ、
何かと便利そうな長野市内か、外湯めぐりが魅力の野沢温泉か…
結局は宿泊代が安いことが決め手となって、野沢温泉の民宿を朝食付で予約。

夕食は道沿いで見つけたファミリーレストランに入った。
メインディッシュを選ぶと、サラダとフルーツ・スープ・ごはんが
食べ放題となるバイキングが付いてくる。
相棒はヒレステーキ、ぼくは240gのガーリックステーキを注文。
ふたりで2800円ほどだったが、残念ながら肉はあまりおいしくなかった。
西宮市の三田屋レストランのように、1500円でステーキと豪華なバイキングが
食べられる店と比べるのが間違いかもしれないが、満足度はあまり高くなかった。

長野市を過ぎると街燈も少なくなり、地図では役に立たなくなったので、
ポイント記録用に持ってきたmio168RSを使うことにした。
mio168RS は、GPSが装備されたルートナビ機能もあるPDAだ。
どこにでも持っていけるので便利なのだが、内蔵バッテリーでは2時間しか
使えない。しかも、道案内の音声はあまり大きくできないやら、防水機能もない
やらあって、普段バイクでは使っていない。ま、今回は目的地まで2時間掛から
ないし、タンデム席の相棒に道案内は頼める。それに何より他に手がない…

夜9時、野沢の温泉街に到着した。予約した民宿は、観光案内所の看板で
だいたい場所の見当がつけられたこともあって、すぐに見つかった。

通された部屋は流面台のある板の間とトイレが付いた6畳、
最近改装したようで壁紙やふすまもほとんど汚れが目に付かない。
お茶セットと電話、そしてリモコンなしのテレビが置いてあった。

荷物を置いてすぐに外湯へ。宿近くにある中尾の湯と新田の湯をはしごして、
足の指先がピリピリするような熱い硫黄泉を楽しんでから、温泉街の酒屋で
日本酒とビール、ワインの小瓶を買った。

宿に戻って、タンクローリーで汲んできた温泉水を使っているという
内湯にも入ってみた。たぶん家族客の子ども向けに配慮したのだろう、
ぼくにはぬるすぎた。

普段から酒を飲むこともあって、旅先での晩酌はこの上ない楽しみである。
頭と体を洗い、早々に上がって晩酌に突入したが、9時間かけて300kmをバイクで
走る長旅にさすがに疲れていたのだろう。エビスビール1本を空け、地元飯山市の
日本酒「水尾」というのを1合飲んだところで、残念ながら力尽きてしまった。

計画性ほぼ0、思いつきほぼ100、だいたいは成り行き次第…という2人の
大雑把な旅は、こうして日曜日へとなだれ込んでいくのであった。

富士山を目指す

2006-10-09 15:36:30 | 旅行
3連休の初日、せっかく天気がいいのでバイクで出かけることにした。
正午過ぎ、近所で花椒のよく効いたタンタン麺を食べてから板橋を出発。
漠然と富士山を目指す。
しかし、フュージョンに搭載したカーナビの地図が南北逆に表示されている
ことに気付かず、国道17号を戸田市あたりまで北上してしまい、いきなり
30分ほどロスしてしまった。
気を取り直してUターン、環8から国道246号線へ。
さすが3連休、かなりの渋滞だったが夕方5時ごろに何とか湘南の海に出た。

浜辺で休憩しながら考える。
この先どうするか…



関西人のぼくには残念ながら土地勘がない。どこがどの辺にあって、
どれくらいの時間で行ける…のような勘が働かない。
とりあえず箱根まで行って、場合によっては温泉に入って帰ってもいい位の
感覚で、海沿いをさらに西へ。
国道1号線に入って箱根に着いた頃には日が沈み、予想以上に冷えてきた。
湯冷めの危険性を考えて、残念だが温泉はパス。東京に戻るきっかけを失った
ので、とりあえず宿を決めることにした。
昔は見知らぬ町での宿探しは足を使うか、公衆電話で電話帳を繰って1軒1軒
電話する必要があったのでエネルギーが要ったが、最近はコンビニのチケット
発行端末か携帯電話の検索で大概間に合う。
タンデムシートに座っている相棒によると、携帯電話での検索では見つけられ
なかったとのこと。6時過ぎに通りがかりのローソンに入った。
この先の比較的大きな町に見当をつけて検索すると、90kmほど先の清水に
ビジネスホテルでルームチャージ12000円のツインルームが見つかった。
念のため、携帯電話で同じビジネスホテルを検索してみると、同じツイン
ルームが1人5250円。1500円安くなるなら…と携帯で予約。

箱根峠を越えて8時前、静岡県三島市に着いた。
そろそろ夕食を…と思って商店街の道でフュージョンをゆっくり流していると、
香ばしいしょうゆだれの香りが漂ってきた。
うなぎだ。
踏切の一旦停止でバイクが停まるやいなや、いつの間にヘルメットを脱いだか、
相棒が飛び降りる。
うな丼はヤツの大好物である。一直線に向かった店の前で「ゴロゴロ」と
猫なで声。
老舗風の店構え、古い木の看板は桜家。チョイ高そうだがやむを得んだろう…

30分後、うな丼が出てきた。
表面はカリッと、中はホクホクと。ふたりで4620円。


三島を過ぎ、国道1号線のバイパス道に入った。
車の流れは順調、風が強いので流されないよう注意して走らせる。

清水のビジネスホテルには夜9時半到着、フュージンは玄関前に
停めさせてもらえた。
近くのコンビニで静岡の地酒と梅酒、わさび漬け、かまぼこなど地の肴を
入手して晩酌開始。
「明日こそは、本当に富士山に行こう」相棒と固く誓い合いながら、
相棒は梅酒を、ぼくは地酒を酌み交わし、行き当たりばったりの第1日目は
無事軟着陸を迎えたのであった。


角館、横手、そして盛岡へ

2006-09-11 23:44:19 | 旅行
岩手山の裾野・網張温泉での朝は4時20分に起床。
5時前、日の出が見えることを期待し「見晴らしの湯」の露天に行ってみた。
先客は2人、しかし建物の陰になって朝日は見えなかった。


2度目の睡眠のあと、午前7時過ぎバイキングの朝食。和洋の惣菜の中から
パンを中心にセレクト、
調理人が目の前で調理してくれる目玉焼きも、もちろん選択した。


チェックアウト後も日帰り温泉館を利用させてもらえるとのことだったので入浴、
前日宿泊者のチェックは、部屋番号と名前で宿泊を確認している模様。

今日は旅の最終日、夕方までに盛岡へ行ってレンタカーを返却し、
新幹線で東京に戻る予定だ。

例によってまわるところを決めていなかったので、車に荷物を積んでから
相棒と相談した。
「名所旧跡はこの旅でもずいぶんとまわった、だから何かテーマで町をつなごう」
この基本方針に基づいて立ち寄り地に選んだのは角館と横手。

計画は、暖簾もないがいまや全国的に知られている角館の名店・中華そば伊藤を
訪ね、どこか店を見つけて「横手やきそば」を。そしてさらに時間が許せば
新幹線の乗車前に盛岡で冷麺かわんこそばを食べて旅を締めくくろうという
もので、ルートはおよそ200kmになる。

1日のドライブ行程として充分成立する距離ではあるが、気にかかる要素が
あった。
全国的に有名な大曲花火全国競技大会の当日だったことだ。
会場となる大曲は、角館と横手のちょうど中間あたり、見込みでは午後2時か
3時ごろそのあたりを通る。
花火大会の観客数は70万人、渋滞は未明にまで及ぶというだけに、どの程度
影響を受けるのか…

考えても結局なるようにしかならないと、出たとこ勝負を決め込んで、
夏休みを締めくくる「麺のつなぎは道」の旅は始まった。
角館を目指して国道46号を南西へ。関係ありかなしか、午前10時で
すでに道路は若干渋滞気味。
正午前に角館市街に差し掛かったが、市町村合併の影響でレンタカーに
搭載されたカーナビでも目指す伊藤は場所が特定できない。
しかも事前の情報では、店は看板も暖簾も出していないらしい。

携帯の検索で地図を探し出し、カーナビの地図と見比べてポイント設定する
方法で探し始めたのだが近隣を30分近くうろうろしてもみつけられない。
まるで讃岐うどんめぐりで時折経験する、幻のうどんやを探している時の
ような感じになってきた。
最終的には店の近くで休憩しているバイク乗りの一群が決め手となった。
車を降りると車道の対面側にある民家の前に小さな行列が見え、
近づいてみると果たせるかな、そこが中華そば伊藤だった。

普通ではない店は、だいたいその店独特のルールがある。
並びながら観察したところでは、角館の中華そば伊藤のルールは、
前の客のどんぶりが残っていても気にせず席につき、
注文は店主が聞いてくれるのをじっと待ち、
支払いは「ラーメン到着時におつりなしで」あったりそうでない場合もあったり。

切盛りしているのは店主1人だから、全てはその時々、店主次第だ。
12時すぎの入店から座るまでは10分、注文できるまでにさらに5分、
食べられたのはもう15分ぐらい後だっただろうか。
東京北区の伊藤はほぼ毎週行っているが、ネット情報ではルーツは
角館の店とのこと。

当然同じ系統の味を遡ったものを期待したのだが、
目の前のそれはビジュアル的に、スープは豊島伊藤のスープに比べて
赤色が強く、味もずいぶんと個性が違ったものだった。
感じたままに説明すると、角館伊藤のスープは魚介系のダシ味はおとなしく、
鳥ガラと辛みそが利いたしょうゆ風味で、ラーメンという呼称がしっくり来る。
それに対して豊島伊藤は、エンジがかった色のスープで、味も煮干のえぐみと
うまみのぎりぎりを見切った魚介系ダシ味を前面に打ち出したしょうゆ風味、
中華そばという呼称はこちらのイメージにより合うように思う。
一方麺の方は予想通りというか、期待通りのもの。
豊島伊藤の源流を確信させてくれる、腰の強い食べ応えのあるものだった。
角館伊藤の中華そばも、シンプルで完成度が高い一杯であることは間違いない。
角館か豊島か、優劣ではなく好みの問題として相棒とも意見が一致したのだが、
われわれは豊島伊藤の方が好み。

花火大会の影響が心配されたが、大曲を通らず横手に向かう道が見つかり、
まずは一安心。
途中にあった六郷湧水群に寄り道をして、ほぼ見込みどおりの14時過ぎに
横手市街に到着。
しかし花火大会の影響だろうか、焼きそば好きの相棒が狙っていた店は
いずれも大行列。
結局は通りがかりに見つけた店で、20分ほど並んで売り切れ間際の
横手焼きそばにありつく。


食後は国道107号、国道46号を通って盛岡へ、満腹と朝からの渋滞での運転の
疲れか猛烈な睡魔に襲われ、残り30kmで相棒に運転を代わってもらった。
盛岡でレンタカーを返却、ガソリンのレシートがすぐに出せなかったことで
気の利かないレンタカーの店員の、やや不愉快な物言いを聞かされる羽目に
なったが、駅でお土産の買い物と生ビールで機嫌を直した。

予定より1時間早い新幹線に変更、冷麺とわんこそばは次回の楽しみに
取っておくことにして19時40分、車中の人となった。

まずはスーパーで買ったすしと日本酒、500缶ビールでささやかな宴会。
そして往路の車中以来でニンテンドーDSの脳内トレーニングにトライした。

1週間の夏休み、リフレッシュ効果はあったのか…

トレーニングを欠かさなかった相棒は6歳若返って51歳となった。
しかし、ただただビールを飲み温泉につかり呆然と過ごしたぼくは、
果たせるかな、1週間で18歳も衰えてしまった。


こんな状態で、週明けから社会復帰が果たせるのだろうか。
今更の不安を抱えながら、新幹線は東京へと走り続けるのであった。

大鰐温泉から八幡平、そして岩手網張温泉へ

2006-09-09 06:34:10 | 旅行
7時起床、天気は悪くない。8時半に大鰐山荘を出発した。
予定では八幡平を通って休暇村岩手網張温泉まで160kmの道のり。

八幡平アスピーテラインには3年前の夏に来たことがあったが、
そのときは大雨と濃霧で、景色を楽しむことができなかった。
今回は幸いにも快晴、リベンジを果たせそうだ。

10時半ごろ八幡平アスピーテライン入り口に着いた。
ほどなく無料の足湯とコンビニを見つけたのでまずは足湯で休憩、
そしてコンビニで八幡平ポークのソフトサラミとパン、ポタージュ、
インスタントコーヒーを買った。

大沼前で湧水を汲み、後生掛遊歩道の駐車場にあったあずまやで
湯を沸かして少し早めの昼食にした。



八幡平樹海ラインを通って藤七温泉へ。
ここは東北でもっとも標高が高いところにある自噴天然温泉の宿だそうだ。
山の斜面に沿って源泉のある場所まで、いくつかの浴槽(湯だまり?)が
あって、それぞれで入浴している様子が伺える。
相棒が入浴したので様子を聞いてみると、見られることが気にならなければ
混浴は野趣たっぷりの野天風呂天国だとか。
もちろん普通の内湯と露天のほか、男女別(内湯・露天)もあったそうだ。
→湯だまりはこちら側


「道の駅にしね」で安比高原アイスクリームを食べ、その近くにあった
セルフスタンドで給油と洗車をしてから、岩手山に入っていった。
災害復旧工事のため通常ルートは閉鎖、迂回路を通って休暇村に着いた。

ここは管理する野湯と日帰り温泉も含めると、4か所に入浴設備がある。
特に野湯は川の中にあるということなので期待していたが、残念ながら
お盆の台風被害で今回は利用できなかった。

それでも3か所の入浴施設は健在、まずは日帰り温泉へ行った。
宿からウッドデッキをたどって少し歩くが、暑さの和らぐ夕方に乾いた山の風を
受けながらの散歩は、むしろ気持ちよかった。

湯の華が漂う熱い露天と内湯を楽しんだ後、ビールでも飲もうと売店に行くと、
おばさんが「水おいしいから飲みなさい、水」と激しく薦めるのでまずは水を、
それから小岩井のチーズを肴に生ビールをうぐうぐ

施設の玄関脇にある芝生の庭に、テーブルセットが置いてあった。

ビール、ここで飲めばもっとよかったなぁ。

夕飯はバイキング。てんぷら2種と米なすの鉄板やきは調理人が付いて
こまめに作っており、出来たてを食べられるようになっていた。
岩魚骨酒を1合オーダー、焼き枯らしではなく干物の岩魚だったので、
岩魚の味がなかなか染み出てこなかったが、風呂上りの胃にはしっかり効いた。

2時間ほどまどろんでから大浴場のひとつ、見晴らしの湯に行った。
露天と内湯があったが、日帰り温泉と湯が違うのかいずれの浴槽も
透明に近い湯で、温度も適温に調整されている感じを受けた。

いったん部屋に戻って、今年夏の高校野球決勝戦をテーマにしたNHKスペシャルを
見てからもうひとつの大浴場、白泉の湯へ。
こちらは内湯浴槽のみで、湯は白濁した硫黄泉らしいもの。

熱めの湯だったこともあって、寝酒のつもりの缶ビールも2本目に突入することとなった。

白神山地へ

2006-09-07 23:47:38 | 旅行
6時半起床、7時過ぎに食堂「夕陽の間」でバイキングの朝食。
8時前に海沿いの露天へ行き、他の人がいないのを幸いに、
相棒の入浴記念写真撮影。9時前出発した。
この日は白神山地の林道をたどり、秋田の男鹿半島を目指す予定だ。
未舗装の道路を50kmほど走ることになるので、あくまで天候次第だが
相棒の強く希望したコースだ。何とか走破したい。

国道101号を南へ進み、近くのJAで現金価格でも140円を確認、
むつ岩崎駅あたりのコスモ石油で給油した。
原油急騰の時節、少しでも安くなればと、年会費を払っている
コスモ・ザ・カードを持っているので、わざわざコスモを選んだのだが
これが大ハズレ。今回の旅行で最高値のリッター単価145円。

進路を東にとり県道28号を弘前方面へ。ここからおよそ40kmは
白神山地をのぞむ未舗装の林道を走る。

天気は時折雨が降るあいにくのコンディション。
しかし路面の整備は行き届いており、途中きれいな公衆トイレもあった。
今年冬にエンジンの故障で廃車にした70プラドなら快適に走れそうな
道だったが、今回のレンタカーは車高の低いニッサン・ノートの2WD。
最低地上高が低いので、路面の凹凸にかなり慎重にならざるを得なかった。

通行量は少なく、すれ違った車やバイクは工事車両を除くと10台程度。
林道の終盤でマザーツリーへの散策道の案内がでていたので、
相棒に見に行くか?と相談。
「行かない」とのこと。
せっかく悪路をこんなところまで来たのにと、不思議に思いながら通過した。

12時過ぎ、舗装路に出る。弘前から観光バスでくることができる観光拠点の
アクアグリーンビレッジANMONだ。
この後、また未舗装路に入る予定だったので、ここで食事をとることにした。
車を降りたときに、何気なく相棒の足元を見て、せっかくのマザーツリーを
見に行かないと言ったわけが分かった。サンダルのようにつま先が露出した
パンプスだったのだ。ほんの少しでも、山道は歩きたくないわけだ。
観光バスで降りてきたおばさんたちでさえ、足元は運動靴かトレッキング
シューズ。
パンプス履きで未舗装路ドライブなんぞをリクエストした相棒の支離滅裂が、
なんとも腹立たしい。
せっかく未舗装路をドライブしても、車から一歩も降りないのなら、白神に
来た値打ちはないじゃないか。

おにぎり2個と味噌汁の昼食を摂り、さらに5kmほど車を進めた。
秋田方面と弘前方面が分かれる分岐がそろそろあるはずだ。
天気は相変わらず微妙、秋田側は10kmほどの未舗装路がある。
しかも相棒はパンプス履き…

結局選択の余地はなかった。
秋田方面は落石で当分通行止め、舗装路で弘前へ向かう。

とりあえず宿泊場所を押さえようと携帯サイトやLoppyで
ホテル・旅館の空き室情報を検索したが、弘前近辺ではヒットなし。
結局、道の駅で公共の宿ガイドを入手し、大鰐温泉の国民宿舎に問い合わせると、
3人用の洋室が空いているとのこと、
2食付で1人7350円。15時過ぎには宿に到着した。

行き当たりばったりで見つけた宿ではあったが、今宵の宿・大鰐山荘には、
大浴場が2つある。日帰り用の大浴場と宿泊者用の大浴場だ。
チェックイン後まずは大浴場で体を洗い、それから宿泊者専用の大浴場で
頭を洗った。

旅もあと3日、土曜日には盛岡でレンタカーを返却して東京へ戻る。
風呂上がって明日のコースと最後の宿泊地を検討し、岩手山の休暇村へ
予約を入れた。

食事は宿の値段からすると充分。特に郷土料理の山菜ずしがよかった。
食後急に眠くなったので少しだけ休んでから、相棒と1時間ほど卓球。

徹底的にやっつけて、ようやく白神での煩悶に対する溜飲を下げ、
温泉でリフレッシュを仕上げてから、悔しさにもだえ荒れる相棒を尻目に
晩酌500缶ビール2本、ぼくはめでたく沈没した。

酸ヶ湯から津軽半島へ

2006-09-05 00:25:15 | 旅行
7時前起床、食堂へ行き、バイキング形式の朝食を和食寄りにセレクト。
午前8時から再び女性専用タイムになるので、相棒とその10分ほど前に
千人風呂に入浴。
まさに今出ます風のおじさんが3人ほど先客でいたが、そのうちの2人は
あっさり出ていったが、1人は実に名残惜しそうに、振り返り振り返りしながら
出て行った。

ロビーで涼んでいると、突然脱衣場の扉が勢いよく開き、素っ裸のおばさんが
ロビーに出てきて、2、3秒仁王立ちの後再び脱衣場に入っていった。
いったいなんだったのだろう…

この日は津軽半島をまわって、深浦町に行く。
テーマは不老不死。
途中、平館不老不死温泉に立ち寄り、竜飛岬を経て黄金崎不老不死温泉に泊まる。
今年はぎっくり腰になるなど、年寄りくさい体の不調が続いたが、
青森が誇る「不老不死温泉」を2箇所ともまわれば、多少はその恩恵を受けられる
のではないか…

ということで、9時前に宿を出て青森を経由、津軽半島の東岸を北上して平館へ。
平館は津軽半島の北東端、下北半島が最も近接する平舘海峡に面した町だ。

目的の温泉もそれほど迷うことなくすぐに見つかった。
今でこそ集落の公民館のような建物の平館不老不死温泉。
しかし、古代中国・秦の始皇帝が不老不死の妙薬を求めて各地に送り出した
使者のひとりが発見したという伝説もあるとか…
その真偽はともかく、津軽半島最古300年の歴史は本当とのこと。
無色透明の湯は適温だった。

さらに10kmほど進むと、芝生のきれいな岬があったので車を停めて
散歩することにした。
津軽半島のもうひとつの突端・高野崎とのこと。
なだらかな斜面を下っていくと灯台があり、そこからさらに水際まで降りて
いけるようになっていた。

せっかくなので水際まで降りてから灯台の近くにあったあずまやで休憩、
酸ヶ湯の前で汲んだミネラルウォーターを沸かしてドトールのレギュラー
コーヒーを淹れてティーブレイク。
晴れ上がった空から注ぐ日差しはさすがに暑かったが、あずまやの日陰は
風通しもよく快適だった。

そして竜飛岬。
ちょうど昼食時間になったので、またまた竜飛岬の灯台近くにあった
あずまやに陣取り、カップラーメンの昼食を摂った。
空に響き渡る轟音、ジェット戦闘機が飛行機雲を残して飛び去る。

その区間は階段しかないという珍しい国道が、日本で唯一竜飛にあると
聞いていた。
展望台のそばから案内を頼りに辿っていくと、果たして階段国道の表示があった。
どこまで続くのか分からないまま下っていくと、これが意外に長い。
結局海に面した集落まで降りていく羽目になり、灯台のすぐそばに停めた車まで
戻るのに大変な思いをすることになった。


そんなこんなで2時40分ごろ竜飛を出発、国道339号、十三道、国道101号を走り
夕立に遭いながらも5時30分、黄金崎不老不死温泉に着いた。

せっかくだから名物の露天風呂で夕日を眺めたい。
海を望む10畳の部屋に荷物を置き、内湯で体を洗ってすぐに向かった。
夕立の後の日没は、「真っ赤な夕焼け、海に沈む夕日」とはいかなかったが、
充分に美しい。


夕食の時間になったので、食事会場の広間へ。
品数が多い上に酒2本サービス。ただし料理は全般的に塩味が強く、
やたらにのどが渇いた。部屋に戻って500缶ビール1本。

明日の行き先を検討するため車でナビをいじっていると、にわかに大雨が
降り出したのであわてて宿に駆け戻った。濡れたまま寝るのもつまらないので
もう一度内湯へ行き、500缶ビールを2本飲んで寝た。

下北半島から酸ヶ湯へ

2006-08-31 00:13:57 | 旅行
前夜は相棒と大瓶ビール1本を分けて飲んだだけだったのに、
ふがいなくも早々に死んでしまった。
その代わり翌朝は4時半に目が覚め、食事の前後で朝風呂を2回。
午前9時前には宿を出て、宿の近くにある奥薬研温泉周辺の無料温泉
大滝の湯とかっぱの湯をはしごして楽しんだ。



早起きすると午前中が長い。11時ごろには下北半島の先端・大間岬に到着。


記念撮影をしてから相棒と泊まる宿を相談し、千人風呂で有名な酸ヶ湯温泉に
的を絞って、電話で問い合わせてみた。
平日ということもあり、空き室はあるとのこと。
ただし旅館部屋はひとり14000円と相当に高い。
しかし自炊部屋もあるそうで2食つきにするとひとり10150円とのこと。

自炊部屋はどんな部屋ですか?

『普通の家の部屋ですよ。ふすまで仕切られた』

ふすま仕切りということは、鍵は掛からないのですか?

このあたりから、宿の担当者の応対がにわかにタメ口になった。
ド素人が…泊まるか泊まらないかサッサと決めろよ的ニュアンスが
伝わってくる。
横柄さがちょっと気に障ったが目を瞑ることにして、自炊部屋を
食事つきで予約。

ちょうど正午近くになったので大間海洋保養センターで昼食を摂ることにした。
せっかくだからと、ここは奮発して大間まぐろ丼1500円也。


昼食後、カーナビで大間から酸ヶ湯をセットすると、所要時間7時間半と出た。
実際はそんなに掛かるまい。下北半島の西海岸沿いを南へたどる。
仏ヶ浦を経てむつ市を過ぎたころから雨が降り出し、半島の付け根あたりの
野辺地町についたころには前が見えないほどの激しい雨になった。
しかし道は空いていたので、夕方5時前には酸ヶ湯温泉に到着。

フロントの係は予約の電話担当者のように横柄ということはなく、
無事チェックイン。部屋は6畳、板扉だが鍵もかけられる。
『普通の家のふすまで仕切られた部屋』というよりは
木造アパートの1室というほうがイメージではないか。

ちなみにトイレは共同だが、ウォッシュレットつき。
別に心配する筋合いはないが、説明を工夫しないと損するよ、きっと…

さておき、まずは体を洗うため男女別の玉の湯に入浴した。
玉の湯の浴槽は2m四方ほど、洗い場は3つ。
かけ流しだが浴槽が狭いためか、湯船の底に湯の花と混ざり合った
髪の毛が多数沈殿していたのはいただけない。早々に退散した。

一方夕食は期待以上、ハートランド生を飲んでご機嫌になった。


夕食後はいよいよ名物の千人風呂。適温で快適な入浴を楽しむ。
千人風呂は夜8時から1時間は女性専用になる。相棒も入浴した。
後で様子を聞くと、おばさんの団体がかぶり湯の浴槽に入るなど
狼藉の限りを尽くしていたそうだ。

千人風呂へ入ってからはいよいよ晩酌。大ビンビール1本、500缶ビール1本、
寝る前にもう一度千人風呂に入ってから、さらに青森の酒蔵・桃川の
端麗純米酒300ビン1本。
早死にした前日のリベンジを果たして、満足のうちに眠りへと落ちていった。

下北半島で温泉三昧

2006-08-30 00:09:46 | 旅行
青森のスーパーホテルからチェックアウト、トヨタレンタカーで借りた
ベルタ返却のためにガソリンスタンドに寄った。給油の結果ベルタの燃費は
13km/Lと判明。
返却後青森駅へ徒歩移動し、今度は駅レンタカーでツアー予約した車を
借り受けた。

車種はニッサンのノート。きのう借りたベルタの、トヨタらしい柔らかな
シートに比べると乗り心地はやや固い。
ナビ付だが、その電源でシガーソケットが塞がっていたので
車の電源を当てにしていたipodや携帯の充電などでちょっと不便するかも…

青森駅前からむつ市まで3時間のドライブの後、まさかりプラザで昼食。
ぼくは貝味噌焼き定食を、相棒はホタテづくし定食をオーダーしたが、
ともに1260円だった。


下北でおそらくいちばん有名な観光地・恐山へ。
ここには実は男性2箇所、女性1箇所のフロがある。そのひとつに入浴してみた。

浴槽は2つ、入り口側の浴槽が小さい。
源泉から注がれる湯の量が同じなため、小さい浴槽が熱かった。

宿泊地の近く、奥薬研温泉の入浴施設・夫婦かっぱの湯をへて、薬研温泉の
古畑旅館へ。眼下に渓流を望む山の宿、総ヒバつくりの浴室もある。

最近、法律の勉強をはじめた。
2年前の異動で、これまでとはまったく毛色の違う業務を担当するようになり、
これまでの経験はほとんど活かせない業務を続ける中で、
会社に自分のキャリアを委ねることへの不安が芽生えてきたからだ。
そんなわけで休みでも勉強を続けられるように、低いハードルのつもりで、
すでに2回通読している入門レベルの民法の受験本を、この旅に持ってきていた。
しかし出発から3日、飲み食い温泉に忙しくその本を手に取ることはなかった。
きょうこそ…とページを開いたものの、わずか4ページで挫折、柔らかな布団に
あえなく沈没してしまった。

「明白かつ現在の危険」がないと、やはり勉強は手につかない。
まだまだぼくの道のりは遠い。

青森へ

2006-08-21 00:00:07 | 旅行
1週間、夏休みを取ることにした。
北東北を周る予定である。
宿にパソコンがあれば旅日記をアップするつもりだが、写真は後日
追加掲載する事になると思う。

旅はすでに昨日から始まっている。
土曜日午後、東北新幹線で八戸に向かったのだ。
電車では初めての東北行き、しかも大宮乗換も初めてなので
早めに出たのだが、大宮駅で新幹線を30分ほど待つ事になった。
大宮駅の新幹線ホームは、トンネル状に屋根と壁で覆われていて
風も通らず、空調も待合室もなかったのでとても暑い。
ホーム上で唯一クーラーが効いているのは、4畳ほどの狭いコンビニだけ…

店員の冷たい視線とクーラーの冷風で、暑さをしのいだ。

新幹線は思いのほか混んでいた。八戸までは3時間半の道のりだ。
時間つぶしに買ったばかりのニンテンドーDS Liteで
「脳を鍛える大人のDSトレーニング」を初プレイ。
最初は年女の相棒が目標26歳を掲げて挑戦、しかし結果は57歳。

さすがにショックだったのか、その後八戸に着くまで、トレーニングモードで
黙々と計算問題をこなしていた。

八戸の宿はインターネットで見つけた八戸温泉駅前旅館。
1泊2食、2人で11500円で男性用大浴場と家族風呂が使える。
もちろん両方試してみたが、
48度のナトリウムカルシウム塩化物泉の掛け流しはさすが。
温泉好きなら、これだけでもお値打ちではないかと思った。
部屋は細長の6畳、さすがに広くはないが寝るだけなら充分。
2階の部屋なら光のコンセントも来ているので、パソコン持込であれば
無料でネット接続できるとのこと。
食事も悪くはなかった。

夕食後八戸駅前に散歩に出かけて、品揃えのいい酒屋を見つけた。
お勧めの青森地酒を2つ試飲させてもらって、そのうちの一つを
1合量り売りで入手、晩酌を楽しんだ。

そして日曜、レンタカーを借りて、天然芝生の丘陵が気持ちのいい
種差海岸に行って海辺を散歩、八食センターから奥入瀬、
十和田湖とまわって、弘前市の大鰐温泉へ。ここで共同浴場の大湯
(250円)に入った。

午後3時半、殆ど貸し切り状態の入浴を楽しむ。
直径4メートルほどのタイル張りの浴槽に、源泉の湧き出しだろうか、
底に這わせた塩ビの細いパイプから気泡が吹き上がっていて気持ちよかった。


そして夕方、藤崎町で開かれる津軽花火大会を見に行った。

午後7時から主催者の挨拶に始まり来賓の挨拶、祝電披露と続いた後
ようやく花火の打ち上げが始まった。
決して大輪の華と言う訳ではないが、打ち上げ口が見えるほど近くで
観覧できるので、なかなか楽しい。

しかも各花火とも1シリーズごとに協賛がついていて、
地元企業や業界団体のほか、地元のスナックまでスポンサーになっていて
その名前とひとことPRみたいなのを読み上げてから打ち上げるので、
花火と花火の間に5分程度の間があく。
なんともユルい、またそれが魅力的な「町の祭り」テイストで良かった。

花火の観覧後、会場離脱の渋滞に巻き込まれて脱出に30分ほどかかった。
今宵の宿は青森のスーパーホテル。じゃらんの日曜限定カップルプランという
やつで、1泊朝食付を2人で4980円。

ホームページに部屋の詳しい紹介があり、
部屋もユニットバスも狭い事もすでにわかっていたので、
市内の温泉銭湯・出町温泉(390円)に立ち寄ってから
チェックインした。

明日は下北半島へ行く予定。

野沢温泉スキー旅

2006-02-16 03:04:34 | 旅行
月曜日に有給休暇を取り、長野の野沢温泉へスキー旅行に行ってきた。

土曜日、荷物を満載した車に乗って朝10時出発。
愛車は平成3年式のランドクルーザープラド。
7年前、8万km走行の中古で購入した初めての車だ。
一昨年ラジエーターのパンクという大きな故障があったが概ね元気、
すでに走行距離は17万kmを突破している。
快晴のためか川越あたりから高速道路が20kmの渋滞。
その回避のため、高速道路は東松山ICから乗って16時過ぎ野沢温泉に到着した。

今回は2泊の予定だが、1泊ごとに宿が変わる。直前予約だったので、これはと思える
宿では連泊の手配ができなかったためだ。

1泊目の宿は、三十苅(さんじゅうがり)という民宿。温泉ではない内風呂があり
1泊2食、翌日スキーから戻るまでの荷物預けと駐車場使用料、そして5300円
相当のスキーリフト1日券もついて12000円の宿である。
案内された2階の部屋は7.5畳。横幅が1.5畳分で奥行きが2.5畳分という、
ずいぶん細長い感じの部屋だったが、壁紙の張り替えと木部の塗り替えが済んだ
ばかりのようで、割ときれいな部屋に感じられた。
テレビはダイヤルチャンネル式の古い14型だが、無料で使える。洗面・トイレは共同だ。
荷物を置き、早速近くの外湯「熊の手洗い湯」に出かけた。
熱い浴槽とややぬるめの浴槽があったので、ぬるめの浴槽に入ったのだが、
後で聞くと泉質がそれぞれで違っていたらしい。
宿に戻ると、ほどなく夕食になった。
食前酒として「どぶろく」が供され、馬刺しも出るなど、なかなか郷土色豊かな献立。
スキー宿にありがちな、料理がさめているということもなく、満足できる内容だった。
食後、再び湯めぐりに出かけ「真湯」に入浴。内風呂も試した後、部屋での宴会を
楽しみ、12時過ぎに就寝。

日曜日の天気は雪で風もやや強く吹いた。山頂はマイナス12℃だったとか、ベースあたりでも結構寒かった。
1年ぶりのスキーということもあったので、緩やかな林間コースでの足慣らしに
終始した。
足は疲れたが、ちょっとすべり足りない気分。
民宿に戻ると、「またきなせぇ」と、女将が手づくりの首飾りを相棒の首に掛けてくれた。
宿の主人は、車の雪を下ろしておいてくれた。なかなかありがたい心遣い。

2泊目の宿は、四季の宿・河一屋。三十苅のすぐ近くの宿だ。
車でわずか30秒の移動、5時ごろチェックインした。1泊2食で料金は8550円。
ここでは3階の部屋で、ほぼ正方形の8畳部屋に洗面台のある3畳ほどのスペースが付く。
広さは申し分ないが、部屋と洗面台を仕切る障子戸の溝が磨り減ってなくなっており、
不用意に開くと戸が外れるので、なんとなくボロさを感じさせられる。
テレビはリモコン付きの20型で、もちろん無料。
トイレは共同だがウォッシュレット付きで、内風呂は2箇所の源泉を引き湯した温泉だ。
夕食前に早速内風呂を試した。
室内浴槽は「麻釜の湯」を循環、露天風呂は「真湯」を源泉掛け流しということで、
2種類の湯が楽しめることはポイントが高い。ただし冬は夜10時半~朝6時までは
利用できないとのこと。それと露天の出入口が、室内風呂の単なる大窓のような感じ
なので、ちょっと分かりづらかった。
夕食は典型的なエコノミー温泉宿の献立。ただし食前酒に梅酒が付き、馬刺しも出る。
揚げ物・焼き物はさめているというレベルにとどまらず、冷たかった。
この点だけでも、イメージ的にかなり損をするだろうと思うのだが…
夜は「大湯」と「上寺湯」をめぐって、ビールで乾杯。1時ごろ就寝。

雪は未明には上がり、月曜日の朝は快晴。
チェックアウト後は車の駐車が出来ないといわれたので、村営の柄沢駐車場へ
向かった。
走行中、なぜか車がエンストしたが、スターターを回すとエンジンがかかったので、そのままゲレンデへ。
午後1時まで利用できるリフト半日券(4000円)で、山頂部分の「やまびこゲレンデ」、
尾根伝いの「スカイラインコース」などを滑走し、前日の不完全燃焼も解消した。
出発前、最後の外湯めぐりで「中尾の湯」に入浴、人の少ない昼の入浴ということも
あって、かなり湯は熱かったがそれも野沢らしさ、十分に満足した。

温泉とスキーを満喫した休日はこうして平和裏に終わってゆくはずだった。
しかしほどなくして、思わぬ事態に直面することになるのである。
その話は、次の次の回で…