週末の朝、天気予報をチェックすると土日とも全国的に晴天とのこと、
相棒を乗せてフュージョンで遠出することにした。
その天然振りで数々の伝説を残す、関西風にいうと「ア○」な相棒―
一事が万事ノラリクラリ、ついでに存在感も薄い「けむり」のような、ぼく―
そんな2人が今回目指したのは、物の言い様どおり高~い所。
長野と群馬を結ぶ志賀草津道路を走るプランである。
国道292号線こと志賀草津道路は、国道としては日本で最高所を走る道路と
して知られている。
最高地点の標高は2172m、地上より10度ほど気温が低く、10月下旬には
初雪も降るという。
最低限の防寒対策として、速乾性半そでシャツにダンガリーシャツ、アーミー
コートにジーパンという秋の普通のバイク服装に、山用の長袖1枚とスキー用の
手袋を追加した。
そして「1泊2日で初日は長野、雪が降ったら諦める」という、2人らしい
大雑把なプラン(?)。
あとは進み加減次第、おいおい決めていく。
神戸出身のぼくにとって、岐阜より東の地理感覚はほぼ皆無に等しい。
そんなわけで今年処分した70プラドで使っていたカーナビをフュージョンに
載せ変えて重宝している。
今回も頼りになるのはカーナビだ。
いちばん速く進めた場合に目的地となる野沢温泉を行き先として設定した。
正午前に板橋を出発。1時間ほど走ってさいたま市与野にあるSATYに
立ち寄り、丸亀製麺のうどんとスターバックスのコーヒーで昼食を摂った。
土曜日午後2時前、国道17号線バイパスは時速60kmペースで流れていた。
まもなく上尾市にさしかかるあたりで、ナビの異変に気がついた。
画面に地図が表示されなくなったのである。画面に映っているのはのは
数km手前で受信したらしい道路の渋滞情報、正常なら10秒ほどで消えて
地図に戻るはずの画像だ。
情けないかな、こうなってしまうともう分からない。
次は右なのか左なのかそれとも直進なのか…
フュージョンを停めてナビを再起動した。
画面に表示されたのは
「DVD-ROMドライブの異常です。販売店に相談してください」とのメッセージ。
あかん。こわれた…
フュージョンのトランクに積み放しにしている道路地図を久しぶりに開く。
国道17号をそのまま北へ進み、高崎あたりで国道18号を西に行けば、
とりあえず長野へたどり着くことは分かった。問題は目的地、カーナビなら
到着予想時刻が出るが、道路地図では自分で予想する必要がある。
さて、どの時点で見極めるか…
18号線との分岐となる高崎は午後4時過ぎ通過、国道18号線はやや混雑、
しかも上り坂が延々と続くコンディションで、フュージョンの2人乗りでは
登坂車線をトコトコ走るしかない。
日暮れ時、大型トラックに前後をはさまれての走行は、やはり快適とはいえない。
この1時間で進める距離を見ておいて、夜8時ごろまでにたどり着けそうな町を
目的地にすることに決めてフュージョンを走らせる。
午後5時40分、どうにかこうにか峠を越えて中軽井沢へ。
休憩のためコンビニに立ち寄り、携帯電話で宿を探す。
宿を取る町の候補は2つ、
何かと便利そうな長野市内か、外湯めぐりが魅力の野沢温泉か…
結局は宿泊代が安いことが決め手となって、野沢温泉の民宿を朝食付で予約。
夕食は道沿いで見つけたファミリーレストランに入った。
メインディッシュを選ぶと、サラダとフルーツ・スープ・ごはんが
食べ放題となるバイキングが付いてくる。
相棒はヒレステーキ、ぼくは240gのガーリックステーキを注文。
ふたりで2800円ほどだったが、残念ながら肉はあまりおいしくなかった。
西宮市の三田屋レストランのように、1500円でステーキと豪華なバイキングが
食べられる店と比べるのが間違いかもしれないが、満足度はあまり高くなかった。
長野市を過ぎると街燈も少なくなり、地図では役に立たなくなったので、
ポイント記録用に持ってきたmio168RSを使うことにした。
mio168RS は、GPSが装備されたルートナビ機能もあるPDAだ。
どこにでも持っていけるので便利なのだが、内蔵バッテリーでは2時間しか
使えない。しかも、道案内の音声はあまり大きくできないやら、防水機能もない
やらあって、普段バイクでは使っていない。ま、今回は目的地まで2時間掛から
ないし、タンデム席の相棒に道案内は頼める。それに何より他に手がない…
夜9時、野沢の温泉街に到着した。予約した民宿は、観光案内所の看板で
だいたい場所の見当がつけられたこともあって、すぐに見つかった。
通された部屋は流面台のある板の間とトイレが付いた6畳、
最近改装したようで壁紙やふすまもほとんど汚れが目に付かない。
お茶セットと電話、そしてリモコンなしのテレビが置いてあった。
荷物を置いてすぐに外湯へ。宿近くにある中尾の湯と新田の湯をはしごして、
足の指先がピリピリするような熱い硫黄泉を楽しんでから、温泉街の酒屋で
日本酒とビール、ワインの小瓶を買った。
宿に戻って、タンクローリーで汲んできた温泉水を使っているという
内湯にも入ってみた。たぶん家族客の子ども向けに配慮したのだろう、
ぼくにはぬるすぎた。
普段から酒を飲むこともあって、旅先での晩酌はこの上ない楽しみである。
頭と体を洗い、早々に上がって晩酌に突入したが、9時間かけて300kmをバイクで
走る長旅にさすがに疲れていたのだろう。エビスビール1本を空け、地元飯山市の
日本酒「水尾」というのを1合飲んだところで、残念ながら力尽きてしまった。
計画性ほぼ0、思いつきほぼ100、だいたいは成り行き次第…という2人の
大雑把な旅は、こうして日曜日へとなだれ込んでいくのであった。
相棒を乗せてフュージョンで遠出することにした。
その天然振りで数々の伝説を残す、関西風にいうと「ア○」な相棒―
一事が万事ノラリクラリ、ついでに存在感も薄い「けむり」のような、ぼく―
そんな2人が今回目指したのは、物の言い様どおり高~い所。
長野と群馬を結ぶ志賀草津道路を走るプランである。
国道292号線こと志賀草津道路は、国道としては日本で最高所を走る道路と
して知られている。
最高地点の標高は2172m、地上より10度ほど気温が低く、10月下旬には
初雪も降るという。
最低限の防寒対策として、速乾性半そでシャツにダンガリーシャツ、アーミー
コートにジーパンという秋の普通のバイク服装に、山用の長袖1枚とスキー用の
手袋を追加した。
そして「1泊2日で初日は長野、雪が降ったら諦める」という、2人らしい
大雑把なプラン(?)。
あとは進み加減次第、おいおい決めていく。
神戸出身のぼくにとって、岐阜より東の地理感覚はほぼ皆無に等しい。
そんなわけで今年処分した70プラドで使っていたカーナビをフュージョンに
載せ変えて重宝している。
今回も頼りになるのはカーナビだ。
いちばん速く進めた場合に目的地となる野沢温泉を行き先として設定した。
正午前に板橋を出発。1時間ほど走ってさいたま市与野にあるSATYに
立ち寄り、丸亀製麺のうどんとスターバックスのコーヒーで昼食を摂った。
土曜日午後2時前、国道17号線バイパスは時速60kmペースで流れていた。
まもなく上尾市にさしかかるあたりで、ナビの異変に気がついた。
画面に地図が表示されなくなったのである。画面に映っているのはのは
数km手前で受信したらしい道路の渋滞情報、正常なら10秒ほどで消えて
地図に戻るはずの画像だ。
情けないかな、こうなってしまうともう分からない。
次は右なのか左なのかそれとも直進なのか…
フュージョンを停めてナビを再起動した。
画面に表示されたのは
「DVD-ROMドライブの異常です。販売店に相談してください」とのメッセージ。
あかん。こわれた…
フュージョンのトランクに積み放しにしている道路地図を久しぶりに開く。
国道17号をそのまま北へ進み、高崎あたりで国道18号を西に行けば、
とりあえず長野へたどり着くことは分かった。問題は目的地、カーナビなら
到着予想時刻が出るが、道路地図では自分で予想する必要がある。
さて、どの時点で見極めるか…
18号線との分岐となる高崎は午後4時過ぎ通過、国道18号線はやや混雑、
しかも上り坂が延々と続くコンディションで、フュージョンの2人乗りでは
登坂車線をトコトコ走るしかない。
日暮れ時、大型トラックに前後をはさまれての走行は、やはり快適とはいえない。
この1時間で進める距離を見ておいて、夜8時ごろまでにたどり着けそうな町を
目的地にすることに決めてフュージョンを走らせる。
午後5時40分、どうにかこうにか峠を越えて中軽井沢へ。
休憩のためコンビニに立ち寄り、携帯電話で宿を探す。
宿を取る町の候補は2つ、
何かと便利そうな長野市内か、外湯めぐりが魅力の野沢温泉か…
結局は宿泊代が安いことが決め手となって、野沢温泉の民宿を朝食付で予約。
夕食は道沿いで見つけたファミリーレストランに入った。
メインディッシュを選ぶと、サラダとフルーツ・スープ・ごはんが
食べ放題となるバイキングが付いてくる。
相棒はヒレステーキ、ぼくは240gのガーリックステーキを注文。
ふたりで2800円ほどだったが、残念ながら肉はあまりおいしくなかった。
西宮市の三田屋レストランのように、1500円でステーキと豪華なバイキングが
食べられる店と比べるのが間違いかもしれないが、満足度はあまり高くなかった。
長野市を過ぎると街燈も少なくなり、地図では役に立たなくなったので、
ポイント記録用に持ってきたmio168RSを使うことにした。
mio168RS は、GPSが装備されたルートナビ機能もあるPDAだ。
どこにでも持っていけるので便利なのだが、内蔵バッテリーでは2時間しか
使えない。しかも、道案内の音声はあまり大きくできないやら、防水機能もない
やらあって、普段バイクでは使っていない。ま、今回は目的地まで2時間掛から
ないし、タンデム席の相棒に道案内は頼める。それに何より他に手がない…
夜9時、野沢の温泉街に到着した。予約した民宿は、観光案内所の看板で
だいたい場所の見当がつけられたこともあって、すぐに見つかった。
通された部屋は流面台のある板の間とトイレが付いた6畳、
最近改装したようで壁紙やふすまもほとんど汚れが目に付かない。
お茶セットと電話、そしてリモコンなしのテレビが置いてあった。
荷物を置いてすぐに外湯へ。宿近くにある中尾の湯と新田の湯をはしごして、
足の指先がピリピリするような熱い硫黄泉を楽しんでから、温泉街の酒屋で
日本酒とビール、ワインの小瓶を買った。
宿に戻って、タンクローリーで汲んできた温泉水を使っているという
内湯にも入ってみた。たぶん家族客の子ども向けに配慮したのだろう、
ぼくにはぬるすぎた。
普段から酒を飲むこともあって、旅先での晩酌はこの上ない楽しみである。
頭と体を洗い、早々に上がって晩酌に突入したが、9時間かけて300kmをバイクで
走る長旅にさすがに疲れていたのだろう。エビスビール1本を空け、地元飯山市の
日本酒「水尾」というのを1合飲んだところで、残念ながら力尽きてしまった。
計画性ほぼ0、思いつきほぼ100、だいたいは成り行き次第…という2人の
大雑把な旅は、こうして日曜日へとなだれ込んでいくのであった。
