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Maladet de Sahara

~ 人とのつながり、出会いの広がり ~

モルドバから 新たな旅立ち・・・

笑顔あふれるモルドバの冬 ~天からの素敵な贈り物~

2007-12-27 03:50:22 | モルドバ・生活

去年初めてモルドバに来たとき、冬はすごく寒いから気をつけてと言われていたのだが、暖冬であまり寒くなく、雪もほとんど降らなかった。 今シーズンは12月半ばから結構雪が降り、今も街は真っ白で冬らしくていい。 12月14日の夜、去年の学生と食事の約束をしていて、センターで待ち合わせをして、そこから、マイクロバスに乗り、リシュカーノフカへ… そして、雪の中、公園を散歩…



降ったばかりの雪のじゅうたんの上を歩く。 モルドバの人々もこのときを待ち望んでいたかのように、多くの人が雪を楽しみながら散歩していた。 食事の後も、少し外を歩いたのだが、人々の顔は笑顔であふれていた。 この日の夜は遅くまで雪を楽しむ人々の歓声が響いていた。 天からの素敵な贈り物… 冷たい雪に人々の心は温まる。

この週の週末は雪の日が多く、うちの近くの歩道も真っ白に雪化粧。



財団の近くの通りも一面の銀世界に…



そして、夜景… 雪で覆われたキシナウの中心部もまた美しい。 キシナウのシンボルである大聖堂と凱旋門も雪景色の中に浮かび上がる。



モルドバの英雄、シュテファン大公もこの夜は雪の上着を羽織って人々の行き来を見守っていた。



凱旋門に続くこの雪の並木道は本当に美しい。



ただ、この写真を見てもわかるように、今キシナウ中の歩道はアイスバーン状態になっており、気をつけて歩いていても、転びそうになり、非常に怖い。

市庁舎も雪の夜のキシナウの街に輝く。


「地球アゴラ」の出演日程が変わりました!!!

2007-12-18 01:20:24 | モルドバ・生活

昨日「地球アゴラ」のスタッフの方からお電話をいただき、今週末のスペシャルではなく、1月13日(日)の放送に出演しないかという打診がありました。 私自身も今週末だと思っていたので、多くの方に連絡してしまっていたのですが、1月13日に長く時間を取って出演させていただけるということだったので、受けさせていただきました。

モルドバのことをテレビを通してお伝えできる機会はそんなに多くないと思うので、もし長い時間取っていただけるなら、そのほうがいいと思ったからです。


[[[ 出演日時 ]]]

12月23日(日)1月13日(日) 21:10 ~ 21:59

詳細は「地球アゴラ」ホームページまで…
https://www.nhk.or.jp/agora/

それでは、1月13日の放送をお楽しみに♪


冬支度 ~隙間風との戦い~

2007-12-11 22:17:08 | モルドバ・生活

一時期に比べて、また暖かい今日このごろ。 ただ、最近は雨が多い。 雨が降ると、洗濯物が乾かないのと、週末の楽しみであるバスケができなくなるので嫌だ… ここの暖房は中国のときと同じセントラル・ヒーティングなのだが、去年の先生から聞いていた通りあまり効かない。(ちなみに、去年のホームステイ先の部屋も結構寒かった…)



中国のときは、部屋の中では半袖のTシャツでいても大丈夫なぐらい暖かかったのだが、ここのは触ってもいても暖かいという程度… どうも1階にボイラーがあるらしく、最上階である9階はそこまで暖かくならないとか。 今はまだそこまで寒くないからいいのだが、これから寒くなったとき、これで大丈夫なのか心配。 ということで、暖かいうちに、やっておかなければいけないことがある。 それは、隙間風対策。 見た目はちょっとかわいらしい白い木枠の窓も、見てわかるぐらいの隙間があり、風が強い日はそこから風がぴゅーぴゅー入ってくる。 それどころか、洗濯物を干すところの窓はちゃんと閉まらない… 先々週にテープを買ってきて始めたのだが、テープが足りなくなり中途半端なままになっていた。 今日はさらに長いテープを買ってきて、リビングと洗濯物を干すところの窓にテープ貼り。



写真のきらきら光っている部分は全部テープ。 念のため、全部二重に補強。 モルドバに来て、今までもいろいろな初体験があったが、これもまた生まれて初めての経験。 日本でこんなことをやったことがある人なんてめったにいないのでは… これで、何とか冬を乗り切れるといいのだが。

外国での生活は不便なところもあるが、それはそれでおもしろかったりもする。 だが、冬はいろいろと恋しくなる。 まずは、温かいお風呂… 中国にいたときはバスタブさえなかったので、不可能だったが、ここはバスタブはある。 ただ、電気温水器のタンクが小さいため、バスタブにお湯を一度ためたら、温水は全部なくなるだろう… そして、こたつ。 これは、アメリカにいたときも、中国にいたときも、そして、ここでも思う。 嗚呼、こたつに入りながら、うたた寝したい…

そして、冬といえば… みかん! 高級メロン1個より、値段分の安い箱入りみかんが欲しい自分。 いつもは10円にもこだわるのに、コンビニでオレンジ100%ではなくポンジュースのペットボトルを手に取っている自分。 日本にいるときはみかんを食べ過ぎて、よく手が黄色くなっていた自分。 うれしいことに、みかんはここモルドバにもある。 ありがとう、モルドバ。 ありがとう、みかん。



今日近くのマーケットで買ってきたみかん。 値段は18レイ/1kg。(1レイは約9円) 今日見た限り18レイが一番安く、他の店では20レイ、22レイというのが多かった。 ちゃんと試食もしたうえで購入。 8個で12レイ。 最近はなくなる前に、新たに補給という状態が続いている。 モルドバの果物は、日本のほど甘くないような気がするが、果物そのものの味がしてシンプルにおいしい。

温かいお風呂につかることはできないが… こたつでうたた寝することもできないが… 大好きな甘酸っぱいみかんとともにモルドバの冬を過ごす。 

NHK BS1「地球アゴラ」に再出演します!!! ~大好きな学生たちについて~

2007-12-03 19:24:26 | モルドバ・生活

10月に出演させていただいた「地球アゴラ」のスタッフから再び出演依頼があり、12月23日(日)に放送される「『地球アゴラ』 今年もいろいろありました! スペシャル」に出演させていただくことになりました。 前回はモルドバの一番の特産品であるワインをワイン・フェスティバルのニュースを通して紹介しましたが、今回は大好きな学生たちについて話すことができそうなので、今から楽しみにしています。

政治や経済に関しては、まだまだ問題も抱えているモルドバですが、何より人が温かい… この国に来られて、そして、いろいろな人に出会えて、本当によかったと思っています。 日本ではまず「モルドバ」という国の名前でさえ耳にすることはほとんどないと思いますし、ましてモルドバ人に会ったことがあるという人なんて極一握りしかいないと思います。 そんな日本の方々に学生たちのことを通して、モルドバの人たちのことを少しでも伝えられたらと思っています。

お時間があれば、ぜひご覧になってください。 また、ご覧になった方は一言でも構いませんので、ぜひご感想をお聞かせください。


番組名: 「地球アゴラ」 今年もいろいろありました! スペシャル
放送局: NHK 衛星第一
日時: 12月23日・日曜日
      
第1部: 午後8時10分~9時00分 第2部: 午後9時10分~10時00分
番組ホームページ: http://www.nhk.or.jp/agora/


モルドバで感じる日本の伝統 ~モルドバに日本がやってきた~

2007-12-01 19:29:53 | モルドバ・日本語

10月20日(土)、モルドバ日本交流財団に一人の日本人がやってきた。(更新が遅れ、1ヶ月以上前になってしまいました…)  着付け、茶道、そして、風呂敷のことを伝えに宮代さんが来たのである。

M: 「おはようございます。」
宮: 「ああ、おはようございます。 日本の方ですよね?!」

早々から、こんなハプニング(よくあることだが… 汗)もあったが、こんな素晴らしい機会をモルドバの学生たちに与えてくれた宮代さんには心から感謝したい。 また、通訳として在ウクライナ日本大使館から来たカチャさんにも感謝したい。 普通に話す日本人の日本語を、特に今回の通訳は専門用語も多く大変だったとは思うが、巧みに通訳していた姿は、学生たちにとっていい刺激になったかと思う。

まずは着物の着付け。 正直、着付けを見たのはこれが生まれて初めてだった。 学生たちとともにモルドバで日本文化に触れる一人の日本人。 説明を加えながら、慣れた手つきで着物を着せていく宮代さん。 モルドバ人の学生がまるで日本人のような着物姿に変わっていく。









着物を着て会場を歩くカチャさん(こちらもカチャさん!)にはフラッシュの嵐。



そして、今度は男性の着付け。 女性のときとは異なり、一瞬で終わってしまった。



着物を着て歩くローマさん。 歩きにくそうな姿が印象的だった。

次は浴衣。 宮代さんの説明を受けた後、学生たちが自分たちで浴衣を着せていく。



浴衣を着せている学生も、着せてもらっている学生も初めての経験に本当に楽しそうだった。 ちなみに、写真右側のスーツ姿の女性が通訳のカチャさん。

この後は大写真大会! 着物、浴衣を着た4人はまるでスーパースター… そして、私はカメラマン。(汗) 自分のカメラだけで28枚… 学生たちのカメラでも撮っていたので、いったい何枚撮ったんだという感じ。 みんな笑顔が忘れられないような写真ばかりだったが。



  


写真大会も終わり、次は茶道。 ちなみに、茶道をちゃんと見るのもこれが初めてだった。 お茶会には必ずその日のテーマがあることなど、知らなかったこともたくさんあり、学生たちとともに頷きながら宮代さんの話を聞く。 季節を楽しんだり、見えないところにまで気を配ったりする昔の人の心意気は本当に素敵である。





茶室の雰囲気を出せないのは残念だったが、学生たちと同じように宮代さんの一挙一動を真剣に見つめる。



そして、質問タイムには学生たちとともに質問していた。 この後、実際に抹茶を飲んだり、お茶菓子を食べたりと楽しい一時を過ごす。 モルドバで抹茶をすすりながら、落雁を頬張るなんて思ってもみなかった… 日本はおいしい。

次は風呂敷。 元々は銭湯で自分の浴衣を他の人のと間違えないために使われていたという名前の由来から始まり、現代のエコロジーの視点からも風呂敷が見直されているという。 そんな話を聞きながら思い出したのは大学時代のドイツ人の先生。 「ビジネスマン」というドイツ語の単語を「商人(あきんど)」と訳したその先生は、坂も多く、30分以上かかるというのに、自転車で大学まで通っていた。 さらに、自転車の荷台には風呂敷! 日本をこよなく愛し、エコ先進国ドイツからやってきた先生らしい。



宮代さんが一通りいろいろなものを風呂敷で包んでからは、学生たちが前に出てきて挑戦。 みんななかなか上手で、たくさんの拍手が送られていた。

日本にいてもなかなか触れられない日本の文化を学生たちとともに心から楽しんだ1日だった。 ウクライナから日帰りという強行スケジュールの中来てくださった宮代さんに本当に感謝。