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武器学校 土浦駐屯地祭2018  10-4

2019年02月16日 | 陸上自衛隊レポ
お疲れ様です〜〜〜
三寒四温とはよく言ったものですが…
こういった時期に風邪をひきやすい!
油断なさらず、マスク着用、手洗いうがい、お忘れなく〜〜

さて、そろそろほんとに終わりに近づいてまいりました、武器学校土浦駐屯地レポ
今回は……ごろんたはもう、わけがわかりません!
(写真の撮り方が悪いのです…)
一体どの装備品がなんなのか??!!…という状態であります。
…が、進まねばならないこの道を〜♪ということで、ドゾ



ドドン!!! その名も火砲館! 何が置いてあるかすぐわかります!
では入ってみましょう…





三八式野砲 (写真向かって左)& 改造式三八式野砲(写真右)

三八式野砲(さんはちしきやほう)は、1900年代中期に開発・採用された大日本帝国陸軍の野砲。
日露戦争中の1904年(明治37年)、日本陸軍はドイツのクルップ社に砲身後座式の駐退復座機を装備した
4種類の新型火砲[3]を発注した。その中には三十一年式速射野砲の後継たる75mm野砲の完成品400門及び
半成品400門が含まれていたが、1905年(明治38年)に納品された頃には日露戦争は終局に向かっていたため、
日露戦争でこれらの砲が使用されることはなかった。
三八式野砲は一部に小改良を加えた上で1907年(明治40年)に制式採用された。のちには大阪砲兵工廠で
約3,000門(当初から改造三八式野砲として製造された約500門を含む)が生産され、
日本陸軍の師団砲兵(一般の野砲兵連隊)の主力野砲となった。また騎砲兵向けに三八式野砲を軽量化した四一式騎砲も生産・配備されている。
三八式野砲の駐退復座機はクルップ社が設計したバネ圧復座式であるため、フランス製Mle1897野砲の気圧復座式に比べて容積が嵩張るのが難点であった。
弾薬は薬莢と弾頭が固定され規定量の装薬が装填された固定薬莢(完全弾薬筒)式であるため、弾頭だけでなく薬莢の大きさと形状が一致しないと砲弾は
使用できなかった。このため同じ日本陸軍の口径75mmの砲でも、三八式野砲は四一式騎砲とのちの九五式野砲とは砲弾の互換性があったが、
四一式山砲や九〇式野砲、九四式山砲とは弾薬の互換性がなかった。
実戦投入は第一次世界大戦が最初であり、青島攻略戦やドイツ植民地の南洋諸島攻略作戦で使用されたが、
第一次大戦における日本の参戦は限定的なものであったため余り活躍できてはいない。ロシア革命への干渉と白衛軍の支援を目的としたシベリア出兵でも使用された。
(出典:いつものごとくウィキペディアより)



ここに注目!ということなので注目しましょう…なぬなぬ?
ふむふむ…ということで(どゆこと?)改良の余地があった三八式野砲、改良図面を見ると…



図面にペダルのようなものが見えますね…



これですね〜〜〜この茶色の物体。木製なんですね。
ではここで、改造式三八式野砲の解説を…

改造三八式野砲

第一次大戦から戦間期において、欧州各国では急速に野砲の長射程化が進んだ。
この時代の流れに対応するため新型野砲の整備が求められたが、それまでの繋ぎとして既存の三八式野砲を改修して
射程を延伸させることとなり、改造三八式野砲が開発された。既存の三八式野砲から逐次改修され、またこれとは別に新規に約500門が生産された。
改造三八式野砲は、高仰角を取っても砲身と砲脚が干渉しないように砲脚を中央部に穴のあいた刺又(音叉)状のものに改修したほか、
高仰角での砲撃時に後退した砲身を前進させられるように駐退復座機を強化し、砲耳(砲身の俯仰角を取るための軸)の位置も変更した。
このため改造三八式野砲の駐退復座機は、改造前の三八式野砲のそれに比べてやや前方に延長されている。その為、
未改造の三八式野砲と比較して最大射程を3,000mほど延伸させることに成功したが、反面重量は190kgほど増大している。
前述のように本砲は将来的に新型砲が整備されるまでの暫定的な野砲として開発されたが、部隊配備以後、
駐退複座機と砲架を中心に故障・事故が相次ぎ、また仰角を43度まで増やしたものの、改造された砲の中には仰角35度以上では
復座力が不足して手で復座させる事例も出るなど、信頼性に問題を抱えることとなった。
1935年(昭和10年)前後頃には、三八式野砲の後継となる九〇式野砲が開発・採用されたが、九〇式野砲は重量が大きいため機動力低下を懸念した
参謀本部は、九〇式野砲の設計を基に射距離を犠牲にして軽量化を推し進めた九五式野砲を制式採用する。しかしながら、1940年(昭和15年)頃の日本陸軍は、
ドイツ陸軍とアメリカ陸軍の師団砲兵に倣い、師団砲兵の編制を従来の75mm野砲・105mm軽榴弾砲(九一式十糎榴弾砲)から、
105mm軽榴弾砲(九一式十糎榴弾砲)・150mm重榴弾砲(九六式十五糎榴弾砲)装備へと改編し火力を向上させる構想を抱いており、
野砲や山砲の生産は機械化牽引野砲である機動九〇式野砲を除いて縮小されていた。その為、九〇式野砲の総生産数は約200門(機動九〇式野砲は約600門)、
主力野砲となるべき存在である九五式野砲で約320門以上程度であったため、改造三八式野砲は完全に更新されること無く終戦まで運用が続けられた。
(出典:もちろんウィキペディアより)



後ろから見るとこんなに長い物体であります…
FH70も長いですよね〜、そういえば…

これから先似たような物体が出てまいります…識別するだけでもしんどいっす〜〜〜
でもがんばりまっす。よろしければおつきあいください〜〜〜♪

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6 コメント

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Unknown (あおりどめ)
2019-02-16 14:58:10
戦後よく残ったなぁと、
護りぬいた方に感謝します😄

今の隊員さんの、
しょうがないのでコメント図面と
過去の製図とを比較することも
おも白いですね。😁
返信する
Unknown (堀倫)
2019-02-16 18:38:02
お疲れ様です〜
日差しが無いと寒いですね。
でも来週には春一番が吹く予報が〜

火砲館、そのものズバリのネーミング。
期待してしまいます〜
しかしどこも同じでしょうが建物が古そうですね。

私知らなかったんですが、
野砲って10cm以下の口径のカノン砲の事なんですね。
現代では使われてない火砲ですよね。
今は近距離は無反動砲で遠距離は迫撃砲でしょうか。

三八式野砲と改造三八式野砲の改良点をわかりやすく展示してあるんですね〜
仰角をさらに取るための工夫…
なんだか74式戦車の俯角を稼ぐための油圧サスにも通じるような〜
この時代の野砲って反動を支える脚が1本なんですね。
FH70を見慣れているとびっくりです。

火砲館とい言うくらいですから似たような火砲が出てくるんですね〜
風雨にさらされず大事に保管されてる火砲、楽しみです〜
返信する
どうやって保管を… (ごろんた)
2019-02-16 22:33:04
あおりどめさん

ふる〜いものでも大事に…というわけではなく
戦術、戦技、兵器の研究のために
大事に保管されていたんだろうな〜〜〜と
思われる火砲でございますね。
下手したら、米軍に接収されていたかも??
古すぎるから、見過ごされたのかな…??

図面の説明、わかりやすいですよね(^^)
なるほど〜〜〜〜
当たらないようにするには
そこを取っちゃえばいいんだ!…発想の転換!
大事です柔軟な対応能力…!

ひょんなところに解決方法が潜んでいたりするんですよね〜〜〜〜(^^)

返信する
昔のことじゃった… (ごろんた)
2019-02-16 22:46:56
堀倫さん

お疲れ様です〜〜〜♪
こちらの建物、プレハブ1棟という簡素なたたずまいでございました。
どうせなら、すべての野外の展示物は
プレハブの中か、それが無理ならせめて
アーケード街のように屋根をつけてほしいです〜

野砲とは…そういう代物を指すのですか!
いや〜〜〜野砲っていうから
野外でバンバン撃っていい砲…くらいに考えてました。
自分の浅はかさが愚かしい……
結局カノン砲の一種なんですね!

現代と違って、どちらかというとほぼほぼ人力で
兵器を運用していた時代の代物。
知恵とひらめきが勝負の差〜みたいな感がありますよね。
仰角をつけるために、穴掘るのは大変だから〜
じゃあ、当たらないように、当たる部分なくせばよくね?
っていうひらめきがあったからこそ、改造野砲が誕生〜〜〜♪♪

NHKでよく流れる、「映像の世紀」という番組で
日清日露くらいの日本兵さんの映像が出てきてたような…
野砲を撃つ、砲撃のショックで野砲自体が前後に動くという映像とか
見た記憶があります。
その時は、あ〜〜〜やっぱ衝撃で動くんだ〜くらいな感じだったんですが
この図面と解説のおかげで、今度同じようなシーンを見る時
違った視点から見られそうです(^^)足の長さとか♪

一本の足でも十分に支えられた、=それほど衝撃ない
ってことなんでしょうか???
FH-70が一本足だったら、到底支えられないと思いますよね。
あの巨体から繰り出される砲弾、その衝撃たるや…!

そのうちFH-70も火砲館に仲間入り???
大きすぎるから、別棟に特別展示してくれると嬉しいですね〜
できたらいつまでも現役でいてほしいですけど…






返信する
Unknown (堀倫)
2019-02-17 11:46:35
お疲れ様です〜

ひょえ〜前回の分で私の拙いコメントが〜
遅くなりましたが、リンクまでありがとうございます。

大陸の方では軍馬で引っ張ってたみたいですが、
南方のジャングル戦では、ほぼ人力ですよね…。
しかも満足に食事もとれない状況で…。

FH70もいずれ固定展示になるのかもしれませんが、
でかいですよね〜(笑)
返信する
(^O^)いえいえ〜 (ごろんた)
2019-02-17 12:12:24
堀倫さん

お疲れ様です〜〜
勝手にリンク貼ってしまいました…
事後承諾ですみませんが、宜しくお願いいたします。
役に立つ情報をいただきましたので
ご覧になる皆様のご理解を深めるであろう〜〜〜と
思っております。
いつもありがとうございます(^^)

馬もかわいそうですよね…
駐屯地内に軍馬の碑が建っているところが
結構ありまして…お馬さん大好きなごろんたとしては
もうもう手を合わせて「申し訳ない。そしてありがとう」と真心込めてお祈りしております。
犬に爆弾つけて…とかもありましたよね。ひどすぎです…
生き物が戦いに使われる世の中だけは避けてほしいものです。
あ、生き物って人も入るんですよね……

ジャングルの中で大型の火砲は
もう、持っていくだけで地獄……
そこは考えてほしかった、旧陸軍…切ないっす。

可能ならば!FH70のあのお席に座らせていただきたいですね〜〜〜(^^)
ちょっと動いたりとか〜〜〜♪♪
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