普段、自分がおもてなしをしているお店に、逆の立場=お客として行くのって、なんかこそばゆ〜い。
というわけで、ランチバイトでお世話になってる カイノクチ に友達と昼酒に行きましたー!
ちょうど前日、シフトに入ってたので「予約状況はどうかな、混んでるとなんだか申し訳ないからな」とチェックした時は、予約は私たちだけ。
ヨカッタ。いや、売上的にはよくない?(笑)
と思いながらお店に来たら。
満席の張り紙〜?!
まぢっすか〜!
そんな日にすんませんすんません、と言いながら、冷蔵庫を漁る女(笑)。
基本的には、お酒の仕入れは神戸の酒屋、松岡商店さんから。
だけど最近、大将はダイレクトでいろんなお酒を仕入れているので、私も「何が入ってるのかなー」って見るのが楽しみなのデス
ランチタイムは、薬膳粥しかメニューにないのだけど、事前に予約しておけば、夜メニューもOK。
貝は鮮度が大事だから、コロナ渦の今は、事前予約の分しか仕入れないようにしてる。
逆を言えば、事前に予約さえすれば、その分を仕入れてくれる。
この日は ちょい飲みコース でお願いしてまーす。
ドリンク一杯 + 前菜3種 + 刺し盛り + 〆 で 2,800円♪
最初のドリンクを選ぶときに、女将さんがずら〜っと並べてくれました。
もうぜーんぶ飲みたい(笑)!
…のだけど、最初の一杯はやっぱりいつも通り、冷たいのをそのまま飲みたい。
葵鶴 寒太郎 と 小樽 北の一星 。
葵鶴って、大将が仕入れるまで知らなかったー!
神戸市のお隣、三木市 = 山田錦の田んぼがいっぱいある地域の酒蔵さん。
どっしりお米の味がする。
さてさて。
最初は前菜3種から。
自家製豆腐 ムール貝と大根切り干しのトマト煮 ひじきと紅しょうがの酒粕煮 。
大将が作る前菜はいつも「おー!斬新!そういう組み合わせか!」というのがいっぱい。
料理のアイデアというか引き出しというか、それがとても奥深い。
ちなみに、前菜3種は普通の薬膳粥ランチにもついてきます♪
刺し盛りもどどーん!ときました。
6種類がモリッと。
真牡蠣 鯛 帆立 イタヤガイ 平貝 そして フグ。
このフグがおいしー!
分厚いから、噛めば噛むほど味が出る。
フグ刺しっていったら大体は薄造りだけど、大将曰く「俺、薄いの嫌やねん。味を感じへんもん」とな。
激しく同感〜。
牡蠣は兵庫の坂越 。
食べ比べとかもメニューにあって、今は仙鳳趾とか宮城の牡蠣がよく入るかな。
さあー日本酒もペースが上がりますよー!
2杯目からはお燗で。
最初に冷酒で飲んだ 葵鶴 の 山田錦しずく無濾過純米。
これも、どっしりお米の味わいがする。
酒呑童子 純米 きもと原酒
お米に由来する甘さと酸のバランスがいい。
裏手裏剣…じゃなかった 酒裏剣、伊賀の地酒。
これはなんとアルコール度数20%!
京の春 純米生原酒 。
これは 松岡商店 さんのPBなんだとか。
さっすがー!うまーーーい!!
ちなみに、お燗をつけてくれるのは女将さん。
この温度が、また絶妙で、すごい。
何がすごいって、女将さん、実はほぼ下戸なのだ。
大将も一合も飲んだら酔っ払っちゃうけど、女将さんはさらにお酒に弱い。
だけど、ちゃんと味見して、自分でお酒の味について言えるようにしてる。
「お猪口に、ちょびーーーっと入れて、舐めるしかできないから、もう 全!集!中! だよー」
っていうけど、いやいや、その全集中が素晴らしいんです。
今回は、ちょい飲みコース以外にも、一品料理も事前にお願いしておりました。
貝の酒蒸し!
あさり、ムール貝、はまぐり、沖シジミ が、た〜っぷり。
酒蒸しで出たお汁で、またお酒が飲めちゃうんですよね〜♪
最初は「満席だから控えめにしなきゃ…」と思ってたけど、飲み始めたら、そんな気持ちはどこへやら。
女将さん、ほんとにありがとうございますー!
貝づくしで美味しい日本酒のお燗もいっぱい、とーっても幸せなひとときでした
【ヒル薬膳粥 ヨル貝料理 カイノクチ 】
兵庫県神戸市中央区北長狭通2-1-14 玉広ビル 3F
078-335-7140
定休日:水曜
貝蒸しの汁でも飲めますね。
いつか行ってみたいお店です。
伊賀で手裏剣ですか、忍び返しとかくの一なんていうのもあってもいいかもです。^^;
一人前でこんなに盛ってくれるんですもん〜。
貝の酒蒸しの汁もほんとに美味しくて。
お粥にかけて食べたら、またこれもアテになっちゃうかも♪