置かれた場所で咲きなさい~これは以前にも読んだことがあり、ブログでも取り上げたことがありますね。
再び手に取って読んでみると、なんでこんな大事なことを忘れていたんだろうと思うことばかり…。
著者の渡辺和子ノートルダム清心学園理事長、あれから何年もたったのにとてもお元気で驚きました。御年87歳で現役です。
この渡辺和子さんは、36歳という若さで、ノートルダム清心学園学長に任命されました。しかし、未経験の連続で次第に”くれない族”になってしまい、辞めようかとまで思いつめたときに出会ったのがこの”置かれた場所で咲きなさい”という言葉だったと言います。
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今の置かれた場所に不平不満を持ち、他人の出方で幸せになったり不幸になったりしては、環境の奴隷でしかない。どんなところに置かれても、そこで環境の主人となり自分の花を咲かせよう。それは自分が変わることによってのみ可能だ。
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ここまで読んでくるとハッとしますね。”他人の出方で幸せになったり不幸になったり”まったく、今umeさんが振り回されているのもこのことです。うっかりすると一生をこんなことで振り回されて終わってしまうかもしれません。他人を変えることは容易ではありません。自分が変わればいいんです!!
もう一つ、忘れないで心に止めておきたい言葉 ”財産となるような年を取りなさい”
不要な枝葉を切り落とし、身軽になること、意地や執着を捨てて素直になること、他人の言葉に耳を傾けて謙虚になることが成熟の証である。
一生の終わりに残るものは、我々が集めたものでなく、我々が与えたものだ。
この言葉に救われます。自分のしてきた行為は財産になるのだと思うと、理不尽な仕打ちにも耐えられます。他人に振舞わされることなく、これからも信念に従って行動をして行こう…と自分に言い聞かせるumeさんでした。
「置かれた場所で咲きなさい」幻冬舎(定価本体952円+税)