
金峰山は標高665M、熊本市内のどこからでも見ることができる。仙台でいえば太白山にあたるような山。
阿蘇が火の国熊本のシンボル的存在なら、金峰山は熊本市の象徴的な山であるという。
もちろんうちからも見え、自転車でも行こうと思えば行ける距離にあるので、行ってみた。
登りはさるすべりコースで30分、下りは整備された自然歩道を歩いて15分ほどでおりてこられる。
峠の茶屋の上にも登山者用駐車場があるが、もうすこし車で登っていくと、もうすこし整備されて広い駐車場がある。
(左下)スタート地点の鳥居。山頂には、「金峰山神社」がある。
整備されたゆるやかな自然歩道と、勾配のキツいさるすべりコースの分岐。トレーニングのため、ここはさるすべりコースで。
(右下)あれ?栗ってこういう形で森に落ちてるものなんだっけ?(笑)
さるすべりコースの勾配は34.2%。 分岐から山頂までは、580M。 体力つけるのにはいい練習コースになりそう。
(下)展望が開けた気持ちのいい山頂に鎮座する金峰山神社。神社は全国のどこにいっても、私のもともとの出身地三重の、
「伊勢神宮」という文字がみられるので(伊勢神宮大麻あります、とか)、そのたびにちょこっとだけ、ぴょこん と心が嬉しい。
西に有明海、海に浮かぶ雲仙普賢岳(右手)。
東に熊本市街地を望む。
特筆すべきは、山頂にいる野鳥のヤマガラ。
山にいけばその声を聴き、枝から枝へ飛び交う姿を一瞬垣間見て、「あ!」と指さすことがある。
ふつう、野鳥との接触はそんな程度だろう。
でもここのヤマガラは、山頂に設置されたベンチに腰掛けたとたん、あっちからこっちからわらわら飛んできて、
掌を差し出すと、その上にちょこん、と乗ってくる。
彼らのお目当ては落花生。神社前の売店で売っている。
落花生の殻をむいていると、「はやくはやくー」と頭の上やら肩やらに止まって、じっと待っているのだ。
小さな生きものを手のひらに乗せるのって、とっても幸せな感じ。
私のことを信頼しきって、乗っかっているその小さな鼓動に、なんだかすごく感動してしまった。
私はヤマガラに落花生をあげたいがために、
これからひまさえあれば何度も金峰山を登るかもしれません、いやほんとに。
鳥居の前には、参拝記録〇〇回、と成績優秀者(?)の名前が貼り出されていて、中には「5000回以上」というひとも。
一番下は50回からだけど、50回なら、なんか行けるんじゃないか?
ヤマガラ逢いたさに「50回参拝者」としてめでたく鳥居の前に名前を残す可能性が、あったりなかったり・・・(笑)。
(左下)この子たちに、バターピーナッツやパンなどを与えると
死んでしまうからやめて、という注意書きがあった。注意してください。
下りは自然歩道で。 整備された歩きやすい道で、下まで15分。気持ちのいい森歩きです。
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