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麻ひもバッグの内袋、型紙編。

2016年06月01日 | 縫い物
麻ひもバッグの内袋の作り方です、お待たせしました。


結構長くなりそうなので、何回かに分けますね~。

麻ひもバッグというと宿敵の毛羽埃。

そして重さだと思います。

結構麻ひもバッグ、重いんですよね。

私は荷物が多い人なんで麻ひもバッグ使うと重くて疲れが増す…。

という事で、内袋に使う布はなるべく軽いものにしたい。

可愛い柄で、安価なもの。

いつものようにダイソーさんをパトロール中に見つけました。




そう、手拭いです。

ダイソーさんもセリアさんも手拭いがすんごい可愛いのです!

安いし、万が一失敗しても惜しくない。

という事で手拭い採用!

手拭い1枚で入れ口が80cmまで作れます。

それより大きい場合は2枚必要になります。

今回は丸底の内袋の作り方になります。


この方法では入れ口に向かって増し目で広がるタイプのバッグには対応できません。

入れ口まで増し目無しのストンとした形のものだけになりますので、ご注意ください。

ちなみに使用する道具はどこの家庭にもあるものです。

無くて買ったとしても安価なものばかりを使用しています。

ミシンが無くても大丈夫、お裁縫が苦手な方もきっと大丈夫、手縫いでできます。

しかしながら私は内袋のプロでもなんでもないので、きっと正しいやり方があるだろうし、もっと簡単な方法があるかもしれません…。

私の偏見ですが、縫製において一番重要なのは縫う工程ではないと思っています。

印をつける、アイロンをかける、まち針を刺す、しつけをする

縫う前の工程がとても重要です。

確かに面倒で省きたくなるのですが、これらをキチンとする事で出来上がりも変わりますし失敗しにくいです。

なんて偉そうな事を言ったけど、本音は貧乏性なので失敗して材料を無駄にしたくないだけなんですけどね(笑)

それでは前置きが長くなりましたが、いってみましょう!

まずは材料と道具です。

今回、入れ口の長さが80cmを超えたので手拭いを2枚用意しました。


新聞紙
メジャー
画鋲(面が平らなもの)
定規
ボールペン
目打ち(なければ縫針やまち針でも可)
ハサミ
お菓子の箱(お菓子の箱でなくてもティッシュの箱でもなんでもいいです。厚紙を用意してください。)

では、とりあえず麻ひもバッグを採寸します。
写真はペーパーヤーンだけど、やり方は同じです

入れ口の長さを測ります。


バッグの内側にメジャーを当てて長さを測っていきます。
最終段より一段下を測ります。


この時、バッグを引っ張ったり伸ばしたりしないでそっと測ってください。

次に側面の長さを測ります。

側面は内側でなくても大丈夫です。


このペーパーヤーンの場合、入れ口が85cm、側面の長さが19cmでした。

入れ口と底の円の円周はほぼ同じですので、円周が85cmの円の型紙を作ります。

円周の求め方は、直径×円周率ですよね。

直径が知りたいので円周÷円周率(3.14)をします。

すると直径が27cmでした。

半径は13.5cmということになります。

ただ、この計算方法だと誤差が生じて少し大きめの円が出来てしまいます。

なので-0.5します。

そこに縫い代1cmを足すと14cm。

側面は入れ口85cmに縫い代2cmを足して、高さ19cmに縫い代1cmを足します。

高さの縫い代がなぜ片方だけの1cmかというと、手拭いの端の部分をそのまま使うので底の部分の縫い代だけが必要になります。


側面は87cm×20cmとなります。

では、丸底の型紙を描いていきます。

お菓子の箱や厚紙を定規状にカットします。

半径の長さより両端2、3cm長めにカットしてください。


この厚紙に半径の長さの線を描きます。


片方の端に目打ちで穴を開けます。


ボールペンの先が入るくらい。


もう片方は画鋲の針が入るくらいの穴を開けます。


あまり大きく穴を開けないでくださいね、誤差が出ます。

これは何かというと簡易コンパスです。

コンパスがあるおうちって中々無いんじゃないかと思います。
(学生さんがいるところは持ってるかな)

コンパスも作れる円の大きさに限界がありますが、この簡易コンパスならどんな大きさの円も作れます。

使い捨て出来ますし(笑)

そうしましたら、テーブルの上に画鋲を針を上に向けて置きます。



そこに新聞紙、先ほど作った簡易コンパスを重ねます。

小さな穴の方に画鋲の針を刺して下さい。




もう片方の穴の方にボールペンを差し込みます。


新聞紙がよれないようにそっと押さえて、サーっと回して円を描きます。



これを切り抜けば丸底の型紙の出来上がりです。

ちなみに側面の型紙は作りません。

直接手拭いにグイグイ描いていきます。

ということで、長くなりましたので一旦ここで終わります。

次は裁断と印編です。

続く

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