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田辺三菱の植物由来ワクチン、WHO承認拒否へ タバコ大手出資で?

  田辺三菱製薬のカナダの子会社メディカゴが開発し、すでにカナダでの承認を得ている新型コロナウイルスワクチンが、世界保健機関(WHO)の緊急使用承認を受けられない可能性が出ている。
 米たばこ大手フィリップ・モリス・インターナショナルが出資しているため、たばこ産業に厳しい対応を取るWHOの方針に抵触するという。ワクチンの公平な分配を目指す国際的枠組み「COVAX(コバックス)」から除外され、需要が抑制されるリスクも出てきたと。

 「WHOの承認は途上国や国連児童基金(ユニセフ)などの国際機関にお墨付きを与える役割があり、影響力は大きい」とする。ユニセフが主導的な立場で進める、ワクチンを共同購入し途上国などに分配するCOVAXからの除外のリスクも出てくると。

 新型コロナに対して発症予防効果が71%確認されているものの、すでに90%以上の有効性を示す米ファイザー、米モデルナがある。
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