コロナ禍の為に、
通常でしたら5月あたりに受診してた健康診断が、
今月に、しかも最近同僚の病死もあって、
50歳以上の社員は毎週交代で『人間ドック』を
受診する事になりまして、
本日、順番その2の、マヒロックさんが受診に行きました。
そして、
人生初の、
『胃カメラ』の体験でした。
次週に順番待ちの
同世代の同僚が会社に懇願してました。
「オプションですから自腹で良いので、”麻酔”を申し込んでください!」
なんか、悲痛でした。
要するに、注射による麻酔処理で寝ちゃって、気づくと胃カメラが終了してる。つぅーコースらしいです。
そんなに大変なのか?そんなにまでして苦難な事?
聞くと、「えっ?スンゲェ管が口から侵入して行くんですよ!オエッ!って、苦しそうじゃないですか!?」との事。
が、しかし経験してないので良く伝わって来ません。
でも、世間的には皆さんふつーに受けてるんでしょ?
なんか喉のスプレー麻酔とかするらしいし、
ま、折角の機会ですから通常コース(笑)で受けました。
食事、飲酒禁止事項をクリアして
臨みました。
先ずは身長体重血圧の検査。
年々、身長が減り、体重が増えてます!WWWWW!
少し血圧が高いので、後ほど再計量に。
最後に再検査で通常数値でした。
続いて採血。
どこの看護師さんもここでおっしゃいます。
「ちょっとチクっとしますよ。」
んな事、言わなくても良いのに。(笑)
こんなもん痛いうちに入らんですよ。
それよりも自分の手首の内側から一本、”ひょろっと”毛が生えてるのを発見して、
クスッと、笑ってたら看護師さんが、
「幸運のおまじないかもね。」
と、言われて、つい、
「帰るときには無かったりして。」
二人で笑い合いました。呑気なひととき。
血管に刺さる注射針見ながら、管を伝わっていく自分の血液見ながら、
言いましたさ。
「あぁ良かった。紅い血で。」
すると、看護師さんのレアクション!
「良かったですねー!紅くて!ガメラは緑ですもんね!」
この一言に感動!そして、反応。
「でしたね!ギャオスとか、ギロンにやられた時にガメラ、緑の血を出してましたもんね!」
同世代の様子。
なに盛り上がってんだか?の、場面を超えて、
X線とか、心電図、視力、聴力、なんかグリグリ内臓スキャンするヤツ、眼に空気吹きかけたりするヤツ、
とかを、くぐり抜けて、
いよいよ胃カメラです。
この時点ですっかり病院内で被診察用のモビルスーツ姿で過ごす自分に慣れきってました。
待ってる間に眠気すら来てました。
胃カメラの待合室でレクチャーです。
それも、その前の待合スペースで前の方への説明が聞こえてました。
同じ事2度聞いてますから、
すっかり理解!
思いました。
『医療従事者の方達の苦労には、1日に同じ説明を何十回も間違えずに伝えなくてはならない事があるんだなぁ..。
伝え忘れたり、間違えたら大変な事になることもあるんだしなぁ,,,。大変だなぁ、つくづく。
俺、商品の説明とか、時間と共に大雑把になってくるよなぁ。反省しよ。」
そんな事考えながら待合スペースにいると、
マヒロックさんの次の方が、レクチャー中に、
麻酔のリクエストしてました。
麻酔の条件には施術後の車の運転等が禁止。そして施術後に、院内で1時間程の睡眠が義務付けられるのを
聞いてました。
その併設してるカーテンの少し奥から、
別の施術後の方らしい人の
イビキが微かに聞こえて来たりして、
『へぇ〜、そんなに辛いの?これはむしろワクワクだねぇ。』
なんて、感じてたら順番来ました。
もうこの時点で口ん中と喉がスプレー麻酔で、かるぅ〜く麻痺ロックさん...。(すんません。)
横になって、マウスピース噛まされて、指先に心拍数計るクルップして、照明少し落ちて、
SFチックな黒い管が迫ってきて、差し込まれて、
喉の中間部でちっとばかし苦しさ感じましたが、
背後の看護師さんの、
「はい。苦しいとこ過ぎましたよ。」の一声に
ま、異物の違和感はすごいけど、力抜いてなすがままになってりゃ何とかなるなぁ、って、感じ。
スプレー麻酔で上手く唾とか飲めないし、ダダ漏れで良いって、言われてたし、
何しろ、
背中を看護師さんがさすってくれ続けてるんですよ!
これが、有り難くて!
段々、リラックスモードになって来て、
指先のクリップから伝わって聞こえてくる
自分の心拍数の”ピッピッ”って、リズムを
深呼吸で下げていく工夫に専念したりしてました。
で、本日、初体験!
今まで触られたことのない部分を触られてる初の感覚!
お腹の中で何かが、
”グニグニグニ”って!
背中さすられ、ピッピを聴きながら、
......、リドリースコット エイリアン!........。
これが、頭に浮かんできました!
んな、事考えてたら、終了。
なんだ、
思ったより辛くは無かったす。
むしろ、
インフルエンザの診察時の
”鼻の中に長い綿棒グリグリ”の方が
ヤデシタ!
診察結果は、
ま、
色々でしたが、
概ね良好!
感じました。
持病もなく、成人病などに悩まなくて済んでる現時点に感謝すべき要因は、
39歳から16年間に過ごした
此処のお陰です!
極寒の時期も、酷暑の時期も、
来る日も来る日も、
殴り、蹴り、
自分の限界と向かい合い、
自分を追い込み、
”痛くても痛い顔なんかすんな!辛くても顔に出すな!出したら負けるぞ!”
を、叩き込まれて来た、
ムエタイジムでの16年間。
全て此処での
過酷な時期を過ごして来たが故の貯金で、
今を過ごしてる様子です、
が、
数字は誤魔化せません。
運動不足が謙虚に出て来ました。
ならば、
そろそろ、
始めましょうかね。
の、
人間ドックでした。