妻と相談し、預金は返せるだけありましたが、少しずつですが返済をしていくことにしていました。
それには理由があり、完済後に依存症が再発し離婚となった場合、妻のお金が無くなってしまう為、一括での返済はしない。そのほうが、大変なお金を借りてしまったんだと思える。とのことで、少しずつの返済をしていました。
利息分は惜しいですが、僕がやってしまったことを考え、支払っていく方法をとりました。
それを、僕の母親へも報告し、母親も納得していました。
が、つい先日、妻と母親でドライブに行ったところ、母親より話がありました。
「利息がもったいないから完済したほうがいいんじゃない?」
と話がありましたが、離婚となった場合を考え・・・ってことは母親も知っています。
「もし、息子(僕)が再発し、離婚となった場合には私が完済した分を立て替える。あとで息子から回収するけど。」
「だから完済して利息分を孫の成長に充てて」
とあったみたいです。
妻もそれには悩みました。
多分、いつまでも母親に面倒をかけている僕への怒りなどもあったと思います。
お金を完済したところで、罪の意識が無くなってしまうのではないか?
など考えていたいと思います。
それを昨日、妻から相談され、「あんたはどうしたい?」と聞かれました。
僕は「自分が言える立場ではないが、出来ることなら少しでも息子にお金を回したい」
と言いました。
借金を作った金銭感覚が馬鹿な僕が言えることではありません。
でも、妻には「私が勝手にやったってなったら嫌だからあんたがきめて」と言われ、
僕は悩みましたが、今後を考えてみるとやっぱり利息分は負担が大きい。
そこで、また母親に迷惑をかけてしまうけども、「完済したい」と妻へ相談しました。
妻は、わかったと一言。
そして、今日、定期預金を崩し、完済したとメールがありました。
僕は依存症がおさまっていたところでしたが、妻は借金があることで眠れない夜もあったみたいです。
多分、僕の母親もそうだったでしょう。
本当にこの病気は一人だけの問題ではないのだと思いました。
今、ぼくに出来ることは、家族に対し、一歩ずつ回復への道を歩くことです。
絶対に後ろには戻りません。
家族、両親に対し、本当に申し訳ないことをしてしまったと思っています。
完済したからと気を緩めず、がんばります。
もっと内面から依存症を治していきます。
妻、両親には償っても償いきれない思いでいっぱいです。
本当にありがとう。
そして、本当にごめんなさい。
もう2度とつらい思いはさせません。
皆様のおかげで前を向いて歩くことが出来ます。
後ろは振り返りません。
立ち止まったりもしません。
家族、みんなのために前を向いて歩きます。
ありがとう。