安心だ 安全だ

このごろ老人や子供の誘拐・殺傷・強盗など痛ましい世の中。警察も不祥事。どうしたらいいんでしょう?

大阪府の子供の安全対策

2005-03-04 16:34:13 | Weblog
先ごろ、府下全部の小学校に警備員を配置する、と発表した大阪府ですが、再び不審者メールシステムと、子供の身に着けたICタグから危険信号を察知すると自動販売機につけたカメラで付近の映像を撮影し、警察に送るというシステムを導入するのだそうです。
自販機には電源が確保されていますから、まあ設置の場所としてはいいのかもしれません。いたずらに押してみる、叱られる、面倒だ・・とならないか危惧しますし、どんなシチュエーションを描いたらいいのか疑問に思いました。
何もしないでほっておくよりはもちろんましですが、『起こってからの対応』という姿勢がいかにも警察的ですね。確かにどんなことでも実行しなければ犯罪にはならないのですが、災害は起こる前に対応してこそ意味があると思うのですが。

ロケットの成功

2005-03-03 19:10:52 | Weblog
H2Aロケットが無事に気象衛星を運んでくれたようです。順調に静止軌道に近づいています。今までアメリカに寿命の切れかかった衛星を借りて利用していましたが、自前の衛星で心置きなく運用ができるのはすばらしいことです。それなりにコストはかかりますが、戦争に使うくらいならよほどましでしょう。安全のコストというのは自立ということと深く関わっているように思います。自立しようとすれば、それなりの攻撃を跳ね返していかねばならないし、危機管理も重要です。どうにかできる(盗難、人為的事故)ことはおきないように、どうしようもないこと(天災、偶発事故)は少しでも被害が小さくてすむように、『おきるものとして、おきたときにどう動くか』が問われます。
思えば気象衛星が使われるようになってからずいぶん台風の被害が減ったように思います。それなりの準備ができ、またなんとなくではあるが自分のところに来るか、来ないか、の予想も素人なりにできます。
見えるということはすごいことなんですね。予備機がやがて打ち上げられ、バックアップ体制が取られますが、これも危機管理です。
一方、温暖化の問題はもっと長い間の変化ですから、なかなか実感できません。アメリカはいまだに京都議定書を批准しません。おごっていますね。二酸化炭素が増えるということは酸素が減っていることに気がつかないのでしょうか。私はタバコをすわないので思うのかもしれませんが、タバコ税に酸素消費税を上乗せするべきだと思います。無駄に燃やしていい思いをするのは自分だけ。しかも火事の原因になり、そうなればさらに使わないでもいい酸素を使うのですからね。
落雷や噴火による偶発的な山火事ならまあ仕方ないでしょうが、人為的な火事は極力避けるべきです。
ところで、土というものは100年かかってやっと1mmほどができるだけなんだそうです。その中に含まれる養分を一気に取り出すのが焼畑ですが、当然すぐに枯渇します。育てなければ土はできない。人間のおろかさですね。こしらえるのはぬかるみのない、コンクリートの塊ばかり。

文化というものは人間を思い上がらせ、自分の首を締めていくものなのかとむなしい思いがします。もっとも、その結晶のようなパソコンを使ってこの文を書いているのも自分なんですが。