安心だ 安全だ

このごろ老人や子供の誘拐・殺傷・強盗など痛ましい世の中。警察も不祥事。どうしたらいいんでしょう?

安城市で

2005-02-05 07:36:31 | Weblog
昨日安城市で母親の目の前で乳児が殺害されるという信じられないような事件が起こりました。刃渡り10cmの包丁と言うことでしたから、果物ナイフ程度の大きさです。ポケットの中に充分はいりますから、事実上検査も出来ません。「警備体制の強化をする」という店側のコメントがありましたが、これも実際難しい話です。あくまで警備員の目は点であり、面をカバーするには大変な数が必要で、経営の圧迫になりかねません。こんな事件は日常的に起こらないからです。

かといって、どこでも起きうる時代です。「監視カメラを」という声もよく起きるのですが、監視カメラを実は誰も見ていない、というのは意外な盲点になっています。監視カメラをモニタするくらいなら店内巡回、あるいは販売促進をしろ、と叱られるのがオチです。何かあったときの記録用なのです。

新聞に載った犯人の顔写真があります。一目で「ちょっと変わった印象」を受けました。もし店の入り口でそのような風体の男を見たら注視します。風体が悪いだけで退去を求めることは出来ません。店も「入ってもらってナンボ」ですから。このような男が入った、という情報が共有できればそれなりに対応が出来るのではないかと思うのですが。

ことは命に関わる話です。今朝の朝日新聞に瀬戸内寂聴さんの「忘己他利」という言葉が載っていてちょっと印象的でした。