骨董品収集品の記録

自分の集めたアンティークを載せてます

古伊万里皿

2024-05-11 11:56:00 | 日記
また買ってしまいました。
一平状態から抜け出せません。
というのも以前から藍九谷のこの陽刻皿いいなあと思っており、たまにヤフオクにでているのを眺めていました。
※酒田さんのブログにも登場したものも見て良いなあと思っておりました(^^)

この品もヤフオクです。
どうせサイズは7寸ですし目立った傷汚れ無しなのでまあ無理だろうなと思いつつ札を入れたらあっさりと送料入れて昼飯12人前で落札でした。
まあコレぐらいであれば、今月お小遣いも少し入ったので昼飯をカップラーメンにすればいけるだろうと笑

ただ見込みの椿?は凡庸で色の濃さも分からず金額のこともあり期待しておりませんでした。

届いたものを手にとって、、、
あれっ!?思ったより良いかもという印象です。というのも写真では伝わり辛いですが藍の色は淡くいわゆるザ藍九谷の見た目でした。
幸い傷もないようでしたので絵柄は凡庸ですがとても気に入りました。
やはり品は実際のものを見て更に手にとれればなあと思います。
今回は写真で良い方に転びましたが、逆に思った感じと違うなあとがっくりしたことも多々あります。
コレがヤフオクの辛い所かなと思います。


縁が手を切るとまではいかないものの、かなりするどいです。
よくカケなかったなと。飾るのを躊躇うような鋭さです。

口径20.8高さ2.8底径12.0

裏側には模様もあります。
角福です。

この感じ裏だと延宝ぐらいの雰囲気を感じますがいかがでしょうか?




手取り軽いなあと思って測りました。
308グラム


同じくらいのサイズのわりかし上手っぽいものでも355グラム

この皿は重めで385グラム
以外と重さや造りからも上手なのかなと思いました。


そして良く見ると陽刻がそれぞれに違うんですよね。

柴田コレ2より この右側に近いかな

柴コレ7より このタイプではないようです。



この陽刻が1番近い様な気がします。
この本では17世紀後半のコーナーに載っていたので今回のお皿は寛文まではなく
延宝あたりの17世紀後半のものではないかなと思いました。

妻からの厳しい視線を浴びながら開梱し、必要以上に品を褒めこれは昼飯12人前じゃなかなか買えないはずだと力説し、今回も購入の正当性を主張しております。
妻は円安だしインフレ気味だから将来的に値段上がりそうだしまあいいんじゃないの?っていう若干冷め気味の評価です。
それにのっかりその可能性はあるよな!
最悪売ればお金になると同調して事なきを得ています。
実際は20年前の数分の一の価格ですし、おそらく需要はますますなくなってくると思います。
個人的には高くはならないんだよなあと思いながら心の中で謝っておきました。