まあ、冒頭の画像はセガの名越稔洋(55)の写真を倉田てつを(52)の17ライブ風にアレンジしてコラ画像にしたものだが、意味はある。
名作のタイトルを何だと思っているのだ!
全く広井王子(67)の想いに相反するような作品を作ってなにが『スクラッチビルド』だ!
旧作(1から4、Ⅴも入れておくか)のファンがその出来の悪さに激怒してついて来ず、ライトユーザー(知らない世代)にもウケなかった作品を作って何が『新作作りました』だ。
やってることが庵野秀明(1960-)と変わらないではないか!
庵野もシン・ゴジラとかシン・ウルトラマンなど作り手に相反するものを作っているし更にはシン・仮面ライダーまで作ろうとしている。
何でもシンをつけてオリジナルにしようと言う魂胆が気に入らない。
シン・ゴジラは怪獣映画というよりも、自衛隊や政府機関はどう対応するのかに重きが置かれて怪獣であるゴジラはあまり重きに置かれていない。
寧ろ災害的な扱いにされている。こりゃ実相寺昭雄(1937-2006)が最初に制作し、最後に自分でリブートした『シルバー仮面』(1971年)よりも悪い。まあ、脚本は佐々木守(1936-2006)が書いたのだが。
あの物語は宇宙人に父を殺され家も焼かれて帰る場所すらなくなりひたすら追われる身になった春日兄弟妹を描く作品、宇宙人だけでなく、社会正義すら追われてしまうと言う逃亡者を兄弟妹でやってるような作品だった。
内容はかなりヘビーで子供向けとは思えず、ひたすら「春日一家を追う宇宙人よりもその春日一家を邪魔者扱いする人間の方が酷くね?」と言う作品である。
まあ、途中で円谷プロが片手間で制作した『ミラーマン』が裏番組でヒットを飛ばしたことで巨大化しようとスポンサーの宣弘社が言い出して、実相寺昭雄率いるコダイ企画が「話が違う!巨大化は反対だ!」と譲らず結局は実相寺やコダイ企画は制作から撤退し、代わりに日本現代企画が制作に携わり『シルバー仮面ジャイアント』として残りの話を制作した。
まあ、テコ入れしてもミラーマンの視聴率には勝てなかったのだが。(円谷は元は東宝の下請けでゴジラとか制作していてノウハウが違ったのもあるが)まあ、巨大化しても視聴率は大して上がらなかったのでTBSのプロデューサーだった橋本洋二(1931-)曰く、『失敗作』と認めたのだが
まあ、終わってから35年後に実相寺昭雄・佐々木守両氏の遺作として『シルバー假面』(2006年)が作られたのだが、時代が大正時代になり、森鴎外の娘であるザビーネが主人公と言う女性がシルバー假面に変身して戦うと言う風になっている。(無論等身大で)
庵野があまりにもシンに拘るから話が逸れたが
自社タイトルの作品は大切にしなければいけない、ましてや原作者の意に背いてはいけない。
そう言う点では『新サクラ大戦』も『サクラ革命』も原作者の意に背いた作品になっている。
そりゃあ旧作ファンはそっぽ向いても仕方ない
違ったニーズの作品なんだから。
スクラッチビルドしたら中途半端なヘンテコなものが出来上がったようなものだ。
ゲームではないが、KADOKAWAには『ラブライブ』と言うスクールアイドル(μ'sとAquaがあるらしいが詳しくは知らない)を大切にしているように、バンナムには『アイドルマスター』シリーズがあるようにと自社タイトルを大切に守っている。
なるべくファンの意に反かないように、ニーズと違ったものは出さないようにしている。
任天堂は紹介すると多過ぎる数多の看板タイトルを抱えている。
『スーパーマリオ』とか『ポケモン』とか『スプラトゥーン』とか、まだまだ数多くのタイトルを抱えて、ハドソンが破産して手放した桃太郎電鉄の版権も買った。
まあ、数多の看板タイトルがありすぎて、『スマッシュブラザーズ』のように任天堂キャラ総出でやり合うと言うゲームすら存在する位に自社タイトルやキャラを抱えている。
海外でも強く、任天堂はアメリカではソニーよりも格上である。
アメリカにも認められているのは強い、娯楽天国の派手好きアメリカが認めるのは相当ウケていると言うことである。
セガだって北米で強かった時期がドリームキャスト時代にあったし、南米ブラジルでは未だにメガドライブが現役ハードである。
洋ゲーと言って最近は外国製ゲームが数多に入って来てはいるが、日本だって負けてはいられない。
自社タイトル、つまりブランドを大切にする会社が生き残り、蔑ろにする会社は滅びの道に行くしかない。
まあ、セガは潰れてもサクラ大戦くらいは任天堂がハドソンから桃鉄を買い取ったみたいに
「うちで買いまひょか」になる可能性もある。
そしたらスマブラにもサクラ大戦のキャラは出れるよな、セガが酷い扱いをしたり新作はしくじったから辞めますでは何のための復活だったのか分からない。
17ライブでやからしたてつをはもう救えないが
まだサクラ大戦はセガが失敗を真摯に受け取りどう顧客のニーズに応えるかで変わってくる。
願わくば音楽を担当し続けている田中公平先生(1954-)の意向に背かないような恥じぬタイトルの復活を望む。
今のままでは名作のタイトルが汚れたまんまだからである。
YouTubeの動画配信者と近しいが、彼が書く、『新サクラ大戦後日譚神崎すみれ物語』は何故二都作戦で帝国華撃団は神崎すみれを除き全員幻都に行ったのか?そこから如何にすみれが嘆き苦しみ軈ては飲めない酒(下戸なので)を煽り嘔吐してしまいには放り出されて汚く汚泥に塗れてしまうまで落ちぶれたか、父重樹に叱責され、祖父忠義にも諭されたにも関わらず飛び出してしまいまたチンピラ風情に付き纏われて危機一髪の所を団耕作、西村ヤン太郎、ベロムーチョ武田のダンディ団に助けてもらい、ボスである団耕作がすみれにそれとなく話をして、そこから立ち直るきっかけが出来て後日浅草を訪れて復旧もままならないのにみんな元気なことや、それでも浅草12階と呼ばれた凌雲閣が降魔により潰された時はみんな泣いていたと団から聞いて、更に西村が凌雲閣には団の想い人である菊乃がエレベーターガールとして勤務し、団だけでなく
西村達にも時には優しく、時には厳しく接してくれたとか、そんな菊乃は降魔大戦の日に凌雲閣にいて上に逃げ遅れた客を避難させようとした際に降魔によって破壊され菊乃を含め全員が死亡し、団が仕事先から帰ったら必死に凌雲閣の瓦礫を退かして菊乃の変わり果てた遺体を見つけ、寺で荼毘に付した後団自身が遺骨を持っていて、菊乃の墓を作ってやり、軈て自分も死ねばそこに入る覚悟でいると言う話を聞く。
まあ、これがきっかけで部分的に破損した帝劇を再建する話からやがてはそれを果たし、正月を迎えようとしたら降魔が性懲りもなく一年前と同じ日に帝都に現れて、霊力が尽きて霊子甲冑光武を操る霊力が無くなってしまった(と言うより安定して力を出せなくなった)のだが、かっての同僚の発明家でもある李紅蘭の部屋から、生命力を霊力に変える禁断の装置(多用すると過剰なまでに操縦者の負担が半端ない)と言う悪魔みたいな装置を光武につけてまで12万で襲いかかった降魔に向かっていくと言う話は、公式が書く話よりも凄く練られた話であり、中身が濃い。
あまり書きすぎるとネタバレになるから気になる方はご覧頂けたら幸いかと思う。
ファンであった人も、サクラ大戦なんて知らないと言う人も理屈抜きで見れる作品である。
まあ、セガが急がせて作って中途半端な作品にした『新サクラ大戦』よりも凄い話なので。
一応作り手だったオレも刺激を受けているので
なんか頭に浮かびつつあるので。
こう言う作品テイストでサクラ大戦と言うよりはサクラ革命に近い物語が出来そうで。
確かに『サクラ革命』はソシャゲとしては失敗作だが、キャラやストーリーは悪くないと感じたし、更なる深いものを持ち込めばそれを元にしたオリジナル作品に引用出来る要素もあると思うので。
こちらこそスクラッチビルドすべきだな、良いとこを取って足りない分は継ぎ足してとかまあ
色々考える。
勿論今流行りの『ウマ娘』的な要素も少しは足してみたいかと思う。
本当のスクラッチビルドとはいいとこ取りして作り直して元の持ち味も活かした素晴らしいものにすることだと思うから。
まあ、敢えて外したが『東方project』的な要素も入れてみたい。
架空作品は色々なアイデアで良くもなり悪くもなる。
クドクド説明するより危機一髪場面から書き出したい。
クーンツの書いた『ベストセラー小説の書き方』にも始めにクドクド書いてはいけないとされているし、いきなりの場面の方が良い。
漫画はこれに絵がついているだけ、絵がある関係上もっと派手にしないと編集者が原稿一、二枚を見ただけで「ボツ」と判定される。
最後は物語の出だしの話になったが元々作り手だったのでヒラにご容赦いただきたい。
いずれにせよ、素晴らしいタイトルの作品は大切にせよと言うことで締めくくりたい。