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『新サクラ大戦』への問題点

2020-08-30 11:28:00 | 日記



『新サクラ大戦』は昨年12月11日セガにより発売されたが、アドベンチャーパートは変わらずも、戦闘はシミュレーションからアクション(無双系)に変わった。

これについての不満はない、のちにアップデートで空中の敵が狙いにくいなどの点諸々の問題点は解消されたから。

戦闘パート、アドベンチャーパート、LIPS(時限付き選択肢)などは不満はない。

ビジュアルもかなり進化していてそこは不満はない、キャラクターデザイン原案が藤島康介から久保帯人に変更されたが見慣れたら問題ない
し、サブキャラはいとうのいぢがデザインしているし。

各華撃団同士キャラデザが違うのもわかりやすい
上海華撃団は堀口悠紀子、倫敦華撃団はBUN BUN、伯林華撃団は島田フミカネ。

デザインとかには問題はない。これから問題点に上げるのはストーリーである。

冒頭に天宮さくら(cv佐倉綾音)が降魔に狙われているのを真宮寺さくら(cv横山智佐)が助けた
あの場面で縛りができてしまった。

メインヒロインだけでなく5人居るのだからあの場面は降魔に襲われそうになった5人が不思議な光が降魔を消し去ったで良かったのではないか?

あとは付け足しイベントはキャラにより変わると言う自由度も欲しかった。

冒頭のあのシーンだけではメインヒロインをさくら以外に選んでもバリエーションがない一本道しかない。

あと、見た光により助け出すキャラが変わると言うのも欲しかった。

降魔大戦で帝都が降魔皇や降魔に襲撃され、いや日本が襲われて結局降魔皇封印には成功するも、帝国華撃団、巴里華撃団、紐育華撃団はその代償として消滅したのをナレーションだけでなく、たった一人残された隊員神崎すみれ(cv富沢美智恵)の「わたくしを置いていくなんて絶対に許しませんことよ!待って!一人にしないで!」と言うシーンを入れて欲しかった。

襲われて死ぬ市民の場面も入れるべきだった、降魔は見境なく全てを破壊するので帝都が誇った建築物の破壊などの場面を入れるべきだった。

まあ、神山誠十郎(cv阿座上洋平)が飛行船に乗って帝都中央駅(モデルは東京駅だと思われる)に降り立ち、その後の場面には不満はない。

大帝国劇場に来て久しぶりに天宮さくらに再会したくだりや、その場面の途中で支配人になった神崎すみれが出てくるくだりも悪くはない。

帝国華撃団に入ったは良いが(良かったのか?)
クラリス(cv早見沙織)が言うように「今の華撃団は昔の栄光が失われた落ちこぼれの華撃団ですよ」と言うようにやりたくても何も出来ない
予算はない、おまけに歌劇団としての実力も稚拙(にしか見えない)で劇(ももたろう)をやると
必ずドジを踏んでお開きとか、それをみんな知っているために観客はガラガラ、閑古鳥が鳴く状態と言うのも実力不足、経験値不足だから頷ける。

東雲初穂(cv内田真礼)曰く「テンダメだぁ!」と言うくらいに酷い見られた劇ではないからだ
結局天宮さくらと客に劇の評価を聞きにいくのだが、「二度とくるか!」とキレた客や、「劇?見てませんでしたよ見る価値がないもの」とまるっきり見てない人(初老の女性、かっての帝劇ファンとみられる)や「お笑い歌劇団にしたら」と言う冷やかしもいて、散々な評価だった。

まあ、そんなこんなで散々な華撃団、更には、神山が大浴場を訪れそこは女湯(帝劇の人々は神山とメカニックの司馬令士(cv杉田智和)以外は全員女性と言う女性率9割)なために大浴場からフラフラ出てきた時に上海華撃団の隊員ホワン・ユイ(cv上坂すみれ)に見つかり、「へ、変態だ〜!」と誤解され、更にすみれが「上層部からの通達がありました、帝国華撃団は結果を出さなければ解散する旨が下りました」

さくらは「解散だなんて」と言うと、「お前らが弱いからだ」と上海華撃団の隊長ヤン・シャオロン(cv梅原裕一郎)の辛辣かつ正確なセリフが返って来る。

神山もユイを紹介された際にユイが「お前はあのときの変態!」と言う場面があり、選択肢をどれに選んでも誤解は解けないが、「変態だと思うかい?」で、クラリスが「地獄に堕ちれば良いのに」と言うセリフがあったりとか。

すみれが「何があったのかわかりませんが静かになさい!」と叱り

「結果を出しなさい、華撃団大戦で優勝するのです!」と言うも、華撃団大戦は世界各国から強豪が参加し、それを知ったクラリスも「無理ですよ!一回だって勝てるかどうか」
シャオロンが「そいつの言う通りだ、お前らでは勝てねえよ」と言い切り、天宮さくらが「そんなことはありません!絶対に優勝するんです!ねっ、神山さん!」と言う問いにも神山は「優勝は無理だけどやれるところまではやろう」と言ってしまい、激しくさくらを激怒させる!

「やれるだけやろうだなんてそんな気持ちで勝てると思っているんですか!嫌い、嫌い!そんな誠兄さんなんか大嫌い!」とまでに神山の弱気を突かれてしまうのだが。

まあ、それについては帝国華撃団も華撃団大戦に参加の旨を上海華撃団の二人に伝えて
「せいぜい頑張れや」と言う皮肉を貰うのだがまあ、仕方ない、実績ゼロなのだから。

出撃は最初は天宮、初穂、クラリスしか出来ない、神山は予算不足で待機と言うことになっている。

魔幻空間が現れても出撃出来ず指揮しか取れない神山、さくらは頑張るが、旧型の三式光武では限界があり、やがては最新鋭の霊子戦闘機に乗った上海華撃団が現れて敵を蹴散らす。

シャオロンが実力不足を指摘するために現状を知らせる前にユイが「待って!シャオロン、私が最初に言う、さくら、お前は一生懸命な良い奴、私嫌いじゃない、だけど帝国華撃団なんかにいたらダメになる、上海華撃団においでよ、そして一緒に戦おう、ねっ」とさくらを説得するが、さくらは「私は真宮寺さくらさん憧れて帝国華撃団に入った、大きな夢がある、だから行けない」とユイのせっかくの説得にも応じなかった。

その後のシャオロンが天宮さくらの三式光武を霊子戦闘機王龍でボコボコにリンチする場面は解せない、なんでそこまでして理不尽なリンチを繰り返すのか「夢を見るのは良い、しかしお前らにはその夢を叶える力がねえ」とか「分からないなら潰してやるぜ!そのお前の夢をな!」と言うのは明らかに胸糞悪い展開だった。

それを見て神山はかって船長を務めた摩利支天の沈没のことを思い出す

「まだあの時摩利支天は生きていた、一生懸命やればまだ時を稼げたかも知れない。俺はあの時一生懸命に諦めずにやっていたのか?ずっと引っかかっていた。ここに来てもそれだ、いつも一生懸命に諦めずにやることから逃げて来た仕方がないと言う言葉で、さくらがこんな目に遭っているのに、どうして、どうしてないんだよ俺の機体!」と神山が叫ぶとすみれは神山の本気度を知り最新鋭霊子戦闘機無限を神山にあたえる。

「その無限で思う存分戦いなさい!」とすみれに命じられた神山は、とどめを刺そうとするシャオロンの前に無限で現れ「神山誠十郎、押して参る!」と漸く現れる。

そして魔幻空間の敵を蹴散らすのだが、真の敵は1話では表れなかった。

その一話の話は一部問題ありだが悪くはない。
二話も自分の力の恐ろしさに苦悩するクラリスは最初は本気で戦うのを躊躇いそこを上級降魔朧(cv岸尾だいすけ)に突かれるが、マジに激怒したクラリスが「私はみんなを守るためにこの忌まわしい力を使う!」と決心する。

三話は各国華撃団への会見だが、上海華撃団は神龍軒と言う中華料理店を経営しているため、(秘密基地でもある、二話でのクラリスとのデートで登場)半ば食事回みたくなるが決意を述べてから帝国ホテルに行く。

帝国ホテルは倫敦華撃団の泊まっている場所だが、団員のランスロット(cv沼倉愛美)がさくらにいきなり斬りかかり、さくらも応戦、やり合いになりさくらが隙を見つけて反撃するも二刀を操るランスロットに阻まれ、そこを団長のアーサー(cv島崎信長)が制止する。

アーサーが止めなければ帝国ホテルでチャンバラするところだったのだから。

まあ、その続きは華撃団大戦でと言うことで話はつくも疲れたのかさくらは喫茶店で休憩を取る。

その後帝劇に帰ろうとするところを降魔に襲われた二人は霊子戦闘機に乗った伯林華撃団に助けられる。

「無用だ、3秒で片付ける」と言うエリス(cv水樹奈々)やマルガレーテ(cv釘宮理恵)により降魔は瞬く間に片付けられる。

華撃団大戦二連覇の実力をまざまざと見た二人は帝劇に帰ると支配人室にエリスがいた
先の降魔の襲来に関しての報告だが。

そこでエリスは「ですが、かっての帝国華撃団トップスタア神崎すみれ殿には及びません」と言うとすみれは「あら、御謙遜しなくても良いですことよ、あなたも立派なトップスタアですもの」その後はエリスが昔話をしてほしいと言うのだがすみれが「わたくしの話で良ければ」で昔話を始めるので席を外すが、秘書の竜胆カオル(cv石川由依)がお茶菓子を『みかづき』に注文して下さい。に神山は『みかづき』の本郷ひろみ(cv照井春香)に頼みに行くがそれがなぜ芋羊羹ときんつばだったのかは来客用だからだが、エリスのリクエストだったのか?

まあ、三話後半では遂に華撃団大戦開幕になるが、プレジデントG(cv置鮎龍太郎)の開会宣言をする前に夜叉と名乗る上級降魔が現れる。

その姿は天宮さくらが憧れる真宮寺さくらに酷似した仮面を被った剣士であった。

この夜叉役を請けるかは横山智佐サイドは二度断ったらしいが、説得されて出演した。

あれを真宮寺さくらだと言う天宮さくらにすみれは「あれはさくらさんではありませんわ!」
と偽物であることを見破りかって行われた二都作戦について説明する。

帝都ともう一つの帝都の幻都に分けて降魔皇を封印すると言う作戦だったが、多大なる犠牲を払ったのは言わずもがなである。

その後の話は長くなるので割愛するが、問題点をこれから検証すると、二話から五話までは普通だったアナスタシア・パルマ(cv福原綾香)が六話でいきなり挙動不審になる。

四話後半からそれは始まっていたらしいが、五話までは少しはおかしなところはあったものの
六話から明らかな挙動不審が明らかになる。

クリスマス公演の『奇跡の鐘』を最後に帝国華撃団を辞めると言い出すのも不思議である。

アナスタシアはそれまでは演技が稚拙だった華撃団のみんな、特にさくらに多大な向上を齎したにも関わらずである。

いきなり辞めると言うのも不審さがあるし不自然に見えた。

最初から怪しいならば途中で「ここにあったのね、フフッ」とか、敵にいる場所を知らせるとか、なんらかの不審行動を見せなければおかしい。

途中まで味方でクリスマス公演の後いきなり裏切ると言うのはシナリオに無理があった。

プレジデントGのスパイであるのを薄々気づいていてもおかしくないと言うか彼女が実は裏で破壊工作する様に加担したとか言うのならば分かりやすい。

『サクラ大戦2』の二話に現れた影山サキ(cv佐久間レイ)が米田一基の秘書っぽいポジションに収まりながらも実は京極慶吾(cv神谷明)のスパイであり、米田一基暗殺未遂や、料亭に京極がいると言う嘘情報や、大神一郎(cv陶山章央)の持つキネマトロン(通信機)破壊や、レニを籠絡して、誑かして同士討ちさせようとするとかならば、やはりあの女裏ではスパイしてたな、言う解釈もついただろうし、サキは実は黒鬼会の五行衆の一人水狐が正体だし。

その点アナスタシアには不自然さも残る、結局は天宮さくらの刀が帝剣であり、それを盗んで格納庫に逃げて令士を撃って無限に乗り、神山達が追うも、魔幻空間に逃げてしまう。

そして攻撃して来るがなんか攻撃が手ぬるい、裏切ったのであれば的確に攻撃し、必殺技をも使うのを辞さないくらいなのに。

結局は帝剣はアナスタシアから夜叉に手渡されるが、アナスタシアは用済みと見なされ夜叉に斬られて神山が「夜叉!貴様ぁ!」と刃を交えなければアナスタシアは死んでいた。

夜叉はとどめを刺そうとしていたから元から悪なのはわかるが、アナスタシアはプレジデントGに「死んだ両親に会わせてくれる」と言う約束をしたと言うが、それは死んでから会えと言う意味だったっぽい。

生かして会わせるとは言ってないからありっちゃあアリだがそんな嘘をついてまで戦災孤児になったアナスタシアをスパイとして、役者の道を歩ませて生きるのは誰かを演じ切ることと言うのはスパイとして潜り込み演技しては内部工作を破壊して回っていたのか?

深傷を負い、帝劇に運び込まれたアナスタシアは霊力槽に入れられ治療を施されるが、帝劇にあったものは型が古いらしいと言うことは旧作からのものを使用していた可能性がある。

先にも触れたが帝劇には金がない、慢性的に予算不足で、政界、軍隊、すみれの実家神崎重工までもが協力を受けていない。

前作と言うか旧帝国華撃団は政界は花小路伯爵を通じてパイプがあり、軍隊は帝劇ファンの海軍大臣が資金援助していたし、神崎重工も協力していた。

モータースポーツで言えばスポンサーがなければチーム運営がままならないのと同じである。

そのスポンサーすらない、今回登場する華撃団はスポンサーがいたのだろう、上海華撃団は政府から、倫敦華撃団は貴族の出だから上流界や王室、伯林華撃団も政府乃至財界にあたるノイギーア社がスポンサーだったに違いない。

遥々母国を離れて来日するのだからスポンサーがいるのだろう、でないと説明がつかない
滞在費もバカにならないからである。

後半の展開も納得いかない点もあり、マルチエンディングに対応していないストーリーの綻びが多々見られる。

最終決戦は降魔皇ではなくその手下の幻庵葬徹(プレジデントGの正体)と言うのも少し小物感がしないでもない。

旧サクラ大戦で言えば天海、鬼王、カルマール公爵にあたるポジションが幻庵であり、その元凶の降魔皇は出ないと言うのが解せない。

これはオレの説だが今回は降魔皇を出す予定はなく、次回作に出す予定かも知れない。

しかし降魔皇も絶対無敵ではないと思う、神山とさくらが異空間、それも過去のさくらの実家に来たことと、さくらの母ひなた(cv國府田マリ子)に会えたこととか、自分を降魔から救ったのは実は未来から来た自分自身だったと言うのもご都合主義と言うか、冒頭の記憶にこじつけるためだろうな。

そして空間が持たなくなると神山はさくらに霊子戦闘機に搭乗することを命じるも異空間に投げ出されたために謎の手(降魔皇の一部か?)に吸い寄せられ、その先に真宮寺さくらの精神体(肉体はない)が現れ、「さあ行きなさい、あなた達の舞台へ」と言って戦闘不能の仲間や、ピンチになった伯林華撃団を助けると言うのは、降魔皇の内部はガバガバじゃないかと思う。

精神体だけなら抜け出すことが可能なのかも知れない。肉体は眠ったまま歳も取っていないのだろう。

最終決戦は特異点を見つけながら再び封印の儀式である『北斗七星の陣』を発動させるのだが
他国の華撃団が協力してそれを完成させて幻庵の力を削いでから最上階に上がった二人が幻庵の攻撃や『黒塵力』やザコを倒しながら耐久値を回復しつつ戦うと言う風になっている。

なぜザコ?もっと強敵な傀儡騎兵を出せばいいのにとは突っ込みたくなったが。

全ての華撃団が帰ってきてから「勝利のポーズ決めっ!」になるのだが悪くはない。

EDはそれぞれの華撃団の隊長乃至隊員に話しかけ、関係者、仲間にも話しかけてから舞台で選んだヒロインが待っていてそこから「帝国華撃団!出撃せよ!」を発動して帝国競技場でライブをやるEDだが、ラブライブっぽく見えたのはみんな一緒だろう。

まあ、競技場借りてやることと言えばライブしかないからだ。

いくつかの問題点は制作スタッフに説明しないといけない。個人的に親しいYouTube動画配信者が二次創作物語を書いているが、スタッフに読ませたいくらいの完成度である。

普通に出してもとりあってはくれないから二次創作を配信出来る小説サイトで纏まったのを発表してそれをスタッフ乃至メーカーに見せるしかない。

まあ、オレ個人も問題点の指摘はしていくが、次にしくじればセガ自体がしくじりかねない。

しくじり企業で有名なカカチャンネル氏に取り上げられてしまわないようにしなければいけない。