Roland RH-D30 で、Chickenfoot (チキンフット) のアルバムを聴いてみた。
システムは、Apple Lossless→m902→RH-D30 です。
痛快なアメリカン ハードロックが、このヘッドホンに合うのではと思い選んでみました。
RH-D30 は、低域控え目で中域にかけスッキリテイスト、高域がシャリつき刺激も十分ありといった印象でした。
モニターライクで、つまらない音だと評価していました。
チキンフットは、
サミー・ヘイガー/Vo、ジョー・サトリアーニ/G、マイケル・アンソニー/B、チャド・スミス/Dr の4人組で、
豪華なベテランアーティスト達が顔を並べるアメリカン ハードロック ハンドです。
元 VAN HALEN のサミー・ヘイガーと、バンドのギターリストとして初プレーする
ジョー・サトリアーニに期待を抱きつつ聴き始めた。
アルバムは、お気楽なパーティーロックかと思いきや、重厚で骨太なアメリカン ハードロックです。
リラックスしまくりのサミー・ヘイガーに対し、
リズム隊の仕事っぷりは堅実で、肉厚サウンドの支えになっています。
そこに超絶的なテクニックを持つサトリアーニのギターが絡み、変幻自在、縦横無尽に弾きまくります。
やはり聴きどころは、ギターですね! “ウニョうにょ”とうねってます。グルーヴ感満点。
少し足りないと感じる腹八分目プレーが、バンドマン ジョーサト を感じさせます。
楽曲はイマイチどろこかイマニです。
まあこれが、ベテランアーティスト達のサイドワーク的余裕ぶっこきサウンドです。
曲には期待していなかったので、こんなもんでしょう。
スルメかもしれませんが、とても単調でした。ライブは凄そうです。
「私的 2009年 アルバム・ベスト20」の選から完全に外れそうな予感。
ローランド曰く、電子楽器に最適化されたモニターヘッドホンとの事。
その通りの音だと思います。フラットで見通しの良いクリアなモニター音質です。
ギリギリ耳覆いな円形ハウジングと薄手イヤーパッドがもたらす物理的な印象は、狭い、近いです。
これはもうぴったりです。音場は狭く、音が耳に張り付きます。意外にも響きはそれなりに感じます。
低音の量は結構あります。もっとあっさりしていると思っていたが必要十分です。
でも低中域は音の分離が悪く、団子状態です。特に中域のボーカルは線が細く迫力に乏しい。
男性ロックボーカルは魅力薄かもしれません。キンキンして派手な刺激ありと思っていた高域は
伸びない抜けないで、これまた平凡な音です。もっと鳴ってたのに。
自由奔放でグルーヴィな楽器隊の演奏を団子でも必死で伝えようとしています。
毎度毎度なサミー・ヘイガー節が弱まって聞こえ、暑苦しさが緩和されてます。
正直、もっと分厚さが欲しいと感じました。
ハウジングが、180度反転し、横方向へ90度回転する。折り畳み可能。
搭載されている、45mmドライバーは、
Roland RH-300、RH-A30 と
audio-technica ATH-M50 と同タイプのもののようです。
RH-300、RH-A30 とでは密閉、開放とタイプが大きく違い、
パッドも、合皮と布製になっており差別化されています。
RH-300、RH-A30 には、ハウジング上部ハンガー裏に7個の音質調整ポートが
RH-D30 には、それが9個設けられています。
RH-300 は、少し低音よりのドンシャリですが、RH-D30 は、そこから
ドンを取り除きよりフラットに、そしてシャリを幾分追加し硬質な音調に調整されています。
楽しめる RH-300、冷静で素っ気ない RH-D30 だと思います。
今回の、チキンフットは、低中域のボリュームゾーンが多く、
アルバム後半は、より暗色傾向を強めた玄人サウンドですので、
RH-D30 には適さないソースだったのかもしれません。
RH-300とRH-A30の情報は割と転がってるんですけど、RH-D30の情報はかなり少ないようで。
ただ、期待していた音とはちょっと違うみたいなんで、購入を見送りそうな感じです・・・w
ちなみに、RSS登録したんでこれから時々現れると思いますw
こちらこそヨロシク!
うぐぅ~さんの名はあちこちで拝見しております。
D30は、正直微妙です。悪くはないんですが音キャラが弱く感じます。
デザインは個性的で気に入ってます(^-^)