SONY MDR-Z1000 パッド交換

別の目的で購入した Shure SRH840 の交換用イヤーパッド
HPAEC840 を Z1000 に取り付けて遊んでみた。

MDR-1R 用のパッドに交換されている方のブログを読み、自分もやってみたくなりました。





左右の幅を絞り、内側の切り立った面が内周部で縫製されているパッドは珍しい。
クッション材の低反撥ウレタンフォームと相まって Z1000 の音を確立させている。
純正パッドの良さを痛感させられる結果となった。




HPAEC840
Shure SRH840 用交換イヤーパッド
サウンドハウスで、2,000円（ペア）

ちなみに純正は、4,250円（1個）左右共通。
品番は、4-198-568-01

参考：e☆イヤホンのBlog




画角の関係で HPAEC840（右）は円形に見えますが楕円です。
優に二回りほど大きいサイズですが、つばが広めなので装着できました。



左 純正、右 HPAEC840
正面からは違和感を感じません。



左 純正、右 HPAEC840
この角度になるとつばが浮き気味に見えますが
外れることはありません。




サイドに直線部のあるハウジングなので
サイズの合わない楕円パッドではどうしてもサイドが膨らんでしまう。
密閉性が悪く音に影響しそうな予感。




内周がタイトな純正と比べると余裕たっぷり。絵的には新鮮。
ベタッと貼り付く感じが和らぐので、装着感はこちらが上です。




MDR-7520 と交互に聴き比べ。
とても残念な音です。Z1000 の良さがすべて失われます。

まず、2dBほど音量が下がった印象を受けます。
全域で音が遠くなりマイルドな音に変化。生気を失った Z1000。
普通以下のヘッドホンに成り下がります。
MDR-7520 は、いつも通り緊張感のあるビシッとした音ですので違いがはっきり。

サイズ違いが大きな要因だと思いますが、
開口部が広く厚みのあるパッドにすると眠たい音になります。音場意外にメリットなし。
耳の左右の幅を絞った形状と、厚みのないぺしゃんこパッドが Z1000 の音。

MDR-ZX700 のパッドを Z1000 用に交換すると
Z1000 よりの音になると思います。左右で9千円弱、ふざけた価格ですが。




Z1000 の素晴らしさは
ノイズアイソレーションイヤーパッドあってのものです。
純正以外のパッド交換は邪道。