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僕&macbexとIFの世界

小説や遊戯王(インフェルニティ)や日常の事などを雑記していきます。

第二章終了 

2013-02-01 10:44:11 | 小説
ふー! 現在DP40

5章構成にするつもりだから、このままのペースだろ100DPくらいかな?
一度、ここで推敲して何処かに晒そう。

今回は時間を掛けて書けるから、
細部までしっかりと書きこんでいきたいね。
異世界トリップものであるからして、異世界の文化というものを大切にしていきたい。
どこかの問題児は、異世界異世界といいつつも背景に映る端役が皆ネコミミ付けてるだけという手の抜きよう。
あれじゃあ別種族なんて言うのは名前だけだね。
そういう意味ではシュワちゃん主演のトータルリコールは良い意味で異星人の独自性を保っていたように思う。
あのおっぱい三つ女のシーンは伝説。……いや、もちろん凄いのはそこじゃないよ!?

で、この異世界観の表現ってのは難しくて面白い。
本主人公は芸術家の国出身で、ヒロインが「肉を食べる」と聞くやいなや卒倒してしまう。彼は鉛筆しか食べない民族だから、「肉」を食べると一言で言われてしまうと、何の肉を食べるのかも分からないし、最悪、自分が食べられるのではないかと思ってしまう。
こういう些細な事をコメディータッチで書くのは大切だと思う。物語を進めることも重要だけど、
「実際にどこかで起こっている」というリアリティを出す上では、そういう下準備抜きでは表現できないと思うんだよな。

まぁあんまり脇道に逸れるのは良くない。こういうコメディシーンに後々の重要な伏線を入れられたら見事だと思う。
上のシーンで言うならば、ヒロインと和解した主人公が、今度は本当に食人主義者と出会って勘違いしたら、
さらに話がこじれて面白そうだ。

もっと追求すると、敢えて「伏線を入れず」ただのコメディシーンで消費するってのもある。
チェーホフは「小説には無駄な物を登場させてはいけない」という主義で生涯を終えたけど、
管理人はそういう無駄なことに関しては寛容です。
だって全部が全部ヤマかオチだったら疲れちゃうでしょう?
それがストーリーに関係ないとしても、たまにはベンチで休んでもらわないと読者はつかれてしまうものね。

吐き気がするくらいの複雑(コンプレックス)

2013-01-29 18:16:18 | 小説
文章を読むのにも教養がいる。
いや、識字率とかそういう意味ではなくて、趣味で読書では到達できない境地がある、って事です。

管理人は所謂「名作」相手に理解が及ばない時、とても悔しい気持ちになります。
例えばドグラ・マグラを読んだ時、トキの拳を受けたラオウのように泣きたい気持ちになります。
「面白くない……面白くないのだァァ!」
自分の教養が追いついているのならば面白いと感じることが出来る作品を、このような形で食いつぶしてしまうことに腹さえ立ちます。

向き不向きはあると思います。
例えば、管理人は「いつか天魔の黒ウサギ」を読んでも、悲しいほど面白くありませんでした(原価で買ったものだから尚更腹がたつ)。
これは向き不向きだと思います。面白くないラノベがアニメ化することなんてありませんから、
多くのティーン層に受け入れられるだけの面白さを備えているのだと思います。
ただ、向き不向きと言うのは教養が追いついてから判断すべきものであり、
管理人がドグラ・マグラを机に叩きつけながら「全然面白くねぇわ」なんて言うことは出来ません。何故なら、面白くないのは管理人の方だからです。
作品を完全に……とは言わないまでも、十分理解した上でこの作品は自分には向かないなと思うなら良いのですが、
「理解出来ない」=「面白くない」に直結してしまう人が今の世には多く感じます。

ただそれも仕方ないのかもなーって考えている管理人も居ます。
やんごとない身分の人ならば、一日中絵巻を眺めて「あなや」なんて言ってても大丈夫ですが、
現代でそういう事出来る人は滅多にいません。だから文学的素養という普通に生きる上ではほとんど必要のない感覚を身につける
だけの猶予を持てないのです。
古代ギリシアでは、どうして「哲学」などという(こう言ったら怒られるかもしれませんが)不毛な学問が発展したのか。その原因として「奴隷制」が存在します。つまり古代ギリシアには「あなや」できるやんごとない身分の人が多く存在し、
哲学という普通に生きる上ではほとんど必要のない学問を追求するだけの時間があったということです。
ソクラテスが生まれたから哲学が発展したのではなく奴隷がいたから哲学が発展したのだと考えます。
(いわゆる、環境が天才を作る派の考えですね。それもかなりの鳥瞰です)

だから、この環境で文学が「単純」に変化していく事は当然の事のように思えます。
もちろん世の中には「単純」を悪視する人が多いと思います。
『スガガガガーン! ぅしろでぉぉきぃおとがした。おどろいた 笑』
これを「文学だー!」なんて言ったら白い目で見られてしまうと思います。
ただ、どこかで評価されるということは時代に合致しているって事です。
携帯小説なんかも、時代に迎合されたものです。
そう言うものを一概に「こんな単純な物は文学とは言えない」と否定してしまうよりも、
これも時代が望んだひとつの形なんだなと受け入れていくほうが、大局観を養えるんじゃないかなーって思うのです。

源氏物語 読了

2013-01-29 08:29:09 | 小説
これより大学への提出課題にとりかかりますので、コメ返はその後。

源氏物語を読んでみましたが、限られた語彙の中でこれだけ感傷的な
小説を書けるというのは凄いと思いました。
この感想は擬古文を用いて描かれた舞姫とも共通しますね。
なにせ一〇〇〇年前の小説ですから、読者の共通意識なんて全く期待できないんですよね。
だって考えてみてください、今から一〇〇〇年後どうなっているかなんて想像できますか。
人間の深層意識――例えば、「悪は負けて正義が勝つ」という単純なテーマであっても、
未来の人間にとっちゃ??かもしれませんからね。

本当に色褪せないおはなしです。

アルジャーノンに花束を

2013-01-23 07:28:40 | 小説
泣いた。

「アルジャーノンに花束を」
知恵遅れの少年が新薬の力を借りてアインシュタインレベルの大天才へ変貌するが……。

これは正しく自分が変われば世界が変わるという格言を
そのまま表しているような小説ですね。
今までは知恵遅れであることを馬鹿にされても気づくことが出来ず、
「皆笑っている」という幸福な考えで幸せを感じていた主人公でしたが、
自分が馬鹿にされているって事に気づいて
自分が友人と思っていた人の事を信じられなくなります。
他にも、愛する人と会話が成立しなくなってしまったり、
尊敬していた先生が妬んだり、
知能が変わるだけで世界は一変してしまう。

このお話の泣き所は皿洗いの少年ですね。
主人公の知能が最高レベルまで達したとき、彼は知恵遅れの少年と出会います。
彼は皿を落としてしまって、周りから酷く囃し立てられるのですが自分が馬鹿にされていることに気づかずへらへら笑っている。
主人公はこの作品で唯一激怒して周りを一喝する。
「頭がにぶいのはこの子のせいじゃないんだ! 自分ではどうにもならないんだ! だが、それでもやっぱり……人間は人間なんだぞ!」
この言葉が凄い重い……。本当にそういう経験をした人にしか言えない言葉だと思う。
でも逆に自分勝手な言葉だとも言える。彼は少年を守りたかったのではなく、昔の自分を守りたかっただけだと思うから。
どこまでも悲痛な小説でしたが、それでも救いがないわけじゃありません。
特に「アルジャーノン」の存在はとても大きな物でした。
主人公が本当の意味で心を許せたのは『彼』だけだったと思うから。

第一章終了 (電撃投稿作品)

2013-01-14 07:01:44 | 小説
この段階でDP20

まぁボチボチな速度じゃないかな?
旅モノとしては結構普通な始まりだったかも。
もっとインパクトを持たせるべきなのかもしれないが、今となってはもう遅い。

これから推敲作業に入ります。

--------第一次推敲終了-------

学校始まったら、これを印刷して紙面に起こしてからもう1度推敲するつもり。
あと、せっかくの祝日だし、今日中に第二話の方も進めていきたいなぁ。