
伊能静さん(Annieとその息子)
第2次安倍改造内閣で自民の政調会長となった稲田朋美さんは、従来から日本は「道義大国」を目指すと主張しているようですが??
本来、「道義」とは、倫理や道徳的に正しい道筋を示す言葉ですが・・・。
「法的に責任はないが、道義的責任はある」などと使用します。しかし、その「道義」の中身が問題です。稲田政調会長は、自分の国を自分で守るとか中韓に屈しないで日本の名誉を守るとか歪んだ愛国心的主張で曲解した「道義」を主張しています。稲田政調会長は、日本「南京」学会(会長・東中野修道/南京虐殺はなかったとの主張をする学者の会・2012年9月に解散)にも所属し、従来から超右翼弁護士・政治家としても有名です。神道に基づく靖国神社の国家護持なども堂々と主張しています。ノーベル受賞者大江健三郎と出版社の岩波を訴えた訴訟の弁護士でもあります。国家社会主義思想や反ユダヤ主義を掲げ、ホロコーストの否定や外国人労働者の排斥などを訴えている団体代表とのツーショット写真は、高市総務大臣のものとともにイギリス紙「ガーディアン」なども取り上げ「安倍政権の右傾化がますます進んでいるという非難を加速させた」と報じています。P
右翼の道義とは、竹島を返せ、北方領土を返せ、尖閣を死守・・等と偏狭なナショナリズムの主張ばかりのようです。
「道義」を本来の意味で使用すれば、いいのですが・・・。稲田政調会長は、日韓条約上の賠償責任はないが、慰安婦問題は、日本に道義的責任があるとか、国際法上は日本の領土と看做されるが、棚上げ外交で処してきた日本は道義的に中国の領土主張を否定できないなど・・本来の主張は決して口にしないと思います。
イスラーム国へのイラク空爆を始めたオバマの戦争にも道義はありません。共和党から弱腰外交を批判され支持率も低迷、米国人ジャーナリスト2人が殺害された件もあり、安保理決議もまだない中での空爆です。11月には議会の中間選挙を控えるオバマのあせりでしょうか?。(イラクとシリアで勢力を増す「イスラーム国」は米国人記者2人と英国人道支援活動家1人を「斬首」殺害した事件で糾弾世論も煽られましたが、仮にテロ報復でも、イスラーム国・テロリストの資金源を断つという名目でも空爆はもう戦争行為です。アフガン戦争でもイラク戦争でもテロ根絶はできず、テロ組織とは関係ない現地周辺の犠牲者の憎しみを増しただけでした。これまでも空爆ではテロリストではなく民間人の方に大量の犠牲がでています。)
アメリカ軍は9月22日には、かつてロシア・プーチンに非難されて、アサド懲罰の戦争を止めた屈辱を果すがごとく、シリア地区まで空爆を拡大し、22日夜にさらに2回、計3回に渡ってシリアでイスラーム国の武装車両を空爆しました。サウジアラビア、ヨルダン、アラブ首長国連邦、バーレーン、カタール5カ国も参加した空爆ですが、何れもアメリカ石油資本と癒着した国々です。石油利権確保の戦争でしょうか?従来であれば、日本では朝日新聞などが和平の論陣をはるところですが・・・記事捏造キャンペーンでそんな元気も勇気もないように思います。そして安倍内閣は無批判にイスラーム国への空爆も支持しまた金も出すようです。
(2006年にアルカーイダ系から分裂・集合した組織を中心とした5つのスンニ派武装組織が結集しイラク中部を一方的に自国領土だと主張し統一機構イラク・イスラム国は成立しイラク・シリアに勢力をその後拡大して、今年6月にはイスラーム国と改称して「イスラーム国家の樹立」を宣言したのですから、イスラーム国も元々は、アメリカCIAが武力支援し育てたアルカイーダの流れです。6月には既にアメリカの支援する新生イラクを支援するため、最大300名のアメリカ軍による軍事顧問団と称したアメリカ中央軍の特殊武装軍隊をイラク入りさせましたが、その特殊部隊の目的の一つが「イスラーム国」(ISIS)の情報収集であることも報道がされていました。空爆の事前準備は早くから行われていたようです。イスラーム国は、石油売買資金も豊富で外国兵も多く6月のドイツ・DPA通信は、オーストラリアのビショップ外務大臣がラジオのインタビューで「イラクとシリアでおよそ150名のオーストラリア人が「イスラーム国」に加わっている」と語ったことを報じていました。)
(道)義を見てせざるは勇なきなり(=人として当然行うべき正義と知りながら実行しないのは勇気がないからである)と言われます。
勇気と言えば、結婚を発表した女優の伊能静さんがかつて登場した上海のバラエティー番組について、ネット上やテレビでの再放送がされないので中国当局からの“封印”はまだ続いているの??とネットで話題になっているそうですが、伊能静さんの道義は健全でした。
2014年9月3日、台湾トップ女優・伊能静(いのう・しずか=Annie)さんが、かねてから交際していた10歳下の中国人俳優・秦昊(チン・ハオ)さんのプロポーズを受け入れたことを明らかにしました。中国で人気の演技派俳優チン・ハオさんとの交際は2月の第64回ベルリン国際映画祭の際に明らかにされていました。そして、9月14日には来年2月に結婚する予定だと発表されています。
伊能静さんの道義は日本仕込み??
台湾女優なのに、日本名で伊能静(いのうしずか)と名乗るなのは、義理の父親(再婚)が日本人で、日本で中学・高校(中退)の教育を受けたからだと言われています。「伊能静」の本名は「呉静怡」(ウー・ジンイー)です。日本教育も捨てたものではなさそうです。
2013年1月に中国ミニブログの微薄で当局による社説差し替え事件があったとされた、南方周末を支持する発言をして、ブログを削除されて当局から呼びだしも受けたとも言われています。その影響で、これまでレギュラー審査員を務めていた上海の東方衛星テレビの番組"中国達人ショー"の登板から降ろされた事件がありました。また、婦人科のパンフレットに写真を無断使用されたとして、損害賠償を求め北京市の裁判所に提訴もしています。
番組"中国達人ショー"の登板直後のブログにも、ひるまず真摯な意見が続いたそうです。
「人生は結局、最後まで絶えず放下(一切を捨て去る)することだ。残念なのは、それらに別れを告げる時間のないことだ」
「私は博識なあなたを尊敬する。だからあなたも自分の努力でここまできた私を尊重して欲しい」
「 どの階層の人々も自由を渇望している。必死に生きるのもある日生活の苦から免れ自由に生きるためである」・・
伊能静さんは、中学時代に日本へやって来たが、学校でのいじめや母親との葛藤が原因で、台湾に戻って自立することを決意。「(母が日本人と再婚したため)私は日本国籍を取得できる機会があったが、(実)父は中国人、母は台湾人なので、自分の“根っこ”を重視して(日本国籍の)機会の放棄を決意した」とも 語っていますが、あえて日本の姓を名乗っているので、やはり日本が嫌いなわけでもなく、むしろ哈日族ハーリーズー(日本大好き族)のはしりだったのだと思います。若い時代の「東京キッス」などは日本語で歌っています。そして勇気があり芯も強いのは、実質シングルマザーでもあるからでしょうか?前夫で歌手のハーレム・ユー(庾 澄慶(ユー・チョンチン)と2009年に離婚の際は「芸能界を引退して主婦業に専念するか、離婚するか」の選択を迫られましたが、伊能静が選んだのは、仕事の方でした(長男の親権は前夫に形式的には譲りましたが離婚後も子供とのきずなは大事に交流している様子です。離婚時には台湾では手つなぎ不倫などのバッシングにもあいました。)。
2014年6月の第17回上海国際映画祭での発表記者会見で紹介された映画「我是女王」(中国の人気小説の映像化)の映画監督は、伊能静さんが勤めたのだそうです。そして、この映画には、韓国のソン・ヘギョ(송혜교)宋慧喬も出演しています。映画は11月7日から公開予定で、11月11日の独身祭りに間に合わせるのだそうです。