
韓国は光復節(광복절クァンボクチョル)です。全国各地で記念式やイベントが開かれる祖国解放のお祝いの祝日です。(台湾も8月15日を光復節として祝います)。一方、中国は9月3日を抗日勝利記念日としています(香港、マカオも9月3日)。そして、日本だけが8月15日を終戦の追悼日としているのは変です。
日本政府がポツダム宣言の受諾を連合国側に通告したのは8月14日ですし、ミズーリ艦上で正式に日本が降伏文書に重光葵外務大臣が署名したのは9月2日です。実は、8月15日とは、昭和天皇の敗戦の声明(玉音)がラジオ放送(NHK)された日です。P
8月15日に日本の政治家が靖国に集団参拝するのも変ですが、北朝鮮で8月15日に金正恩第1書記が金日成主席と金正日総書記の遺体が安置されている平壌の錦繍山太陽宮殿を参拝するのはもっと変です。しかし、世界中で、戦前の日本政治にあこがれているかのような北朝鮮だけが、日本の終戦記念日の8月15日の追悼に併せて追悼記念日としているのが現実の姿なのでしょうか・・・。
安倍首相の8月14日の戦後70周年談話について、中国外務省の張業遂次官は、北京で木寺駐中国大使に中国の厳正な立場を表明し、華春瑩報道官は記者の質問に対しに答え「日本はあの軍国主義侵略戦争の性質と戦争責任を当然明確に表明すべきであり、被害国国民に対し誠意あるお詫びをし、軍国主義侵略の歴史と徹底的に訣別し、重大な原則的問題においていかなるごまかしもすべきでないと述べました。李克強首相は8月15日の記者会見で、日中間の歴史問題について「一国の指導者にとって、先人の業績を引き継ぐだけでなく、先人の罪な行いがもたらした歴史の責任も負わなければならない」と述べた一方で「日本の民衆も被害者だ」と述べました。背景として、中国は9月3日の「抗日戦争勝利記念日」の式典もあり日本に一定の配慮をしているとも言われています。
(もっとも、中国メディアは、天津の工場爆発を廻って大混乱の最中です。現場周辺の大気から毒性を持つシアンなどが検出され、軍が220人分の解毒剤などを搬入したと報道されており。中国政府は社会不安の拡大を警戒し、情報統制を強化しているようです。)
一方、安倍首相談話も「戦争の苦痛を嘗め尽くした中国人の皆さんや、日本軍によって耐え難い苦痛を受けた元捕虜の皆さんが、それほど寛容であるためには、どれほどの心の葛藤があり、いかほどの努力が必要であったか。 そのことに、私たちは、思いを致さなければなりません。 寛容の心によって、日本は、戦後、国際社会に復帰することができました。」「ですから、私たちは、心に留めなければなりません。 戦後、600万人を超える引揚者が、アジア太平洋の各地から無事帰還でき、日本再建の原動力となった事実を。中国に置き去りにされた3,000人近い日本人の子供たちが、無事成長し、再び祖国の土を踏むことができた事実を。」と中国に一定の配慮をした表現を盛り込んでいます。
一方、韓国報道は、安倍談話は「村山談話」より後退.したという報道が多く、期待された慰安婦問題解決にも直接の言及はなく期待はずれという様子です。
政治家の靖国集団参拝を受け与党セヌリ党の金栄宇首席報道官は、8月15に「過去に罪のない隣国の人々に与えた苦痛に言及した安倍談話が昨日発表されたばかりなのに、一日も経たないうちに(靖国参拝したのは)非常に図々しい」と強く非難しました。最大野党の新政治民主連合の兪銀恵報道官にいたっては「日本が依然、侵略の歴史に対し、真の謝罪や反省なしに過去の出来事と見なそうとすることを露骨に示すものが安倍談話と靖国神社への参拝」と安倍談話も厳しく非難しています。
確かに、期待された慰安婦に直接言及はなく「戦時下、多くの女性たちの尊厳や名誉が深く傷つけられた過去を、この胸に刻み続けます。」と安倍首相は述べるに留まりました。
安倍首相は戦後70年談話で、内閣支持率の低下など政権基盤の揺らぎを背景に「安倍カラー」を抑制したとも言われています。しかも、安倍首相は当初、未来志向を前面に出す意向だったのが、安全保障関連法案の審議への影響や連立を組む公明党への配慮などから、談話の大半を抽象的な歴史認識にさいたのだと言われています。
戦後70年談話に盛り込まれるか注目されたキーワードは「侵略」「植民地支配」「痛切な反省」「心からのおわび」の四つだったと言われますが、8月7日夜に安倍首相が自民、公明両党幹部に示した原案には、戦後50年の村山談話や戦後60年の小泉談話にさえ盛り込まれたアジア諸国への「おわび」の文言が全く入っていないことが分かり、公明党から、せめて、おわびの気持ちを伝えるとともに、「侵略」という文言も明確に位置づけるよう注文が付いた結果の、修正の談話だと報道されています。
一方、一応、引き継がれたとされている村山談話の当事者の元村山首相は会見で、安倍談話について「(村山談話を)否定もしていないし、踏襲もしていない。出す必要はなかった」「焦点がぼけて、さっぱり何を言いたかったのか分からない」と批判しているそうです。また、新聞社や放送局の元記者ら約50人でつくる「歴代首相に安倍首相への提言を要請するマスコミOBの会」は8月11日、歴代首相経験者5人の提言を公表しましたが、安全保障関連法案の成立を目指す安倍首相に対して5人とも批判をしており「立憲主義に反し、民主主義国の首相としての資格はない:菅元首相」などと批判しています。
実際のところ、村山談話にあった「植民地支配と侵略によって、アジア諸国に多大の損害と苦痛を与えた」という部分は全く引用しませんでした。「植民地支配」についても「永遠に決別」との一般的抽象論でかわしています。
結局のところ、戦後70年に際しての新しい安倍談話を出して「(村山談話を)上書きする」ことで、「日本の名誉回復」を図り、慰安婦にも触れず「河野談話」もを葬り去ったようです。村山談話と河野談話を否定して「骨抜き」にしたいという靖国派の意見が安倍首相の「本音」でもあるようです。しかし、かつての枢軸国の中で未だに周辺諸国との完全な和解が得られず、70年たっても、まだ、第二次世界大戦時の記憶による国家間の政治的不和を引きずっているのは、世界で、もう日本だけであると言われています。これは本当に恥ずべきことかもしれません。安倍談話は、日本の戦前の侵略行為と実質的な植民地支配の歴史事実を結局認めませんでした。安倍談話とは美辞麗句をちりばめた、歴史の捏造なのだと言う人もいます。P
安倍首相が得意とする詭弁も、随所に見られた談話でした。「日露戦争は、植民地支配のもとにあった、多くのアジアやアフリカの人々を勇気づけました。」と安倍首相は述べましたが、明治維新の富国強兵政策で、欧米列強と同じく、植民地の獲得を目指す戦争の妄想に憑かれたのが、日本を戦争に駆り立てた動機でした。戦後は太平洋戦争の敗戦ばかりが日本では語られますが、戦前では、日清・日露の勝利と驕りばかりが語られたのが大日本帝国主義でした。
「満州事変、そして国際連盟からの脱退。日本は、次第に、国際社会が壮絶な犠牲の上に築こうとした「新しい国際秩序」への「挑戦者」となっていった。進むべき針路を誤り、戦争への道を進んで行きました。」と述べた安倍首相ですが、従来の自らの歴史認識からすれば、一定の妥協をした表現でしたが、歴史的事実として、日本が進むべき針路を誤ったのは、満州事変からではありません。まるで、満州事変以前は誤っていなかったかのような表現です。
実際のところ、最初の植民地侵略の目標は、朝鮮半島でした。(日本国の誕生の古代時代に朝鮮半島の覇権を追われた白村江の敗亡の歴史や江戸時代に謝罪の朝鮮通信使を行うに到った実質的に撤退敗北の秀吉の朝鮮出兵の歴史が、明治維新以降に征韓論を生んだと言うひともいます。)当時、清国はイギリスとアヘン戦争で敗北し、中国大陸は次第に欧州列強の半植民地化が進みつつありました。
しかし、まだ、朝鮮半島は清国の権益下にありました。イギリスの支援もあり、1985年に日清戦争を先制攻撃で開始した日本は清国に勝利し朝鮮半島における清国の覇権を排除し独立させたものの、台湾を植民地にして、沖縄を日本領と確定します。1904年には日露戦争を先制攻撃で開始した日本は、アメリカユダヤ資本の経済支援もあり、ロシアに勝利して、アジアへ南下政策をとるロシアの覇権を排除したものの、朝鮮半島の日本の覇権を確保して、ロシアから南樺太の領土を奪い、南満州鉄道の権益をも獲得したのです。朝鮮半島を日本の権益下においた日本は、ついに朝鮮半島も1910年に植民地にしました。そして、さらに中国東北部・満州の領土と権益獲得を目指して満州事変に至ります。
1931年の満州事変の遥か以前に日本は、既に進むべき針路を誤って列強の植民地主義を模倣して戦争による領土拡張の味を覚えてしまったのが現実ではないでしょうか。欧米列強の模倣の植民地獲得のための侵略戦争を起こし、朝鮮半島の独立運動を弾圧し中国の共和国化も認めませんでした。
そして、第一世界大戦の反省のもとに不戦条約を結んだ世界が結集した新しい「国際秩序」(国際連盟)に参加したはずの日本は戦争による中国大陸への領土拡張の策動を事変と偽り孤立し、その後、同じく国際連盟に結集した世界から孤立の道を進んだ世界征服の野望をもったナチズムとファシズムとの同盟に至りブロック経済の制裁をうけるに至りました。日本は日中戦争を継続するための資源を求めて、太平洋戦争に至ると同時に第二次世界戦争対戦を牽引した枢軸国の中心メンバーになり大東亜共栄圏の野望も掲げました。それは、欧米列強からのアジア解放のための戦いでもなければ、自立自衛を求めて止むに止まれず戦いを挑んだ戦争でもありませんでした。
インド独立運動の指導者で初代インド首相のネルー氏は、日露戦争の勝利がアジアの諸国民を喜ばせたと述べると同時に「日本はその帝国政策を遂行するにあたって、まったく恥を知らなかった。日本はベールで偽る用意もせずに、おおぴらで漁りまわった。」と、その列強と変わらない朝鮮半島を初めとした日本の植民地政策を批判しています。
また、核兵器についても安倍談話は触れていますが、「核兵器の不拡散と究極の廃絶を目指し」と述べて核兵器保有国の当面の核存続を容認しています。そもそも、核兵器こそが大量破壊兵器としてただちに禁止されてしかるべきですが、アメリカを初め、核保有各国の反対により、核兵器は未だに、国連で禁じられるにいたっていません。(しかし、自らの核兵器保有を認める一方で、旧イラクの毒ガス兵器所有疑惑については大量破壊兵器所有疑惑の理由で、アメリカは、ただちに先制攻撃して、国さえも滅ぼしました。)
そして、安倍首相の究極の詭弁は「積極的平和主義」の旗を高く掲げ、世界の平和と繁栄にこれまで以上に貢献してまいります。との言葉でした。安倍首相自身が謝罪をしたこともないのに「あの戦争には何ら関わりのない、私たちの子や孫、そしてその先の世代の子どもたちに、謝罪を続ける宿命を背負わせてはなりません。」と詭弁を述べる一方で、私たちの子や孫、そしてその先の世代の子どもたちにアメリカの戦争に直接関るリスクを今後に負わせようと言うのでしょうか?
談話の最後には、平然と美辞麗句の嘘をつくいつもの安倍首相の個性がひかりました。自身が唱える「積極的平和主義」と言う実質戦争行為(憲法が禁止する交戦権を集団的自衛権の容認で認める行為)を全く意味が逆の平和と称する詭弁的な主張を巧みに盛り込んだのです。ちなみに、この安倍首相の戦後70年談話は与党の同意だけで発表されたもので、日本国の議会(国会審議)での承認を得たものではありません。もちろん日本国民の総意とは異なるものです。P
一方で、「ここに過去を顧み、さきの大戦に対する深い反省と共に、今後、戦争の惨禍が再び繰り返されぬことを切に願い、・・」と述べられた天皇陛下の8月15日の追悼式でのお言葉が話題です。追悼式で戦争について「深い反省」と言及したのは今回が初めてでした。原稿は「 天皇陛下が自ら直接書き、異例の内容の変更」があったとも報道されています。
これは、天皇陛下も、安倍政権の下で日本の「平和の継承について危機感を感じている証拠」であると言うひともいます。天皇が即位以来、「深い反省」という表現をしたのは、1992年に中国を訪問した晩餐会と1994年の日本での韓国大統領との宮中晩餐だけでした。陛下は今回、原稿変更をして、あえて、この言葉をご使用されたようでうす。安倍首相の70年談話が直接触れえなかった(談話では「繰り返し、痛切な反省と心からのお詫びの気持ちを表明してきました。」と過去形で間接的にしか触れていません。)日本の加害行為への深い反省を意識させる言葉であることは確かであり、政治的発言ではないとはいえ、安保法制審議で違憲批判にさらされている安倍首相には、精神的なダメージになるものとも見られています。
(天皇の政治発言と言えば、7月末の報道では、1971年6月2日にアメリカのマイヤー大使と会談した当時の佐藤首相が「天皇陛下は建前上、政治問題に関心を持たないのだが、蒋介石総統が過去において日本のために多くのことをやってくれたと」昭和天皇が述べられたとした上で「まず台湾の国連における議席を確保する要がある。」と当時アメリカに訴えたことがアメリカの外交文書公開で明らかになったと報道されました。日本外務省の外交史料も佐藤首相の発言を黒塗りにしたうえで公開されたそうです。)
2015.8.15
閣議決定による2015.8.14の首相安倍晋三の談話は、抽象論に終始した。それは、朝鮮の35年間の植民地化と日本の工場への数十万朝鮮労働者らの強制徴用と搾取、暴力支配、1931の所謂「満州事変」こと中國侵略、傀儡国家「満州国」のでっち上げ樹立、1937の本格的な中國侵略戦争、広大な中国領の占領と中国人民の大量虐殺、植民地支配、汪兆銘の傀儡政権樹立(1940-45)、
さらに、その他の東南アジア諸国への侵略と支配、それによって米帝国主義が中國等アジア諸国の植民地支配に失敗した報復として実施した石油、鉄鉱石、鉄屑の対日禁輸実施、そうした経済的脅威を受けて宣戦布告なき真珠湾奇襲攻撃で日本帝国主義が始めた対米英戦争、それを通信傍受で事前に知っていた米ルーズベルト政権は、ニューディール政策が効果なく、戦争経済への移行で景気上昇を目指したように、日米戦争は実際上双方の側からの帝国主義戦争だった―これらの事実について安倍談話は全然言及せず、無視して、抽象的フレーズ羅列の詭弁で覆い隠し、世界と日本人民を騙そうと政治的パフォーマンス:芝居を試みた。 それが、2015.8.14の安倍晋三こと太古以来の地球侵略・支配者トカゲ座のレプティリアン・ヒューマノイド(4次元の全身鱗に覆われた爬虫類型ヒューマノイド) の変身者の談話である。
このように、安部談話が村山談話を継承しているとのマスゴミ宣伝は、全くの偽りと騙し(だまし)である。
それは抽象的フレーズの羅列による実際の歴史のFake:捏造で、実際上、所謂歴史修正主義による歴史の偽造である。日本人も国際社会も抗議して安倍談話を撤回させよ。
安倍晋三と安倍内閣によるこうした歴史の偽造は、現在彼らが推進している違憲・違法:憲法第9条廃棄の「解釈改憲」による米侵略戦争への参戦を目指す戦争法案の衆院強行可決、それと両輪の秘密保護法の強行可決と実施による今の対米売国軍国主義の抬頭と表裏一体である。日本は新たな売国戦争へ向かっている。
そうしたことはすべて、大資本連合の経団連からの巨額献金という贈収賄犯罪で成り立っている自民党と、憲法第20条1項違反の創価学会一体支配・公明党との売国連立政権から発している。
自民党元幹事長の野中広務が暴露して発覚したように、内閣官房機密費からマスゴミ幹部と記者らは、年間500万円ずつ買収金を受け取って収賄罪の犯罪者になっている。その結果、彼らは自公政権寄りの報道で日本人の洗脳と世論誘導の犯罪を推進している。
安倍自公政権の打倒とマスゴミの解体以外に日本の活路はない。
☆ 万事無償奉仕社会へ移れとの 創造主らの指示に従え
☆ 通貨なき先進文明惑星が地球の行く手明示している
☆ トカゲ座のレプティリアンの植民地悪文明を地球革命!
☆ "Abolish Money !"バナーでG8サミット反対英国でデモ
☆ 日本人無償奉仕の社会へと英人民と共に闘え
☆ 米国で人民革命近く起き勝利するぞと創造主達