木っ端役人のぼやき

定年退職のカウントダウンの始まった50代!これで、長年の宮仕いも終わりかぁ~!!

3・11から2ヶ月経ちました。

2011-05-09 01:44:55 | Weblog
アメリカでは、9・11。
日本では、3・11。

アメリカの9・11はテロへの戦い。始まりでした。
先日、首謀者のビンラディンが米軍の特殊部隊により、射殺されたと報道されました。

これで、解決したとは思っていません。
このテロは、長期戦になると思っています。

対岸の火事が、何時日本に来るか分かりません。

ところで、日本の3・11。東日本大震災。

丁度その時、私は職場にいました。
誰かが、「地震だ~。」と叫びました。

私は、はじめ気がつかず、デスクに座っていたのですが、オンボロ庁舎の2階にいましたが、
段々と横揺れが激しくなり、デスクにしがみついていました。

人間、危険な時は、身動きが取れないことが分かりました。と言うより、
自分だけは安全と言う過信がありました。

誰かが、備え付けのテレビをつけました。

テレビでは、津波が、陸地に覆いかぶさるように流れていました。
その時のNHKのアナウンサーが「海面が溢れ出ています。」と叫んでいました。

普通に考えるとおかしなもので、海面は陸地より下、海岸線で別れており、
陸より低いところが海だと思います。
それを、「海面が溢れ出ています。」と言う表現が、妙に変で未だに覚えています。

確かに、テレビ画面では、港より海の方が高く、大津波と言うより、
まるでバケツから水が溢れ出しているような状況でした。
ですから、NHKのアナウンサーの表現は的確だったかもしれません。

船は陸地に押し出され、車はおもちゃの車のようにひっくり返り、昔のゴジラ来襲のような、
ウルトラマンと怪獣が戦っているようなジオラマを見ているような光景でした。

でも、それが現実の光景でした。

これは、大変なことになった!!

非常事態だ~!!。と叫んだのは、私だけでした。

皆は面白おかしく、テレビを観ており、私は非常事態だから、庁内の職員や来客の方に、
緊急放送を流すべきだと助言したのですが、今、ここが震度7なら流すけど、そうでないなら、
規程で流すことになっていないと一蹴されました。

その時に、何て情けない公務員なんだろう。自分もその一人だと思うと悲しくなりました。

事態は毎日、刻々と変化し、震災からもうじき震災から2ヶ月経とうとしています。

テレビの向こう、被災地では、復興も復旧も出来ていない状態です。
ですが、私の住んでいるところは、被災地ではないので、
周りは震災前の3・11以前の状態のまま生活しています。

テレビがなかったら、新聞を購読してなかったら、多分、
日本で何が起きてるのかも知らなかったと思います。
中には、未だに、知らない人もみえるかもしれません。

その間、自分は何が出来るか自問自答しています。
未だに、自分は何を成すべきか分かりません。

被災地を助けるために、民間も行政も色々手立てをしています。
しかし、テレビを観る限りでは、一向に進んでないように思えます。

中には、普段通りの生活をすることが一番だと唱える方もみえます。
どれが正解なのか分かりません。どの選択が正しいのかも分かりません。

しかし、毎日、被災地の事を考えています。



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