日曜日の夜、東京に戻るバスが新宿に着いたのが夜の9時半。
それから向かったのが、東京3区の開票所。
五反田駅から歩いて7~8分のひっそりとした場所にある
体育館が東京3区の開票所だ。
人生初のことなので、すこしドキドキして体育館へ。
参観席の入口の前で名前と住所を記入させられ、
たぶんアルバイトの男の子に「携帯は外で」
と、説明されただけで体育館の2階に設けられた参観席へ入る。
僕が着いたのが22時半近く。
思った以上に参観席はガラガラ。
よく見ると報道以外には2~3人しかいない!
これだけ不正投票が話題なっているのに、かなり驚いた!
ただ、報道も腕章を付けているのが共同通信の数名と
TBSの学生バイトっぽい男女が一組だけ。
全部で10人程度しかいない。
30分毎に配られる開票速報を受け取り、
それぞれが携帯で本社へ開票数を伝えている。
参観者用の速報なので、だれでももらえる。
僕も配られるたびに受け取って、久しぶりに報道の気分。
実は僕が到着して間もなく、
テレビでよく見た開票作業は終わってしまった。
筆跡が同じ投票用紙がないか、ズームを最大にしても
よく見えない距離なので、結局は不正投票は発見できない。
しばらくすると、候補者ごとに投票用紙の束を並べていく。
意図的なのか、偶然なのか自民と民主の候補の束がずっと同数。
「おっ、まつばら仁が健闘している」
と、思って比例区の投票用紙の束をみたら
数えるまでもなく、自民党だけが山のようになっている。
Wi-Hiのルーターを忘れてしまったので、
全体の選挙結果がまるでわからないんだけど、
恐れていた趨勢になっているんだと予感させる山だった。
23時を過ぎたあたりで、少しずつ自民・石原候補の束が多くなり、
結局、そのまま終了。
あまりに静かに、そして淡々と進んでいった開票作業・・・
かなり肩すかしという感じで、気持ち的にもぐったり。
でも、ビデオカメラと三脚を持っていったのはやっぱり正解。
意外なところで(?)厳正でない選挙というものを
ビデオカメラに収めることができました。
つづく。