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「逆襲される文明」塩野七生

2017-09-25 13:24:19 | 本・映画・テレビなど

塩野七生さん、この人の著作も好きです、縁遠いローマ時代の政治を

わかりやすく、ドラマチックに書かれていて、非常に印象に残ります。

文明への切り口というか、この人のものの見方に興味があります。

そんなことでこの「逆襲される文明」読みはじめました。

今年の9月20日第一刷です。

この「逆襲される文明」著書の冒頭

ニコロ・マキアヴェッリの言葉で始まる

「現実的な考え方をする人がまちがうのは、

相手も現実的に考えるだろうから

バカなまねはしないにちがいない、と思ったときである。」

何か今の北朝鮮のことをこんな風に考えないといけないのかな。

と刺激的。

更にヨーロッパ人のホンネ

「民主政が危機におちいるのは、

独裁者が台頭してきたからではない。

民主主義そのものに内包されていた欠陥が、

表面に出てきたときなのである。」

最近のアメリカ、日本の政治を考えた時、これが民主主義の

欠陥なんでしょうね。

つい納得してしまいました。

文藝春秋2013年以降掲載した随筆なので、いささか古いのですが、

それでもその指摘はいろいろ示唆に富みます。

しかし、トランプと金正恩とのバトル、どうもお互いに解決策を

見つけるというより、ロシア外相がコメントしたように

「園児のけんか」レベルが低い。

それに日本もこんな時期に解散総選挙

韓国は北朝鮮に道義的援助をするといったり、

日米韓 3国のトップリーダーは政治家としての自分のことを

考えるのではなく、国民の代表としてそれなりの言動、行動を

してもらいたいものです。その資質に疑問を感じざるをえませんね。

特に安倍さんは国民の安全安心より、自民党が選挙で勝てるかどうか

そんなことを優先して考えているようでは、リーダーとして失格でしょう。

今度の選挙では、それなりの国民の批判は免れないでしょうね。

逆襲される文明 日本人へIV (文春新書)
クリエーター情報なし
文藝春秋
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