閑(ひま)じぃのブログ by 閑斎

趣味の紙紐細工創りとその時々の歌、旅の紹介です。遠方には行かなくなりましたが、近くで楽しい仲間との歌を楽しみます。

身延川裏不二(みのぶがわうらふじ)

2020-08-13 07:48:46 | 葛飾北斎 富嶽三十六景

第38作目です。

 山梨県南巨摩郡身延町

「身延川」は、身延山中に源流を持ち、日蓮宗の総本山久遠寺の

周辺を流れ、 波木井(はきい)川に合流する川です。
沸き立つ奇峰の間から見え隠れする富士。

富士は、甲州側から見た「裏富士」です。
谷から湧き出る白雲。白雲は、奇岩、富士、松の木と相まって天空へ

舞い上がって いるようです。
下の川は、波が折り重なるように描かれ、水量と速さを表現しています。

そんな険しい景観を眺めながら、旅人たちは身延山久遠寺へ参詣に

向かっている ようです。

少しアップしました。

原画です。

解説は、「葛飾北斎 富嶽三十六景 解説付き」から引用しました。

http://fugaku36.net/

この作品は自分で言うのも何ですが、きれいにできました。

ただ、馬が多少小さくなったような・・。


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6 コメント

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Unknown (ゆきママ)
2020-08-13 23:02:15
前作と違い、馬と旅人が登場ですね。速い川や険しい景観を見なから参詣に向かう馬と旅人の様子、お見事です。いつも思うのですが、馬の脚の運び、人物の足の向き、体の傾きなど、天気や風の強さ、向きまで感じられます。リアルな旅ができない今、タイムマシンに乗って一緒に歩いています。
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構図、そして表現が綺麗にいった、素人ながら感じました!! (人生の素人:折師)
2020-08-14 00:17:12
 ”この作品は自分で言うのも何ですが、きれいにできました。”
 凄く伝わる、そして感じられる言葉です。

 今回の作品は、お世辞抜きで『原作の絵の表現:ポイントの再現度が高い』と。
 左の山の樹木や雲のピンク部分、奥の富士の色合いに構図(紙紐を解いたもの?素人目に汗)から始まって、真ん中の川の波の表現、そしていつもの人や馬の動き・ポージングの妙(紙紐は動作の表現に強い、と本当に想います。)

 今回の作品、個人感ながら「凄い」以上に『(表現の数々に)…う~~む、興味深い!!』な匠の効いた妙策だと感じました。

 改めて作品そのものとこの記事、そして作者たる閑斉様に心からの感謝を!!
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ゆきママさん、おはようございます。 (閑斉)
2020-08-14 05:53:52
景色と比較して人物。馬がどうしても大きくなってしまっています。
まだまだ、未熟ですね。
ご訪問、ありがとうございました。
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折師様、ご訪問ありがとうございました。 (閑斉)
2020-08-14 05:57:54
ゆきママさんにも書いたのですが、まだまだ未熟ですね。
ただ、色合いがきれいに出来たので気に入っています。
北斎は天才、私は精進、精進です。
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Unknown (ash)
2020-08-14 13:03:11
富士山とモクモクの雲。そして荒々しい水の流れ。
空と雲と木の緑。
静と動、そして色のコントラストがすばらしい!!
山と木以外は今回「動」をすごく感じる作品だと思いました。
旅人たちは本当に一歩今にも足を踏み出しそう、蜘蛛は静かだけどもくもくと発達し動いていそうです。
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ash さん、こんにちわ。 (閑斉)
2020-08-14 15:26:43
今は、マスク製作の休憩中でしょうか。
作った本人はそんなに思っていないのですが、ashさんに言われるとそんな気になってきました。
足を少し曲げると、動きが出てくるようです。
次作、頑張ります。
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