北斎の「諸国滝廻り」8作の2作目です。
日本各地のさまざまな滝に取材した「諸国瀧廻り」。全8図からなる本シリー
ズは、滝それぞれの特徴を巧みに描き分ける。どうどうと飛沫をあげて落ち
る滝、筋となって岩を伝い落ちる滝、といった様々な水の表現は、この揃い
物に先立って描かれた「富嶽三十六景 神奈川県沖浪裏」の波濤の描写に勝
るとも劣らない。
「木曽路ノ奥阿弥陀ケ滝」など、他の7図に描かれた滝は現在でも見ること
が可能である。しかし、赤坂溜池の堰を流れ落ちる「東都葵ケ岡の滝」だけ
は、都市の開発が進んだ今日にはすでに失われてしまった。シリーズ中の他
の作品に比べ落差も小さく穏やかな滝ではあるが、静かな水面、あわ立つ
滝、ゆらぐ波という水の三態が、ひとつの画面の中でたくみに描き分けられ
ている。
現在、日本の政治の中心として知られている「永田町」の近く、赤坂溜池に
流れていた滝を描いています。
当時は、大名屋敷などが建ち並ぶ場所で、絵の中に描かれる武士の姿がそれ
を現しています。
静かに流れる滝ですが、上の溜池は動きを感じない静かな表現、落下する滝
の表現、そして水が落下し動きを感じさせる水面の表現と見事に描き分けら
れた北斎だからこそ描けた滝といえます。
少しアップしました。
原画です。
解説の引用先です。
https://jp.japanese-finearts.com/item/list2/A1-92-155/
https://www.adachi-hanga.com/ukiyo-e/items/hokusai080/
原画の引用先です。
http://mainichi-art.co.jp/pages/arcadelinks/hokusai-taki/taki.html
今日は「お見合いの日」で、「縁結びの日」もありましたね」。
それなりの歴史のある日だったんですね。
お見合いはしたことがないんですが、テレビのドラマで見ると
緊張するようです。
以下はネットにあった説明です。
https://www.24028.jp/mimistage/event/1499/
1947年(昭和22年)のこの日、東京の多摩川河畔で集団お見合いが
開催された結婚紹介雑誌『希望』が主催したもので、戦争のため婚期を
逃した20~50歳の男女386人が参加した。
会場で相手を探し、終了後、最高3人までの身上書を申し込むという仕組み
だった。