第25作目 は、相州仲原(そうしゅうなかはら)です。
神奈川県平塚市中原
仲原は、信仰の山・大山への参詣道の入り口でもありました。
手前の板橋脇に道標が建てられています。
その上部には、大山寺の本尊である不動明王 が彫られています。
参詣に向かう巡礼の父子や、厨子を背負い鉦をたたて物乞いし諸国を
行脚する六十六部の 親子も通っています。
赤坊を背負い、弁当を持って野良仕事にでかける農婦、川に入って蜆を
採る農夫など、 この土地の人々の暮らしを描いています。
右端の男の荷物には版元西村屋の紋が 描かれています。
少しアップしました。
背景です。
そして、 原画です。
解説は、「葛飾北斎 富嶽三十六景 解説付き」から引用しました。
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