母の入院 その1

母の入院に備えて色々と身の回りの物などを用意した。
入院までに日数があったので用意するのを手伝った。
だがそれよりも大変であったのは、
母にメールの使い方を教える事であった。

これまで何度もメールの使い方を覚える事に挫折した母。
着信してもメールを開けないほどであった。
その母がメールを使えるようになる為に、
毎日遅くまで付き合った、いや、付き合わされた。
こちらの昼間の活動に支障が出るほどであった。
メールの使い方は徐々に覚えていってくれたのだが、
結局は最低限の事しか使えず、
入院中の面会に行く度に教えるという日々であった。

そうこうしているうちに遂に母の入院日が来た。

手術は入院日の翌日だが、
下剤を飲む兼ね合いか手術日の前日からの入院である。
なお母に聞くと、
「下剤は美味しくないのでミネラルウォーターと交互に飲んだ」
そうである。

病室は4人部屋だったのだが驚いた事があった。
それは部屋に個人用の電源口（コンセント）が無かった事である。
いままで入院に付き添った事がなかったので知らなかったのだが相当驚いた。

あれだけメールの使い方を教えたのにケータイに直接充電ができないじゃん（汗）

テレビの他にブルーレイとそれに付属のUSBポートがあったので、
急遽USBケーブルを用意したので事なきを得たが、
事前に知らないと詰む人もいるのではないだろうか。

なお、この日の病院側から説明では、
入院期間は推定4日とされた。
どうなっているのだろうと思ってしまった。