さて、テンプレートもリニューアルし、、、
第2巻の発売日も決定したことですし、「豊臣蒼天録紀行」も再開。
「いつ、中断した!?」というツッコミはさておく。
さて、次回以降は2巻のストーリー順に紹介しようと思うのですが、
今回だけは別に。何でかは色々。。。
第4回は織田信長の居城で有名な清州城です。

平成元年建設の再現天主と朱塗りの橋。

そして、五条川。
清州城は応永12年(1405)に斯波氏によって築城。
織田信長が家督相続後、10年間居城としました。
桶狭間への出陣、清州同盟の舞台としても有名。
戦国期、尾張の最大拠点となりました。
本能寺の変後は織田信雄、豊臣秀次、福氏正則が城の主に。

天守から。織田信長が見たかも知れない風景。
清州城は関ヶ原の合戦後、徳川家康の四男・松平忠吉の居城に。
忠吉の遺領を継いだ弟の義直の代に、海道筋の新拠点として名古屋城が築城されます。
清州城は「清州越」と言われた武家屋敷、城下町の移転により、慶長18年(1613)に廃城となりました。
なので、『豊臣蒼天録』ではギリギリ健在。
第2巻に登場します。
智本作品では『関ヶ原群雄伝』の2、3巻にも結構出ました。
さて、天守に上っていると、下が何やら騒がしく。
地元の小学校の社会科見学らしいです。
自分の住む土地の歴史に興味を持つのは良いことです!!
で・・・城内には歴史館がありまして。
そこを見学していたら、5人ばかり小学生女子がトタトタタタタとやって来た。
目の前には「清州城の歴史」の解説版。
そこに載っている徳川家康の肖像画(有名な奴)を指差し、、、
「なに、コイツ気持ち悪くない!?」
・・・さすが、信長公のお膝元の小学生は、家康如きはコイツ呼ばわりか!?
どうやら、6年生らしいですが、昔なら成人カウントダウンの年齢ですね。
侍女1 「これはこれは、徳川殿。三方ヶ原では随分とご苦戦なされたご様子」
侍女2 「皆々様はご活躍なれど、徳川殿は武田如きに手こずられておられるとは、不甲斐ない」
侍女3 「なれど右府様のご寛大なこと。三州殿は田舎者故、濃味の料理をお出しせよと私共にご下命がござりました」
侍女4 「まこと、臣下に対するものと変わらぬお心遣い。身に染みまする」
侍女5 「これは、女子の身で差し出がましいことを申しまして(微笑」
・・・そんな芝居が、瞬時に頭の中に浮かんだ(w
メモっといて、どっかで使うか!
(なお、三方ヶ原の合戦時の信長の居城は清州ではありません)
ちなみに、女子小学生ズは「あーあっちに上野樹里のサインある!!」
とみんなで走って行きました。
「江ー姫たちの戦国」の特設コーナーあった。
うん・・・これは今年中にやっとくネタだな(w
そんな総見院信長公の銅像は、五条川対岸の清州城公園に。
当時の本丸はこの位置だったらしい。
前作、『本能寺将星録』の主人公・細川忠興のカリスマな人。
『関ヶ原群雄伝』でも『豊臣蒼天録』でも、信長の影響というのは、書いていて感じること多し。
最後にもう一度、清州の蒼天を。
信長もこの同じ空を見上げたか?