徒然映画日記。

食わず嫌いは卒業し何でも観よう。思い切りネタバレありの「観た帳」です。

ハリー、見知らぬ友人

2007年03月14日 | ★★★★


ハリー、見知らぬ友人
おすすめ度
原題:Harry, un ami qui vous veut du bien
制作:2000年 フランス
制作:ミッシェル・サン=ジャン
監督:ドミニク・モル
脚本:ドミニク・モル ジル・マルシャン
出演:セルジ・ロペス ローラン・リュカ マティルド・セニエ ソフィー・ギルマン

何気に観た作品ですが、その日一日中この映画のことが頭から離れなかった問題作(爆)「ハリー、見知らぬ友人」です。これ、タイトルからして気になりません?

ヴァカンスを田舎で過ごすために、ミシェル(ローラン・リュカ)は家族と一緒にボロボロの車に乗り高速道路を走っています。その途中、インターチェンジのトイレで同級生、ハリー(セルジ・ロペス)に出会います。親しげに話しかけてきたハリーですが、ミシェルは彼を覚えていないのです。とても気さくなハリーは「再会のお祝いをしたい」とミシェル一家に同行を申し出ます。

その日の食事の時間に、ハリーはいきなりミシェルが高校時代に作った詩を暗唱しはじめます。(ここからもうすでに奇天烈ですw)彼はミシェルの詩を絶賛し、創作の為の支援を買って出ます。最初はまんざらでもなかったミシェルですが、ハリーの「親切」さは日頃にエスカレートしていくのです。

「何?何なの??」という戸惑いにも似た気持ち。これが観ている途中の印象。

こわい(爆)「ハリー、あんた誰だよ?」って言いたくなることうけあいです。突っ込みどころ満載です。そしてハリーはもんのすごくアグレッシブです。エキセントリックです。(笑)気持ち悪いです(笑)でも、だんだん笑いが出てきます。ヒッチコックちっくですが、勿論ヒッチコックとも違います。でも好きです。ものすごいB級臭漂うこの作品、なんとえらく賞を取っている作品だそうです。ぷぷぷっ。映画好きの友達に薦めてみましたが「いや~。これはあんまり…。」といわれてしまいました。そういう作品です。気になる方は是非どうぞ。

ハリー、見知らぬ友人@映画生活



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告発の行方

2007年03月14日 | ★★★★


発の行方
おすすめ度
原題:The Accused
制作:1988年 アメリカ
制作:スタンリー・R・ジャッフェ シェリー・ランシング
監督:ジョナサン・カプラン
脚本:トム・トーパー
出演:ケリー・マクギリス ジョディ・フォスター レオ・ロッシ アン・ハーン

告発の行方です。

ミルという名の酒場から飛び出してきた若い男が、公衆電話から警察にレイプ事件が起きていると通報、彼の後を追うようにミルから出てきた半裸の女性が通りで必死に車を止めてそれに乗り込んだ…。被害者の名はサラ・トバイアス(ジョディ・フォスター)。酔ってマリワナも吸っていた彼女を3人の男達が犯したのだという。サラから事情を聞いた地方検事補キャサリン・マーフィ(ケリー・マクギリス)は、彼女とダンカン保安官(テリー・デイヴィッド・ムリガン)を伴ってミルに行き犯人達を確認する。やがて事件の捜査は進み、犯人側の弁護人が真っ向から戦いを挑む姿勢を見せたことにより、キャサリンは様々な証拠を基に裁判の状況を予測するが、被害者に有利なことは何1つなく、彼女は渋々ながらも、3人の容疑は過失傷害との裁定の取引きに応じた。この事実を知ったサラはキャサリンを激しく責め、深く傷つき悲しみにくれる。そしてそんな彼女を、レイプの際犯人達を止めるどころか暴行を煽ったクリフ(レオ・ロッシ)がからかい、彼のトラックにサラは何度も自分の車を激しくぶつけるのだった。傷つき入院するサラを見舞ったキャサリンは、身も心も打ちひしがれてしまっている彼女の姿に、女性として検事として真にあるべき道を教えられ、再び事件を裁判の場で争う決意を固めた。レイプを煽り、そそのかした男達を暴行教唆罪で告発しようという彼女は、サラの友人でミルのウエイトレス、サリー・フレイザー(アン・ハーン)に暴行教唆犯を特定してもらうが、その際サラが事件直前、暴行犯の1人、大学生のボブ(スティーヴ・アンティン)と寝てみたい、とサリーに言った事実が明らかになる。窮地に立たされたキャサリンは、事件の夜警察に通報した若い男ケン・ジョイス(バーニー・カールソン)を探し出すが、彼はボブとの友情から真実を話そうとしない。そして遂に裁判の日、サラが証言台に登った後、証人として事実を語るのはケンであった。彼の口から語られ自白のもとにさらされたショッキングな事実は陪審員の心を動かし、暴行教唆の罪は認められ、それは同時に、サラに対する暴行の事実まで明らかにする判決となったのである。