徒然映画日記。

食わず嫌いは卒業し何でも観よう。思い切りネタバレありの「観た帳」です。

スタンリー★キューバ。 偉大なる映画監督に間違われた意外なる男

2010年04月19日 | 

スタンリー★キューバ。 偉大なる映画監督に間違われた意外なる男
おすすめ度:
原題:STANLEY CUBA
製作:2007年 アメリカ
製作:アリ・タウブ
監督・脚本:ペール・アンダーソン
出演:マイク・バービグリア ダニエル・アッシャー メリッサ・シルバー バリー・フィリップス

明らかに『SNUFF スナッフ』ばりのB級臭が漂うこの作品。『スタンリー★キューバ。 偉大なる映画監督に間違われた意外なる男 』です。
1時間ちょいだったんで、まぁいいか・・・と、ある程度は覚悟の上での鑑賞です。


スタンリー・キューバという名の一人の平凡な男が、偉大なる映画監督に間違われたことから、思いがけない騒動に巻き込まれていく・・・。というヤバそうな内容。



この人が主人公スタンリー・キューバ(マイク・バービグリア)。



あらら・・・


あららら・・・・


あらららら・・・・・




まぁ・・なんだろうこのコメントしがたい感じ(笑)。
オマージュとかパロディとか言うのもおこがましいくらいのしょうもなさ。

個人的には死にそうなくらい暇で暇で、さらに何かを腐したくて仕方ないときのネタ用としてはおすすめします。

前田有一の超映画批評



にほんブログ村 映画ブログへ




彼氏がステキになったワケ

2008年03月14日 | 




おすすめ度
原題:The Shape of Things
製作:2003年 アメリカ イギリス フランス
製作:ニール・ラビュート ゲイル・マトラックス フィリップ・ステュアー レイチェル・ワイズ
監督・脚本:ニール・ラビュート
出演: レイチェル・ワイズ ポール・ラッド グレッチェン・モル フレデリック・ウェラー
ほかの作品について書こうと思っていましたが、今回はテレビで見た「彼氏がステキになったワケ」です。あまりのダメダメぶりに時間の無駄だった・・・。と脱力してしまいました。

美大生イヴリンはある日、美術館でメガネをかけ小太りで冴えない容姿をしたアダムという男子学生と出会います。間もなく2人は付き合うことに。彼女と付き合っていく中でダイエットに励み、鼻の整形手術まで施すアダム。彼はやがて、別人のようにスマートでカッコイイ男へ変貌を遂げますが…。

今日は時間の無駄撲滅キャンペーンということでラストも書きます。

アダムは恋する力でどんどん素敵になります。
彼には婚約中のフィルとジェニーという親友がいます。
でもふたりは、ちょっとだけしっくりしていない様子。ある日ジェニーはフィルの様子がおかしい、とアダムに相談します。アダムとジェニー。実はこの二人、昔からお互いに少しだけ意識しあっていました。マリッジ・ブルーな彼女は素敵になったアダムに相談しているうちに自分の秘めていた気持ちを告白し彼に突然キスします。
(ふんふん。よくある展開ですね)

場面は美容クリニックに移ります。アダムは、イヴリンのすすめで鼻の整形をしようと待合室に来ています。「自分もかつては鉤鼻だったが整形をした。なんてことない。」という言葉に励まされ思い切って施術を受けます。

術後、大学にて。フィルは、ジェニーとのキスについて、それから「鼻の怪我」について、アダムに詰め寄ります。フィルはイヴリンから「鼻の事」を聞いていたのです。

もうわかりましたね。

ジェニーが悩んでいたフィルの浮気相手はイヴリンだったんです。二人は喧嘩になり、アダムはその場を逃げるように去ります。

とあるコーヒーショップで、イヴリンとジェニーがコーヒーを飲んでいます。そこへジェニーが居ることを知らないアダムが登場。ここで例のキス事件が発覚。怒るイヴリン。何とか関係を修復したいアダムは「何でも言うことを聞くから」と言います。親友2人か自分かどちらか取れという条件を出された彼は、イヴリンを選びます。

そしてイヴリンの卒業制作の発表の日。アダム、フィル、ジェニーの3人は久しぶりに顔をあわせます。いよいよイヴリンの挨拶が始まりました。彼女の作品は「人間彫刻」ようは「アダムの変貌」そのものだったのです。
(ナルホド。そういうことか。ふんふん。)



でも、ここからがひどい。

イヴリンは彼(アダム)から求婚された。と指輪を見せます。
でも彼女は、すべて作品のためにアダムに近づき、彼に対して全く愛情はなかった。と、どえらい事を言い出します。公の場で。
そして彼女は続けます。容姿が美しくなるにつれ彼は変わっていった。と。
「まったく強制していない」のに美容整形をし、親友とも絶交した。と。

この「作品」について意見のある人も居るかもしれないが、全く後悔していない。とばっさり。たまりかねて、当人である3人は会場を後にします。

そしてラストシーン。
アダムのかつてのトレードマークだったコーデュロイの茶色いジャケット。昔のアダムの写真、二人のベッドでの映像。などなど、二人だけの時間だと信じていた事が全部「展示」されていました。
イヴリンに詰め寄るアダム。
「全部が嘘だった。」と言う彼女。
「でも、ベッドで囁いたあの言葉だけは真実よ」
それを聞いた彼の顔で唐突に物語りは終わります。

なんじゃああああああ!!!
この夢オチみたいなラスト!!!
びっくりさせようとしたの?
作品のテイストが途中から変わってんじゃん!!
バランス悪いよ。
原題は「The Shape of Things 」直訳で「ものの形」。
人間の本質や、容姿の変貌で変わっていく人の心理は「前衛芸術」と絡めなくても描けますよ~。絡めるならもっとうまくお願いします。これじゃまるで「芸術」そのものまでが「すべってる」みたいです。最後のイヴリンの「作品」への言葉は、まるでこの映画そのもののことのように感じます。でも全く楽しくありません。感動もしません。
約100分、時間の無駄でした。

もし、テレビでこの作品見かけたら、見ない方が賢明です。

彼氏がステキになったワケ@映画生活
前田有一の超映画批評



にほんブログ村 映画ブログへ

ブログランキング・にほんブログ村へ


エド・ゲイン

2008年02月29日 | 



エド・ゲイン
おすすめ度
原題:Ed Gein: The Butcher of Plainfield
製作:2007年 アメリカ
製作・監督・脚本:マイケル・フェイファー
出演:ケイン・ホッダー エイドリアン・フランツ プリシラ・バーンズ ショーン・ホフマン マイケル・ベリーマン

チャック・パレロ監督の「エド・ゲイン」と間違ってレンタルしちゃいました~!!マイケル・フェイファー監督の「エド・ゲイン」です(泣)

「サイコ」「悪魔のいけにえ」「テキサス・チェーンソー」「羊たちの沈黙」などなど様々な映画の殺人鬼のモデルとして知られる世界一有名な凶悪犯エド・ゲインの伝記的作品。
・・・・なんて言うのも腹の立つしょうもない作品でした。

はあ・・・。(溜息)

エド・ゲイン役のケイン・ホッダー。
太りすぎですよ、アナタ・・・。
この役者さん、「13日の金曜日」でジェイソン役をされているんですね。


手口も違うし。


殺害された女性のルックスも違うし。
(それって結構エド・ゲインにとっては意味あるんじゃないの?)


どうでもいい副保安官と保安官の娘の安っぽい恋愛模様なんかも見せ付けられるし。


駄目駄目なキャスティング&演出にうんざりしつつ一応最後まで観ましたが・・・(汗)



「真実に基づく」なんてちゃんちゃら可笑しい駄作でした。


前田有一の超映画批評



にほんブログ村 映画ブログへ

ブログランキング・にほんブログ村へ





パッション

2007年07月25日 | 



パッション
おすすめ度
制作:2004年 アメリカ
制作:ブルース・デイヴィ スティーヴン・マケヴィティ
監督:メル・ギブソン
脚本:メル・ギブソン ベネディクト・フィッツジェラルド
出演:ジム・カヴィーゼル マヤ・モルゲンステルン モニカ・ベルッチ ロザリンダ・チェレンターノ クラウディア・ジェリーニ ルカ・リオネッロ フランチェスコ・デ・ヴィート

メル・ギブソンが12年間構想を練り私財を投じて自ら監督をつとめた作品「パッション」です。アメリカでは敬虔なキリスト教信者があまりの衝撃で劇場でショック死したらしいというふれこみで公開前に日本でも話題になりました。

弟子のユダ(ルカ・リオネッロ)に裏切られ、大司祭(マッティア・スブラジア)の命で捉えられたイエス(ジム・カヴィーゼル)。裁判で自らを救世主だとほのめかした為、神の冒涜者としてローマ提督ピラト(フリスト・ショポフ)に引き渡されます。ピラトは、イエスの罪が不明確だと知りつつも、敵意をあらわにする司祭と群衆の手前、彼の処刑を決定します。鞭を打たれ、傷だらけの体で十字架を背負い、イエスはゴルゴダの丘へ向かいます。磔にされながらも人々のために祈り続けたイエスはやがて、最期の時を迎えます。

The Passionとは、英語で「キリストの受難」という意味だそうです。まさにそのタイトルどおりの生々しい描写でイエス・キリストが処刑されるまでの12時間を描いています。メル・ギブソン自身熱心なキリスト教信者で、脚本は全てアラム語とラテン語で書かれていたそうです。そんなエピソードからも、この作品に対するこだわりを感じます。

感想は、ただただ「痛い」の一言に尽きます。

正直最後まで観るのがしんどかったです。観たことを後悔すらしていました。暴力描写が辛かったわけではありません。あまりの退屈さで、です。実際何度も何度も寝ながら観てしまいました。

私が「キリスト教」や「聖書」を理解していない上に興味がないからかもしれはせんが…。実際に、宗教はよく分かりません。日本のように無宗教者の多い国民にはなかなか理解しがたいテーマな気がします。

パッション@映画生活
前田有一の超映画批評



にほんブログ村 映画ブログへ

ブログランキング・にほんブログ村へ

式日

2007年05月22日 | 



式日
おすすめ度
制作:2000年 日本
制作:鈴木敏夫
監督・脚本:庵野秀明
原作:藤谷文子
ビデオポートレート撮影:岩井俊二
出演:岩井俊二 藤谷文子 村上 淳 大竹しのぶ
声の出演:松尾スズキ 林原めぐみ

今日も毒を吐きます(笑)「新世紀エヴァンゲリオン」でおなじみの庵野秀明の監督作品「式日」です。この作品、第十三回東京国際映画祭 優秀芸術貢献賞受賞作品なんだそうです。 観た後結構もやもやしました。スミマセン。私には高尚な芸術が理解できないのです。

「明日なんの日かわかる? 私の誕生日なんだよ」と毎日言い続ける彼女。(…ええっ?)描くべきテーマを失い虚構の世界を構築することに意義を見出せない”カントク”。そんな二人が出会い、田舎の廃墟ビルで奇妙な共同生活を送ります。

私の出身地で撮影された作品。地元意識で「ほおーっ」っと思うところはありましたが、話の内容にはさっぱり共感出来なかったです。岩井俊二…。まあいいか。

この作品観てたら、何故か以前観たリストカットをする女の子のドキュメンタリ-を思い出しました。彼女たちはコッコが好きなんだそうです。そんなことを思いながらしばし鑑賞。で、エンドロールが流れた時の曲がコッコ。わお。

観たのがもう随分前なので細かいところまではおぼえていませんが、今でもところどころキレイな映像がいくつか心に残っています。なので、もしかしたら今観ると印象違うかもしれません。(フォロー)

式日@映画生活
前田有一の超映画批評



にほんブログ村 映画ブログへ

ブログランキング・にほんブログ村へ

ブラックキス

2007年05月21日 | 



ブラックキス
おすすめ度
制作:2004年 日本
制作:浅井隆
監督・脚本:手塚眞
出演:橋本麗香 川村カオリ 松岡俊介 安藤政信 草刈正雄 奥田瑛二 オダギリジョー 

「ブラックキス」です。手塚治虫先生の愛息、手塚真氏の作品。手塚眞氏が構想に6年をかけたという意欲作。構想6年…。少々嫌な予感をかんじつつ鑑賞。でも、気になっちゃったんだから仕方ない。

殺害後、死体を芸術的に装飾するという猟奇殺人事件が発生。その殺人は、モデルを夢見て地方から上京してきてた明日香(橋本麗香)のルームメイト(川村カオリ)の周辺でのみ起こるのです。…ってな、猟奇殺人モノですね。

「微妙!」

とまず毒を吐いておきます。(お好きな方ごめんなさいね。)

犯人の設定なんかを考えたら、これって、実写でない方がほうがよかったんじゃないかとさえ思っちゃいます。だって、犯人の動きがオモロろすぎなんですもん(爆)続編あります!みたいなやる気まんまんなラストもなーんか嫌だなあ。あ、でも、映像はこれでもか!といわんばかりに懲り倒して凄いことなってます。

でも、私はこの作品の客ではないんだと思った作品でした。

ブラックキス@映画生活
前田有一の超映画批評



にほんブログ村 映画ブログへ

ブログランキング・にほんブログ村へ

ジョン・ゲイシー

2007年04月07日 | 



ジョン・ゲイシー
おすすめ度
原題:GACY/THE CRAWL SPACE
制作:2003年 アメリカ
監督:クライヴ・サンダース
脚本:クライヴ・サンダース デビッド・バーク 
出演:マーク・ホルトン チャーリー・ウェバー グレン・モーシャワー アリソン・ラング アダム・ボールドウィン トム・ウォルドマン

連続殺人者続きで。1972年から1978年の間に33名(実総数は不明)を殺害し、アメリカを震撼させた事件を映画化した作品「ジョン・ゲイシー」です。

父親から虐待を受けながら少時代を送ったゲイシーは、紆余曲折ありながら建設業の経営者となり社会的成功をおさめます。またピエロ姿で子供たちを楽しませるなどの地域活動も積極的に行うなど公私共に充実し、いわゆる地元の「名士」として皆から尊敬されていました。しかし、彼には連続殺人者というもうひとつの顔があったのです。

シリアルキラーシリーズ 「チャールズ・マンソン」「ジェフリー・ダーマー」「ジョン・ゲイシー」の3部作の第3弾という思わせぶりなコピー。でも近所のお店には何故かジョン・ゲイシーのみしかありませんでした(爆)実録犯罪シリーズということで気になってとりあえずレンタルしてみました。

だみだこりゃ。少なくとも私は駄目でした。
まず分かりづらいのですよ。脚本が悪いのか何なのか素人には分かりませんが、全体的にまとまりがない感じがなんとも微妙でした。肝心のジョン・ゲイシーの異常性や怖さが伝わらなかったです。うーん…残念。実録モノでなくB級サスペンスとしてなら成立してるとは思うのですが(毒)実録モノの場合はもうちょっとしっかり撮って欲しいなあ。

ジョン・ゲイシの事を知るには、この作品観るよりこちらのサイトの方が分かりやすいと思います。<ジョン・ウェイン・ゲイシー>

ジョン・ゲイシー@映画生活



にほんブログ村 映画ブログへ

ブログランキング・にほんブログ村へ