徒然映画日記。

食わず嫌いは卒業し何でも観よう。思い切りネタバレありの「観た帳」です。

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かもめ食堂

2007年03月31日 | ★★★



かもめ食堂
おすすめ度
制作:2006年 日本 フィンランド
制作:前川えんま 天野眞弓
監督・脚本:荻上直子
原作:群ようこ
出演:小林聡美 片桐はいり もたいまさこ マルック・ペルトラ ヤルッコ・ニエミ

キッチンつながりで、「かもめ食堂」です。邦画初のオールフィンランドロケでも話題になりましたね。

フィンランドのヘルシンキで「かもめ食堂」を営むさちえ(小林聡美)。ある日、日本から来た訳アリちっくな2人の女性(片桐はいり・もたいまさこ)にお店を手伝ってもらうことになります。全くお客が入らなかったお店ですが、やがてお店は満席に。何が起こるわけではなく穏やかに時間は流れます。食堂を通じてフィンランドの人々との交流が描かれている作品です。

「バーバー吉野」「恋は五・七・五」は気になりつつも未見なので、荻上映画はこれが初見となります。とても心地よい作品で、この監督の他の作品も是非観てみたくなりました。お店のインテリアや演者の衣装がとても素敵で、小林聡美・片桐はいり・もたいまさこのキャラクターと演技が最高に光っています。

作品の中に出てくる、シナモンロールやコーヒー、おむすび、焼き鮭が美味しそうで、物凄く食べたくなりました。食材を大切に愛しみ、丁寧に調理するさちえを見ていたら「ああ。食って大切だな。」と、普段の食生活をちょっと反省してしまいました。

無理をせずのんびりと、きちんと、毅然と生きるさちえの姿が凛として素敵です。

かもめ食堂@映画生活



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キッチン・ストーリー

2007年03月30日 | ★★★



キッチンストーリー
おすすめ度
原題:KITCHEN STORIES
制作:2003年 ノルウェー スウェーデン
制作:ベント・ハーメル
監督:ベント・ハーメル
脚本:ヨルゲン・バーグマーク ベント・ハーメル   
出演:ヨアキム・カルメイヤー 、トーマス・ノールシュトローム 、ビョルン・フロベリー 、リーネ・ブリュノルフソン 、スヴァレ・アンケル・オウズダル 、レーフ・アンドレ

更に癒し系は続きます。ハイジのアルムおんじ的な生活をしているイザックと、家庭研究所の調査員のフォルケの交流を描いたコメディ映画、「キッチン・ストーリー」です。

舞台は1950年代のスウェーデンとノルウェー。台所製品開発の一環で、独身男性の台所での行動パターンを調査することになった、ユングバーグ博士率いる「家庭研究所」。調査員のフォルケはスウェーデンから隣国ノルウェーの片田舎に住む偏屈じいさん、イザックの元へ派遣されます。

「被験者の生活を乱さないようにする為、たとえ何があっても調査員は被験者に話しかけてはならない」という規則の元におかしな調査生活がスタートするのです。部屋の隅でプール監視員のような椅子に座りじとーっと観察するフォルケ。シュールです(笑)初めはわざと台所を使わず、調査に協力しないイザックですが、ひょんな事から次第にふたりは心を通わせるようになります。やがてその2人の交流はフォルケの上司の知るところとなります。

おっさん2人のぎこちないやりとりが何とも可愛らしいです。調査団の仮住まいに使う車とワゴン、舞台になる50年代の素朴なインテリアがこれまたレトロでかわいいのです。

この台所調査の実験はスェーデンで実際に行われていたようで、台所動線の記録が現存するそうです。それを見たベント・ハーメル監督が興味を抱き、映画の設定として採用したんだそうです。面白いですね。

また、この作品の中で「スウェーデン」と「ノルウェー」の生活文化の違いが幾度となく出てきます。車で国境を越えるシーンなどはその象徴的な場面のひとつですが。(スウェ-デンは左側通行、ノルウエーは右側通行)

両国の文化をあまり知らない私は、言葉通りの解釈しか出来ませんでしたが、解っていたらもっと面白いんだろうな。と、ちょっとだけ残念でした。作中でもそうでしたが、実際も、スウェーデンとノルウェーの文化の違いは喧嘩のネタになるようです。


キッチン・ストーリー@映画生活



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イブラヒムおじさんとコーランの花たち

2007年03月29日 | ★★★★



イブラヒムおじさんとコーランの花たち
おすすめ度
原題:Monsieur Ibrahim et les Fleurs du Coran
制作:2003年 フランス
監督・脚本:フランソワ・ディペイロン 
原作・脚本:ユリック=エマニュエル・シュミット
出演:オマー・シャリフ ピエール・ブーランシュ ジルベール・メルキ イザベル・アジャーニ

続けて癒し系です。ベタですが。原作者ユリック=エマニュエル・シュミットの自叙伝的なベストセラーを映画化した、「イブラヒムおじさんとコーランの花たち」です。

舞台は1960年代のパリの裏町。父親(ジルベール・メルキ)とふたり暮らしのモモ(ピエール・ブーランシュ)。母親はモモがまだ小さい頃、兄を連れ出ていってしまった。事ある毎に兄と比べて説教ばかりのモモと父親の関係は微妙です。食事の準備の為、頻繁に近所の食料品店に通ううちに店主のイブラヒム(オマー・シャリフ)と仲良くなっていきます。イブラヒムはモモを本当の息子のように可愛がってくれるのでした。

そんなある日、父が置き手紙を残し、モモを棄てて家を出ていってしまいます。母に続き、今度は父にまで置き去りにされ、モモとても傷ついてしまいます。暫くたってから自殺した父の死を知ることとなります。

そんな彼に手を差し伸べてくれたのがイブラヒムおじさんでした。モモは、イブラヒムおじさんの養子となり、ふたりは旅へ出かけるのです。

切なくて悲しい。でも、じんわりと優しい気持ちになれる作品です。人生でこんな人に出会えたら幸せだろうな。「真面目に穏やかに生きる」「平凡だけど堅実に生きる」そういう一見何でもない当たり前の事が幸せなんだということに気付かされます。

人種・宗教・社会の歪みなど結構重くなりがちな様々な要素が凝縮されていますが、オマー・シャリフの懐の深い演技が全くそれを感じさせません。何度でも観ても感動的なヒューマンドラマです。

イブラヒムおじさんとコーランの花たち@映画生活



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点子ちゃんとアントン

2007年03月28日 | ★★★★



点子ちゃんとアントン
おすすめ度
原題:Punktchen und Anton
制作:1999年 ドイツ
制作:ペーター・ツェンク   ウッシー・ライヒ 
監督・脚本:カロリーヌ・リンク
原作:エーリヒ・ケストナー
出演:エレア・ガイスラー  マックス・フェルダー  ユリアーネ・ケーラー  アウグスト・ツィルナー

最近、若干疲れ気味な私。そんなとき何となく観たくなる作品がこれ。「点子ちゃんとアントン」です。

点子ちゃん(エレア・ガイスラー)は、裕福で恵まれた環境で育った明るく活発な女の子。アントン(マックス・フェルダー)は、母子家庭で病弱な母親とふたり暮らし。そんな母親を海の療養所へ連れて行くためにアイスクリーム屋で働いている心優しい男の子です。ふたりは大の仲良しです。

点子ちゃんはアントン親子の愛情たっぷりの関係をとってもうらやましく思っています。なぜなら、両親ともじっくりと点子ちゃんと向き合ってくれないからです。点子ちゃんの母親はボランティアで家を空けがちで、父親は家庭に無関心。ある日そんな不満が爆発し、アントンの為にストリートパフォーマンスでお金を稼ごうと家を飛び出してしまいます。

原作はドイツの児童文学者エーリヒ・ケストナーの作品です。点子ちゃんとアントンの対照的な家庭環境・親子関係をベースに親子愛や友情の素晴らしさを描いた作品です。言えば御伽噺です。超定番の鉄板作品ですが、私は好きです。原作の設定は1930年代ですが、映画では現代風にアレンジされていたようですね。そんなに違和感はありませんが。

点子ちゃんがめっさかわいいです。おしゃまでお転婆で大胆で子供らしい。アントン君もいい子です。優しくて強くて健気で。子供たちの友情に胸キュンです。

ちょっと凹んだとき、疲れたとき、癒されたいときに観たい作品です。和みます。

点子ちゃんとアントン@映画生活



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真夜中の弥次さん喜多さん

2007年03月27日 | ★★★★★




真夜中の弥次さん喜多さん
おすすめ度:
制作:2005年 日本
監督・脚本:宮藤官九郎  
原作:しりあがり寿
出演:長瀬智也 中村七之助 阿部サダヲ 小池栄子 柄本佑 竹内力 おぎやはぎ 板尾創路 山口智充 松尾スズキ 古田新太 中村勘九郎 毒蝮三太夫 研ナオコ ARATA 麻生久美子 荒川良々

大人計画&初監督作品つながりで。
第1回宮藤宮九郎監督作品。歌・ダンス・コント・お色気など等、なんでもアリの時代劇コメディ「真夜中の弥次さん喜多さん」です。

まっすぐで情熱的な弥次さんこと弥次郎兵衛(長瀬智也)と、ヤク中の喜多さんこと喜多八(中村七之助)。このふたりが、喜多さんのヤク中を治すため、江戸からお伊勢参りの旅を始めます。旅の道中を江戸・笑の宿・喜の宿・歌の宿・王の宿・魂の宿と、6つの物語に分け構成。物語ごとに、ヒゲのおいらん(松尾スズキ)・木村笑之新(竹内力)・清水の二郎長親分(古田新太)・魂(荒川良々)などなど個性溢れるキャラクターが登場します。

クドカンワールド炸裂です。十返舎一九の戯作「東海道中膝栗毛」をモチーフにしりあがり寿が漫画化したのが「真夜中の弥次さん喜多さん」。この漫画が本作の元ネタです。

とにかくばかばかしくてとにかく可笑しい。エンドロールまできっちりと一生懸命悪ふざけしている荒川良々に注目。ここまでばかばかしいと笑うしかないです。おもいっきりはまってしまいました。ちなみに、中村勘三郎がスベってたように見えたのは私だけでしょうか?

異様にテンションの高い作品なので、観る時のコンディションにはくれぐれもお気をつけ下さい。気分じゃないときに観るとイラッとします(笑)

真夜中の弥次さん喜多さん@映画生活




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恋の門

2007年03月26日 | ★★★★★


恋の門
おすすめ度
制作:2004年 日本
制作:小川真司(3) 甘木モリオ 長坂まき子
監督・脚本:松尾スズキ
原作:羽生生純
出演:松田龍平 酒井若菜 松尾スズキ 忌野清志郎 小島聖 塚本晋也 小日向文世 大竹まこと 平泉成 大竹しのぶ

劇団「大人計画」主宰・俳優・エッセイスト・小説家など、マルチに活躍している松尾スズキ氏の初監督作品「恋の門」です。

蒼木門(松田龍平)は、石で漫画を描くという奇天烈な作風の自称漫画芸術家。もちろん漫画では生計を立てることは出来ず、極貧生活を送っています。ある日バイトへ行く道中にハート型の石を見つけた門。それを拾おうと地面に手を伸ばした瞬間、出勤を急ぐ証恋乃(酒井若菜)にパンプスで思いっきり指を踏まれてしまいます。とんだトラブルで初日から遅刻しながらもバイト先たどり着いた門は、そこで恋乃と再会します。彼女はバイト先の会社のOLだったのです。

見た目は可愛い普通のOLに見える恋乃ですが、実は彼女、オタク系ミニコミ界のアイド漫画家兼コスプレーヤーというなかなかパンチの効いた趣味(癖?)の持ち主。「芸術家」と「オタク」、志向の違いはあれど、ふたりは次第に惹かれあっていきます。

原作は羽生生純の同名コミック。自意識過剰なゲイジュツ男と天然コスプレ女が繰り広げる怒涛のラブコメディ。ディープで破天荒な世界、とても楽しめました。そしてこれを見て松田龍平のイメージが180度変わりました。作中に松尾スズキの幅広い人脈が感じられる豪華な顔ぶれが隠れキャラのように出演しています。そんな人たちを探しながら観るのも楽しいです。漫画・コミケ・コスプレ・とかなりディープで独特な世界がとにかく楽しく、明るく、ポップに表現されています。

劇場で観た人が「映像を観ていたら酔って、吐き気を催したので、最後まで観てない」と言ってました。なるほど。分かるような気がします(笑)

こ難しいことを考えずただ楽しむだけに観たい作品。ある意味、DVDで観るのに向いている作品なのかも。メイキングや特典映像などがなかなか面白そうです。

恋の門@映画生活



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散歩する惑星

2007年03月25日 | ★★★★
散歩する惑星
おすすめ度
原題:SANGER FRAN ANDRE VANINGEN
制作:2000年 スウェーデン フランス
制作:フィリップ・ボベール
監督・脚本:ロイ・アンダーソン
出演:ラース・ノルド シュテファン・ラーソン ルチオ・ヴチーナ ハッセ・ソーデルホルム トルビョーン・ファルトロム

「構想20年、撮影4年。莫大な時間と製作費、そして気の遠くなるような労力を掛けて、壮大なるローテク巨編を創り上げた」というイントロダクションから、ただならぬB級臭を感じわくわくしながら観た「散歩する惑星」です。観たら意外とマトモで拍子抜けしましたが。

とある惑星の、とある場所で次々と起こる不条理な出来事-突然サラリーマンはリストラされるし、道に迷った男は訳もなく殴られるし、太っちょマジシャンはマジックに失敗して観客に笑われちゃう。なーんかうまくいかない人たちが、先を競うようにして現実から逃げようとしている。優しい人々、正直な人々、毎日を懸命に生きる人々の時代がもうすぐそこまで近づいているように見えるんだけど…。

シュールです。時間とお金をかけまって撮られたこと込みで(笑)独特のテンポ、淡々とした描写。美しい映像。かなり個性強いです。作中に登場する様々なヘンテコな人たちと不思議な世界観に心を奪われまくりの98分。人間の愚かさ、悲しさ、愛おしさをしみじみと感じます。

「これ超おすすめ!!」っていうテンションでもないのですが、何だか不思議と心に残る作品です。多分、時間をおいてまた観てもあまり古さとか時代性など感じさせない手の作品だと思います。

ちなみに私は全く知りませんでしたが、監督を務めたロイ・アンダーソンなる人物ははCF界の巨匠らしいです。

好き嫌いがハッキリ別れそうな作品ですが、シュールやナンセンスネタが好きな人には向いていると思います。メッセージ自体は結構直球なので、分かりやすいです。興味のある方は是非どうぞ。

散歩する惑星@映画生活



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どつかれてアンダルシア(仮)

2007年03月24日 | ★★★★


どつかれてアンダルシア(仮)
おすすめ度
原題:Muertos de risa
制作:1999年 スペイン
製作:アンドレス・ヴィセンテ・ゴメス
監督:アレックス・デ・ラ・イグレシア
脚本:ホルヘ・ゲリカエチェバァリア アレックス・デ・ラ・イグレシア
出演: サンティアゴ・セグーラ エル・グラン・ワイオミング アレックス・アングロ カルラ・イダルゴ エドゥアルド・ゴメス

スペイン人のどつき漫才師が繰り広げる愛憎劇「どつかれてアンダルシア(仮)」です。

アンダルシアの居酒屋で出会ってしまったニノ(サンティアゴ・セグラ)とブルーノ(エル・グラン・ワイオミング)。ふたりはコンビを組んでオーディションを受け旅芸人の一座に加わります。ところが、ニノはステージで緊張のあまりフリーズしてしまいます。そんな彼を見て思わずブルーノがニノの頬を引っ叩いたところ客に大ウケしてしまいます。それを機にあっという間にふたりはスターダムにのし上がります。でもそんな人気とは裏腹にふたりはお互いをひどく憎みあうようになるのです。

「しょうがねーなー」の一言に尽きます。ラストシーンは思わず笑っちゃいました。基本的に「笑い」はの文化の違いや元ネタが分からない事で正しく楽しめない事が多く、あまりのべつまくなしにコメディには手を出さないようにしているんです。

が…。

観ちゃいましたよ。この作品に関しては、とにかくもうタイトル勝ち。半笑いでビデオに手を伸ばしてしまいました。吹き替え版を観たんですが、青野武氏と広川太一郎氏でございました。

しかもラストで笑っちゃったよ。なので私の負けです。(何の勝負?)



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ピーナッツ

2007年03月23日 | ★★★★★

ピーナッツ
おすすめ度
制作:2006年 日本
制作:柵木秀夫、長澤一史、亀山慶二、安永義郎、工藤浩之、白内寿一
監督・脚本:内村光良
音楽:ロケットマン 梅堀淳
出演:内村光良 三村マサカズ 大竹一樹 ゴルゴ松本 レッド吉田 ふかわりょう 佐藤めぐみ 飯尾和樹 青木忠宏 藤重政孝 ベンガル

内村光良初監督作品「ピーナッツ」です。私は内Pが大好きです。放送が土曜日だった初期の頃からずっと見ていました。いい大人たちが毎週力いっぱい悪ふざけしている姿が本当に大好きでした。その番組共演がきっかけで出来た作品がこの「ピーナッツ」なのです。

スポーツライターの秋吉(内村光良)は、その昔草野球チーム「ピーナッツ」の伝説の三塁手でした。ライターとしてスランプを迎えていた秋吉は、ある日ふらりと過去の野球仲間であるキャプテンの相良(三村マサカズ)に会いに行きます。そして今や弱小チームと化してしまった「ピーナッツ」を立て直そうと言い出すのです。ある日、相良たちの住む町の再開発をかけて強豪社会人チームと対戦することになるのですが…。

おっさんの青春映画です。内村監督が一生懸命、楽しみながら撮ったんだなということがよーく伝わる作品です。平均年齢35歳のおっさんたちの演技は、ぎこちなく、正直上手いとは言いがたいですが身体を張って頑張っています。順撮りだったせいか、三村の演技がだんだん上手くなっていくのが笑えます。

竹中直人、ネプチューン原田泰造、オセロ中島知子、くりぃむ有田哲平、キャイ~ンウド鈴木、出川哲朗などなど多彩なゲスト出演者も楽しませくれます。あ、ふかわりょうのご両親も出演されています(笑)

限られた予算と日程で作成されたようですが、その「手作り感」がアットホームで良い感じです。完成度云々なんてこと、私は言いません(笑)非常に楽しめましたし。内Pファンやお笑い好きな方にはおすすめの作品です。ちなみに私は、メイキングも本作も両方ともDVDを持っています(笑)以上、超ひいき目ネタでした。



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アイデン&ティティ

2007年03月22日 | ★★★


アイデン&ティティ
おすすめ度
制作:2003年 日本
制作:瀬崎巖 甲斐真樹 村山創太郎
監督:田口トモロヲ
原作:みうらじゅん
脚本:宮藤官九郎
出演:峯田和伸 麻生久美子 中村獅童 大森南朋 マギー コタニキンヤ 岸部四郎

不覚にもキュンとしてしまいました。「アイデン&ティティ」です。

バンドブームでデビューした多くのバンドのひとつ「SPEED WAY」。バンドブームが過ぎ去り「売れる曲を書くのは難しい。でもやりたいことをやることはもっと難しい」という現実に直面する主人公中島。「売れる曲」を書けと事務所の社長に詰め寄られるがどうしても妥協できず、自分のロック道を追及し続ける不器用でまっすぐな中島はおおいに悩みます。

青春です。中島のようにただ純粋に「できたらいいな」を追求し続けたいという気持ちは誰の心にもあるはず。年を重ねれば重ねるほど彼のようなひたむきさはなくなっていきます。いろいろ妥協もします。それが「大人」ってもんです。(と、言い訳をしてやり過ごす。)コレ観てたら、いろんな意味でだんだん腐っていく自分が悲しくなります。

エンディングに流れるボブ・デュランの「ライク・アローリング・ストーン」がまたがっつりとはまって良い!

冒頭にとっても懐かしいたまの石川浩司、宮尾すすむと日本の社長の黒沢伸、大槻ケンヂ、ROLLYなど当時のバンドブームを賑わした面々がバンドブームについてコメント(しょっぱい)。また劇中で、「あの人は今」的企画番組という設定で実際に「イカ天」で人気だった氏神一番、人間椅子のメンバー(和嶋慎治、鈴木研一、後藤升宏)・スイマーズ(和久田理人、キース)などの懐かしい顔を拝むことが出来ます。当時そんなバンドに夢中だった世代にはたまらない1本かもしれません。 以上、世代丸出しネタでした★

追記:じゅん隠し子騒動で、なんかガッカリしちゃったのは、私だけでしょうか?

アイデン&ティティ@映画生活



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秋刀魚の味

2007年03月21日 | ★★★★



秋刀魚の味
おすすめ度
制作:1962年 日本
制作:山内静夫
監督:小津安二郎
脚本:野田高梧 小津安二郎
出演:笠智衆 岩下志麻 三上真一郎 佐田啓二 岡田茉莉子 中村伸郎 三宅邦子 北龍二 環三千世 東野英治郎 杉村春子 吉田輝雄


今から7年前、フランクフルト行きの飛行機の中でたまたま隣に座った女の子がすすめてくれた映画です。初めて会った方でしたが何だか盛り上がっちゃって。楽しかったなあ。それがきっかけで観た作品が「秋刀魚の味」です。

平山には3人の子供がいます。長男の幸一は既に結婚し独立。今は娘の路子と次男の和夫と暮らしています。妻に先立たれてはいますが、毎日穏やかに過ごしています。

ある日中学時代からの友人の河合、堀江とお酒を飲みます。そこで、娘の路子を早く嫁がせろと言われます。そのとき平山家の事情に近い(妻に先立たれ、娘を持つ父親である)中学時代の恩師、佐久間の話になります。佐久間の娘が、父親の面倒を見ているうちに行き遅れたというのです。でも、当の平山はその話を聞いてもそれほど気に留めていませんでした。

後日、平山は佐久間を誘いお酒を飲みに行きます。その席で佐久間は父親としての娘に対する気持ちを平山に語るのです。それを聞いた平山は突然路子に結婚を強く勧めるのでした。

小津監督は淡々とした日常を丁寧に、穏やかに描く監督さんです。大変月並な言葉ですが、「古き良き日本」の姿を感じます。何となく疲れた時や、癒されたい時には特にお勧めの1本です。

昔の日本って、なんていうかこう、「品」がありますよね。国も人間も。凛とした雰囲気が美しいんです。小津映画を観るといつも反省モードにはいってしまいます。「私もこうありたいな」と思ったりなんかしながら。

それと、これを観る度に作品を紹介してくれた女の子のことを思い出したり。私より年下でしたが、すごくしっかりとした方でした。当時はスペイン(確か)在住だったような。今は何処で何をしてらっしゃるのでしょうか?今思えば、メールアドレスの交換くらいしとくんだったなあ。と、これはこの作品にまつわる思い出ですが。

秋刀魚の味@映画生活



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シュウシュウの季節

2007年03月20日 | ★★★★



シュウシュウの季節
おすすめ度
原題:天浴 XIU XIU : The Sent-Down Girl
製作:1998年 アメリカ
製作:ジョアン・チェン アリス・チャン
監督・脚色:ジョアン・チェン
原作・脚色:イェン・ゲリン
出演:ルールー ロプサン ガオ・ジエ シャン・チェン リー・チチェン ガオ・シャン シン・ウェンヤン カオ・ジョン リュウ・ユエ ワン・ラオヤン

「シュウシュウの季節」です。作品の切り口的に、嫌悪感を感じるとか、あんまり好きでないという人の声も良く耳にしますので、賛否別れる類いの話なんでしょうね。どんな感情であれ、心に残り、何かを感じる作品は私にとってはよい映画の定義の1つですので、「シュウシュウの季節」はお気に入りの作品です。

文化大革命末期に少女シュウシュウは、政策で農村へ移住します。まだ幼さの残るシュウシュウですが両親のもとを離れ、友達と一緒に田舎町に行きます。そこで仕事を与えられ、毎日一生懸命に過ごします。ある日シュウシュウは隊長の命令で、僻地の遊牧民のテントに移動になります。そこに居たのはラオジンという中年男。共同生活を続ける事半年、いよいよ故郷に戻る約束の日になりました。ところが、シュウシュウが町を離れている間に、文化大革命は終わりを告げ、彼女は親元に帰れないままとなってしまします。帰郷の許可証は、お金を積むか、強力なコネがないと無理だと知ります。どうしても帰りたいシュウシュウは許可証をくれるという行商人の男と親しくなり、少しづつ運命が変わりはじめます。

痛い。痛い、痛い。痛いお話です。1人少女が文化大革命という時代の中で切なくて、悲しい最後を迎えてしまいます。とてもきれいな目をした純粋な少女が男達に騙されその輝きを失っていきます。観終わった後、なんとも言えない感情が込み上げてきました。大人になってからはあまり映画を観て泣くことは少なかったのですが久々に涙腺がゆるゆるになった作品です。

シュウシュウの季節@映画生活



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キャンディー

2007年03月19日 | ★★★★


キャンディー
おすすめ度
原題:Candy
制作:1969年 イタリア フランス アメリカ
制作:ロバート・ハジアグ
監督:クリスチャン・マルカン
脚色:バック・ヘンリー
原作:テリー・サザーン メーソン・ホッフェンバーグ
出演:エバ・オーリン リチャード・バートン マーロン・ブランド リンゴ・スター ウォルター・マッソー

「博士の異常な愛情」で脚本を務めたテリー・サザーンが書いた同名小説を映画化した「キャンディー」です。ジャケのエバ・オーリン可愛くないですか?ファッションもメイクもお人形さんみたいで可愛らしかったです。色んな意味で期待以上の作品でした。

まだあどけなさが残るブロンドの美少女キャンディー(エバ・オーリン)は学園の人気者です。あこがれの人気講師マクフィスト教授(リチャード・バートン)に目をつけられたキャンディは彼女を自宅まで送るという名目で車に乗せられます。危うく襲われそうになりますが、泥酔した彼はつぶれてしまいます。心配した彼女はのお酒で濡れたマクフィスト教授のパンツにアイロンをかけようと自宅へ招き入れます。手を貸してもらおうと庭師のエマニュエル(リンゴ・スター)に声を掛け彼も自宅へ入れるのですが、「誘われた」と勘違いしたエマニュエルはキャンディーを襲います。丁度そのときキャンディーの父親が帰宅して大目玉を食らいます。世間体を気にした一家は、NYへ引っ越すことを決意するのです。

空港へ行く途中に一家を襲うエマニュエル三姉妹、それを助ける軍人スマイト将軍(ウォルター・マッソー)、負傷した父親を助けてくれる天才外科医クランカイト博士(ジェームズ・コバーン)、病院から抜け出したキャンディーを導く盗賊団のボス(シャルル・アズナブール)、ヨガの伝道師(マーロン・ブラウン)などなどキャンディーのボディー狙いの男たちが次々に登場します。

コントとしか思えません。そう、これは尺の長いコントです。キャンディーは終始ふわっふわしてて気のいいおバカちゃんですし(困)でもコレが以外にエバ・オーリンのふわっふわした演技力と良くかみ合っててある意味いい味になっているんですが(毒)

ストーリーなんてもうどうだっていいんです(ごめんねテリー・サザーン笑)脇を固める豪華な俳優陣だけでも充分に観る価値ありです。個人的には、ジェームズ・コバーンの病院のくだりが可笑しかったんで大満足です。

ふざけたPVを観ているみたいで楽しめました。ナンダカンダ言いながら密かにDVD購入を考えています(笑)

キャンディ@映画生活



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ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ

2007年03月18日 | ★★★★



ロック、ストック&ツー・スモーキング・バレルズ
おすすめ度
原題:LOCK, STOCK & TWO SMOKING BARRELS
制作:1998年 イギリス
制作:マシュー・ボーン
監督・脚本:ガイ・リッチー
出演:ジェイソン・フレミング デクスター・フレッチャー ニック・モーラン ジェイソン・ステイサム スティーブ・マッキントッシュ ヴィニー・ジョーンズ スティング フランク・ハーパー P・H・モリアーティ レニー・マクリーン

昨日のレビューでちょっとだけ触れた「ロック、ストック&ツー・スモーキング・バレルズ 」です。スピード感あふれる展開、個性的なキャラクターが楽しい作品です。

舞台はイギリスロンドン。カードが得意なハスラー、エディ(ニック・モーラン)は、いつも仲間とつるんでいます。メンバーは同居人の怪力ベーコン(ジェイソン・ステイサム)、危ない商売が得意な仕切り屋のトム(ジェイソン・フレミング)、唯一の堅気、シェフのソープ(デクスター・フレッチャー)の3人。ある日、エディは彼らに儲け話をもちかけます。ポルノ界の帝王として知られるギャングのハチェット・ハリー(P・H・モリアーティ)とのカードゲームです。エディが勝てば、掛け金の元手が増えるという話でした。4人はひとり2万5千ポンドづつ掛け金を出し合うことになります。

残念ながら、エディはゲームに負けてしまいます。ハチェット・ハリーは手下のバリー(レニー・マクリーン)を使い、八百長をしていたのです。そうとは知らないエディはハリーに言われるまま勝負を続け、50万ポンドもの借金を作ってしまいます。返済の猶予は1週間。返せなければ、エディと仲間たちの指をつめると脅されたから大変です。かつてギャンブラーだった父親JD(スティング)は、ハリーとのゲームに勝ち、そのお金を元手にバーを開いています。ハリーはエディの借金清算のため、JDのバーを狙っていますが父親は店を渡す気はありません。

借金に悩むエディたちは、隣に住む麻薬の売人、ドッグ(フランク・ハーパー)とプランク(スティーブ・スウィーニー)の話を盗み聞きします。ウィンストン(スティーブ・マッキントッシュ)のマリファナ工場を襲撃する計画です。マリファナを手に入れることが出来れば借金を返すことができます。ここから怒涛の出来事がエディたちを待ち受けています。4人の運命は??

脚本が秀逸です!面白いです。当時20代の若きクリエイターガイ・リッチー、マシュー・ボーン達の勢いを感じる元気いっぱいの作品です。もう10年も経つんですね。ギャングのハチェット・ハリー、手下のバリー。ボスのロリー等、個性的な脇役がいきいき活躍していてとっても楽しいです。作中に張ってあるいくつかの伏線が後々ちゃーんと生きてきてキレイにオチがついているのがなんとも爽快!お見事!

ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ@映画生活



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黒猫・白猫

2007年03月17日 | ★★★★



黒猫・白猫
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原作:Black cat white cat
制作:1998年 フランス・ドイツ・ユーゴスラビア
制作:マクサ・チャトヴィッチ カール・バウムガルトナー
監督:エミール・クストリッツァ
脚本:ゴルダン・ミヒッチ
出演:バイラム・セヴェルジャン スルジャン・トロヴイッチ ブランカ・カティク フロリアン・アジニ リュビシャ・アジョヴィッチ サブリ・スレジマニ

具沢山の鍋料理を食べているようなコメディ映画「黒猫・白猫」です。

舞台はユーゴスラヴィアの田舎町。マトゥコ(バイラム・セヴェルジャン)は博打や儲け話に乗っては失敗して、ついに父親ザーリェ(ザビット・メフメトフスキー)に見切られてしまいます。汚名返上をしようとヤクザのダダン(スルジャン・トドロヴィッチ)に貨物列車ジャック計画を持ちかけますがこれも失敗に終ります。ダダンに「借り」を作ってしまったマトゥコはダダンの妹アフロディタ(サリア・イブライモヴァ)と息子のザーレ(フロリアン・アイディーニ)を結婚させる条件を断ることができませんでした。ザーレは恋人がいますがどうにもできないまま結婚式当日を迎えます。

「コントやん!」と、まずは突っ込んでおきましょう(笑)
絵に描いたようなドタバタコメディです。ばかばかしいですが可笑しいです。話自体は決して複雑なものではありませんが、登場人物を把握するのにえらく時間がかかりました。(だめだめです。おじいちゃんです。)観終わった後何故か、ガイ・リッチーの「ロック、ストック&ツー・スモーキング・バレルズ」を思い出してしまいました。話は全然違うんですけどもね。大団円って事で。思いっきり楽しめます。面白かったです。

黒猫・白猫@映画生活



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