徒然映画日記。

食わず嫌いは卒業し何でも観よう。思い切りネタバレありの「観た帳」です。

博士の異常な愛情/または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか

2007年02月26日 | ★★★★★


博士の異常な愛情/または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか

おすすめ度
原題:Dr. Strangelove or: How I Learned to Stop Worrying and Love the Bomb
制作:1964年 イギリス
制作:スタンリー・キューブリック ヴィクター・リンドン
監督:スタンリー・キューブリック
脚本:スタンリー・キューブリック ピーター・ジョージ テリー・サザーン
原作:ピーター・ジョージ
出演:ピーター・セラーズ ジョージ・C・スコット スターリング・ヘイドン キーナン・ウィン スリム・ピケンズ

またキューブリックものです。ピーターセラーズの振り切れた演技が最高の博士の異常な愛情/または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったかです。長いタイトルですよね。

米ソの冷戦時代に制作されたキューブリック節炸裂のブラックコメディです。アメリカの空軍基地の司令官が発狂し、核攻撃を命令します。それを知ったアメリカ政府首脳部は、ソ連首脳とのホットラインで、もしソ連が攻撃を受けたら世界中の生物が滅亡うする威力を持つ核爆弾を自動的に作動するという事を知ります。両国の、そして世界の未来は?

大統領科学顧問のマッドサイエンティストなストレンジラヴ博士、反ソ感情に囚われてちょっぴりおかしくなったリッパー将軍、超タカ派のタージドソン将軍、唯一の常識人(?)マンドレイク大佐 などなど強烈なキャラクターが可笑しくて仕方がないです。登場人物のキャラが濃すぎて観終わったら若干の疲労感さえおぼえます。

歴史の背景、モデルになった人物、原作と映画の視点の違いなどを踏まえてみるとより楽しめます。いろんなピーターセラーズと、全てにおいて隙のないキューブリックイズムを思いっきり楽しめる作品です。

博士の異常な愛情@映画生活



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