徒然映画日記。

食わず嫌いは卒業し何でも観よう。思い切りネタバレありの「観た帳」です。

時計じかけのオレンジ

2007年02月17日 | ★★★★★



時計じかけのオレンジ
おすすめ度
原題:A Clockwork Orange
制作:1971年 イギリス
制作・脚本・監督:スタンリー・キューブリック
原作:アンソニー・バージェス
出演:マルコム・マクダウェル パトリック・マギー マイケル・ベイツ

あらすじ
喧嘩、盗み、歌、タップ・ダンス、暴力。山高帽とエドワード7世風のファッションに身を包んだ、反逆児アレックス(マルコム・マクドウェル)には、独特な楽しみ方がある。それは他人の悲劇を楽しむ方法である。アンソニー・バージェスの小説を元に、異常なほど残忍なアレックスから洗脳され模範市民のアレックスへ、そして再び残忍な性格に戻っていく彼を、スタンリー・キューブリックが近未来バージョンの映画に仕上げた。忘れられないイメージ、飛び上がらせる旋律、アレックスとその仲間の魅惑的な言葉の数々。キューブリックは世にもショッキングな物語を映像化した。当時、議論の的になったこの作品は、ニューヨーク映画批評家協会賞の最優秀作品賞と監督賞を受賞し、アカデミーでは作品賞を含む4部門にノミネートされた。現在でも『時計じかけのオレンジ』のその芸術的な衝撃と誘惑は観る人々を圧倒する。(DVD/Blu-rayデータより)



気恥ずかしくなるほどにベタですが、記念すべき第1作品目のレビューは、
「時計じかけのオレンジ」です。
スタンリー・キューブリックを初めて知った作品で
観たときの衝撃は今でも鮮明に覚えています。
鑑賞後しばらく呆然としてしまいました。


暴力シーンすら美しく感じさせるスタイリッシュで隙のない映像。
若き日の主演マルコム・マクダウェルの妖艶な美しさ、
物語のキーとなるベートーヴェンの「交響曲第9番」。
シンセサイザー音が耳から離れません。



解説本も複数出版されていて、私もその中の1冊を読んだのですが、
それを踏まえて鑑賞するとまた違う印象を受けました。
英語とロシア語をごちゃまぜにした人工言語「ナッドサット言葉」
暴力性を治療するための「ルドヴィコ療法」 などなど
独特な世界観と難解な箇所が多い事もマニアが多い所以なのかもしれません。




この作品は私にとっての「初めて」がたくさん詰まった思い出深い1作です。








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