徒然映画日記。

食わず嫌いは卒業し何でも観よう。思い切りネタバレありの「観た帳」です。

残酷BOX(世界残酷物語・続世界残酷物語・さらばアフリカ)

2007年02月19日 | ★★★★


残酷BOX
おすすめ度
原題:MONDO CANE/MONDO CANE NO.2/AFRICA ADDIO
制作:1962年/1963年/1968年 イタリア
時間:91分/76分/79分
監督:グァルティエロ・ヤコペッティ

この作品との出会いは、「世界残酷物語」をレンタルビデオ屋さんでB級ホラーの棚にあったのをたまたま見つけて手にしたのがきっかけです。そのビデオの最後に「世界残酷物語」「続・世界残酷物語」「さらばアフリカ」ヤコペッティ残酷三部作シリーズの宣伝が入っていて、「なんじゃこりゃ!めっちゃ気になる!!」と(そのとき何故か)異様に食いついて、気が付けばDVDボックスを買っていました(笑)

いわゆる「モンド映画」の原点を築いた人で、ヤコペッティの作品は今でもカルト的な人気があります。これらの作品が制作されたのはまだテレビメディアが発達途上で「海外旅行」という概念のない60年代。世界残酷物語では、そんな時代に世界の風習、文化を紹介しています。(全然残酷ではないです。ちなみに日本も紹介されています。)いわゆる海外ドキュメンタリーですね。

「さらばアフリカ」は、白人支配から独立して次第に欧米化するアフリカをとらえた作品。今観ると突っ込みどころ満載なんですが、それもそのはず。これは「やらせ」なのです。映画としてちゃんとシナリオがあり、ドキュメンタリー風に仕上げてあります。そして、この「さらばアフリカ」はあのコッポラ監督の「地獄の黙示録」の名シーンに影響を与えているそうです。一見怪しげなおじさんですが、偉大な人なんですね。

私は結構好きですが、誰にでもおすすめできる代物ではないので悪しからず。

ヤコペッティの世界残酷物語@映画生活
さらばアフリカ@映画生活



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映画の見方がわかる本

2007年02月19日 | ★★★★★
映画の見方がわかる本
おすすめ度
著者:町田智浩
出版社:洋泉社

「2001年宇宙の旅」「時計じかけのオレンジ」難解とされる映画の解説・裏話が満載。他にも私の大好きな「タクシードライバー」、子供の時に観て驚愕した「猿の惑星」などの名作についても語られています。この本を読んだ後にまた作品を観直すと、一味違った楽しみ方ができますよ。映画好きな人には是非おすすめしたい1冊です。



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