優勝者予想は外れました。
賢押杯は4回目か5回目かな。去年やっとペーパー上位で本戦に行けたけど早押しでは全く歯が立たず死にました。やっぱQMAじゃボタン押す力はつかないよね。
そんなわけで月1回ぐらい、まるばつさんの早押しサークルに参加してました。今年こそは教室を抜ける意気込みで。
【70問ペーパークイズ】
アニゲは緩め。パラッパラッパーなんかやったことないけどなんとなく英語知識で「オウフル」と書いといたら当たったらしい。しかしスフィアのメンバーで最年少を問われて「竹達彩奈」と書いたところ、ペーパー終了後に「戸松か高垣か寿の3択だよね」という衝撃の事実を耳にする。
スポーツはよくできたつもりだったけど、終了直後に「ワールドメジャーズマラソン」じゃなくて「ワールドマラソンメジャーズ」が正しいことに思い至って絶望する。芸能は芸タイから3問出たからおいしかったかな。
ライスタは確信の持てない問題が続いて、まったく点数が読めない。ただライタイで出るはずのOTCを「OTS」とか書いたのはアホだった。「カウンター」っていってるじゃねえか。
社会も後半はちょっと不安。国家公安委員会も選択肢にあったんだけど、どうしても「庁」っていうのに引きずられて書く勇気がなかった。文系はいつも通りそこそこ。
そして今回最もやばかったのが理系。全然わからん。落ち着いてれば答えられるはずの「ペプチド結合」すら出てこなかった。
多分確実に取れたのが50点ぐらいで、あとは勘がいくつ当たってるかだなあ。去年のペーパーボーダーが55問ぐらいだったからちょっとしんどいかも。これはやっぱり教室予選をがんばるしかない。
【教室予選・ローリングクイズ】
12人から5人だから、例年より門戸は広そう。いっつも押さずに負けて後悔してばっかりだから今日はあんまり考えずに行こうってのは決めてました。
第1セットはドラクエの前振りから「カンダタ」、第2セットはハーロック、ルフィなんかが並んで「海賊」、第3セットは「超人バロム・1」。なんかアニゲ3連答という謎の滑り出し。
この辺から抜けられなかったり1抜けしたりと上位組下位組を激しく行ったり来たりして、ボーダー上を漂う中盤。一人抜けだしてその下に5,6人が団子になって終盤戦へ。
最終セットを告げるアラームが鳴った時点で、首位が35人抜き、自分を含め2~4位が30人抜きで3人、5,6位が28人抜きという生と死が隣り合わせの状態。取れなきゃかなりの確率で死ねるセットの1問目。
「『あったらいいな、を形にする』…」ああよく見るわこのCM、どこだっけ、としばらく考えてるうちに「『熱さまシート』『ブルーレットおくだけ』/」
ランプがつきました。間に合った! これで2大会ぶりの5○3×だよ!
【教室予選・5○3✕】
以前に代表決定戦に残った時は、2問か3問ぐらいしか取れなかったのかな。結構難しく感じた記憶があるんだけど、問題集を見直してみたらそうでもない。やっぱ落ち着いて問題を聞くのが重要だよね。
落ち着いて問題を聞いていたらみんなポンポン答えていって全然解答権が取れません。「名和靖」(理パネ)を聞いて反射的に「ギフチョウ」を正解できましたが、この段階で石川さゆみさんがあっさり5○で抜けてしまいました。ああ。
それでも2着目はまだ2○。カリグラさんが3×をつけて飛んでしまったあたりから、ようやく問題文をちゃんと聞けるようになって、自分に解答権が回ってくるようになりました。出そうだなと思って覚えていたザナルディを答えてリーチ。行けるんと違うか?
ところが自分がリーチをかけた直後におどるかめヤプシさんが追っかけリーチ、2人並んだところで地理の問題。
前振りでは全然わからん。そこへ「…現在日本で唯一の漢字5文字の都市である、山口県/」
反応できませんでした。もちろん答えはわかっていましたが、おどるかめヤプシさんが力強い声で正解して勝ち抜け。これで定員は埋まってしまいました。
誤答はゼロ。あと二つ飛び込んでもよかったのに。また、攻めきれずに負けた。
一番の敗因は、「サンフレッチェ」のタイミングでボタンを押せずに佐藤寿人を取れなかったことかな。まるで成長していない。
【敗者復活・プレーオフ】
ペーパー終了直後にアホな間違いをやらかしまくっているのが発覚して絶望的な気分だったのですが、まあ人間やっぱり薄い望みに期待してしまうもんで、ペーパー通過枠のボーダーが下がらんかなあと都合のいいように考えます。せめて52,53ならひっかかるかもしれん。
1位が59点でほむらさん。2位が58点でTMオペラオーさん。オフラインのめちゃくちゃ強い人らしい。この辺から2,3点一気に下がれっての、という願いもむなしく3位はまた1点しか下がらず57点でラーユさん。
ラーユ?
既に教室予選を抜けていたゆらさんがこっちを振り返ったのを見て、ようやく状況を把握できました。俺じゃねえか。思わず立ち上がってガッツポーズしたわ。しかも5位以内だからプレーオフ無しで即本戦進出決定だって。その後続々ペーパー枠で名前を呼ばれてる人たちはみんなオフラインの危険な人だったらしいので、例年のプレーオフなら間違いなく死んでたね。ルール改正最高や! おかげさまで敗者復活組とのタイマンプレーオフを高みの見物できたのでした。
得点はアニゲ8、スポ8、芸能9、ライスタ8、社会9、文系9、理系6。いやほんとアニゲ芸能が奇跡的な数字たたき出してる。ライスタ社会は勘が当たりまくってた。やっぱりQMAやってるとペーパー強くなるわ。
【本戦1回戦・60問一本勝負】
今年も結局ペーパー枠だけどここまで残れました。去年は全然ついていけず、確か2ポイントぐらいしか取れずボロ負け。でもことしは6人中3人抜けられるから、ちょっとは可能性があるかも。そんなふうに思っていた時期がありました。
開始20問ぐらい、自分だけが解答権を取れません。これもしかして自分は最後まで固まったまま終わるんじゃないかと思い始めたところで「血盟団事件」を正解できてようやく1ポイント取れました。でもボーダーの上位3人にはまだあと2~3ポイント差があります。ちょっとずつ詰めていきたいところで、
「主に中国政府の公式見解などを流している/」
よっしゃこれは僕の取るべき問題でしょう、とそれなりの自信を持って「人民日報!」
しかし正解は「新華社通信」。ああそうかそっちもあるわ、考えてなかった。やべえ、去年の潘基文に続いてまた政経問題外したわ。これはあかんかなあ。
上位との差はどんどん開いていきます。でも×をつける人も多く荒れ模様に。
そういえば直前にぶどうさんがこんなアドバイスをくれてました。
「荒れ場だったら無理しない方がいい」
みんなの×が増えてきて指が鈍ってきてから勝負。それまでは守備範囲をコツコツ取るしかないよね。ひとまず「富士山に太陽が重なるのは/」からの分岐を読みきって「パール富士」なんていう多分今日もっとも会心の正解をたたき出して食らいつきます。
このあたりでスズキさんが4×で飛んで、そしてトップ3に入っていたマガミキョウスケさんも5ポイントを持ちながら4×に。さわちゃんさんはここから一気に抜けだして2桁ゾーンへ。蝶の舞いさんも安全圏。
目標は決まりました。なんとかして5ポイントまで。問題数は数えてないけど、もう終盤には入ってるだろうからここで勝負しかない。
漠然としてヒントだったから怖かったけど「にんじん」を早めに押せて、「河合じゅんじ」は問題が読みきられてから記憶から引っ張り出し、「Java」まで聞いたけどなんとか解答権が取れた「サン・マイクロシステムズ」で5ポイント到達。追いついた。ぶどうさんのアドバイスが完璧に当たった。
「クノッソス宮殿」は勝負に行くべき問題だったけど根性が足りずに押し負けて、残り数問は全く手が出ない問題ばかり。ああ、5ポイントで並んで1○1✕一発勝負か。嫌や。
マガミキョウスケさんはペーパーからのプレーオフ勝ち抜け組。知らんけど、さっきホールの前にたくさん集まってたガチオフライン勢の方ですよね。
まあええ。ここで阪神問題引け。たとえば「今シーズンの開幕戦のヒーローインタビューでは『2年間のアメリカ旅行から帰って来ました』といって笑いを取った阪神の選手はだれ?」とか。猛虎魂で問題を引き寄せろ!
「子供の使う『おまる』、冬の風物詩である/」
阪神問題を強く願っていたからでしょうか、「おまる」が読まれた瞬間にもう文字情報として頭のなかに正解が浮かび上がっていました。もっと早く押してもよかったのかもしれないけどかみしめるように赤いランプをつけました。そう、続きは当然「もがりぶえ」だよね。
「虎!!!!」
今日一番うれしい正解音が響き、それからほどなくして、甲子園では大和が劇的なサヨナラタイムリーを放ちました。
【準々決勝・早押しボード】
未知の領域です。相手は異常者ばかり、しかも6人中2人しか抜けられません。去年見た感じでは問題が難しくてついていけませんでした。0点終了とかはやめたいよね。
しょっぱなから3問連続で外してほんとに15タコが視界に入ってきます。「愛してまーす!」は棚橋弘至と迷った揚げ句「小橋建太」と書いて不正解。
それでもようやく「ベルリンのランドマーク」から「ブランデンブルク門」を答えて1点。そのへんからちらほらわかる問題が出始める。でも「パックランド」を書きかけたところで「パックランドってシューティングだったっけ?」と謎の勘違い(多分聞き間違い)をした末に時間切れで点を取り損ねるとか、渡瀬庄三郎の下の名前が出てこずに「わたせしょういちろう」なんて書くとかしてどんどん上位と差が。
石川さゆみさんとTどうせつさんが走って、ボーダーはすでに10点近くまで伸びてます。やっぱりボタン押して正解しないと。「張栩」は押し負けて取れず。QMAで出るグロめのスポーツか社会出ろ!
「瀬古利彦のライバルとしても知られる…/」こんなもん確信なくても行くしかありません。時代的にエフェと連想で出るあの人ぐらいしか思い浮かばん。
進行役さんが他の方々の回答できちんと「なかやまたけゆき」と読んでくれたのを確認して漢字で書いた自分のボードを掲げながら「中山竹通」と復唱。やっと3点入ったよ。あと1問ボタン押して取らないと。でも次の問題「安倍晋太郎」を押し負けました。政経取らずにどうすんだよ。これはチャンス逃したか。
「現在はコカ・コーラ社が商標権を持っている、(名前忘れた)がソーダ水と/」
ああまた全くわからんゾーンに問題が逃げていった。コカ・コーラで炭酸飲料? じゃあ適当に昔結構好きだったカナダドライとか。
ボタンを押した方の解答は「ドクターペッパー」。ああ、そうか問題にするならそれか、と思ったけど不正解。問題の続きを聞いていくと何やら「ジンジャーエール」とか言ってます。単独正解でした。おいおいおい2位グループに追いついちゃったよ。これはひょっとするとひょっとするんじゃないのか。勝負を分ける最終問題。
「フランク・ザッパのコンサートで起きた火事を/」
あ、終わった。僕のQMA知識では「フランク」ときたら「ザッパ」とつなげる芸スロしか答えられません。コンサートでの事故っつったら「オルタモントの悲劇」だっけ?なんて一瞬頭に浮かんだけどあれはストーンズだったから違うよな。
実はボロ負けしてたら最終問題でボードに「辛いです」と書いて見せようと思っていたのですが、ここまで緊迫した展開になってしまったのでギリギリまで答えを考え続け、結局なにも書けずに白紙になってしまいました。正解は「スモーク・オン・ザ・ウォーター」。昔バンドでやったことのある超名曲でした。あのエピソードもきっとライナーノーツで読んだことあるはずだよな。全然思い出せなかった。
石川さゆみさんが15ポイントで勝ち抜け、2位はラーユを含め10ポイントが3人。しかし「押して正解」の数が多かったTどうせつさんが上位扱いで、僕はここで敗退が決まりました。
知恵が足りませんでした。
理線で何回も結んでいる「渡瀬庄三郎」の下の名前が出てきませんでした。スポ連で見ているはずの「棚橋弘至」を絞りきれませんでした。
勇気が足りませんでした。
「趙治勲に続いて」の段階でライタイの七冠制覇は頭に浮かんでいたのに、そして年代から井山裕太じゃないことも分かっていたのに、押すのがワンテンポ遅れました。
「安竹宮」なんて押してから考えればどうとでもなるのに、直前の中山竹通を押して正解していた分慎重に行き過ぎました。
力が足りませんでした。
迷いを振りきって「パックランド」って書いて出しておけばよかったのです。決断力を発揮できないまま時間切れになってしまいました。
最終問題、実はこれ以上無い自分向けの問題だったのに、短い問題文から力業で自分の記憶をたどることができませんでした。
よく頑張ったと思います。目標の早押しボード進出も果たしました。でもほんのあと1ポイントで準決勝だったことを考えるとやっぱり悔いが残ります。トライフォースのうち一つでもあれば、僕は準決勝のステージに登れていたのでしょうか。
【見るクイズ】
仮に勝ち残っていたとしても、どっちの組でも3ポイントしか取れてませんでした。やっぱり壇上は別世界ですね。
五十音ことはさんの劇的な逆転勝ちでホールは空前の盛り上がりを見せましたが、決勝はほむらさんが貫禄勝ち。3分×3セットの10問先取タイムレースで、1セット目で8ポイント取るとか企画者泣かせの強さでした。すごい!
毎回賢押杯は楽しいのですが、去年まではボタンを持っていても、ふわふわした感じでなんとなくクイズが流れていってしまった感覚がありました。「参加者」としての意識が弱かったのかもしれません。準決勝以降の名勝負に熱くなるほうが比重として大きかったのかもしれません。
でも今回は、「ちょっとでも勝ちたい、上に行きたい」という思いを強く持てたと思います。問題をしっかり聞いて、勝負も意識して、やっぱり「見るクイズ」だけじゃなくて「するクイズ」も楽しまなきゃ、と再認識できました。次は準決勝を目指しましょう。
スタッフの皆様、賢押杯の開催、ありがとうございました。
賢押杯は4回目か5回目かな。去年やっとペーパー上位で本戦に行けたけど早押しでは全く歯が立たず死にました。やっぱQMAじゃボタン押す力はつかないよね。
そんなわけで月1回ぐらい、まるばつさんの早押しサークルに参加してました。今年こそは教室を抜ける意気込みで。
【70問ペーパークイズ】
アニゲは緩め。パラッパラッパーなんかやったことないけどなんとなく英語知識で「オウフル」と書いといたら当たったらしい。しかしスフィアのメンバーで最年少を問われて「竹達彩奈」と書いたところ、ペーパー終了後に「戸松か高垣か寿の3択だよね」という衝撃の事実を耳にする。
スポーツはよくできたつもりだったけど、終了直後に「ワールドメジャーズマラソン」じゃなくて「ワールドマラソンメジャーズ」が正しいことに思い至って絶望する。芸能は芸タイから3問出たからおいしかったかな。
ライスタは確信の持てない問題が続いて、まったく点数が読めない。ただライタイで出るはずのOTCを「OTS」とか書いたのはアホだった。「カウンター」っていってるじゃねえか。
社会も後半はちょっと不安。国家公安委員会も選択肢にあったんだけど、どうしても「庁」っていうのに引きずられて書く勇気がなかった。文系はいつも通りそこそこ。
そして今回最もやばかったのが理系。全然わからん。落ち着いてれば答えられるはずの「ペプチド結合」すら出てこなかった。
多分確実に取れたのが50点ぐらいで、あとは勘がいくつ当たってるかだなあ。去年のペーパーボーダーが55問ぐらいだったからちょっとしんどいかも。これはやっぱり教室予選をがんばるしかない。
【教室予選・ローリングクイズ】
12人から5人だから、例年より門戸は広そう。いっつも押さずに負けて後悔してばっかりだから今日はあんまり考えずに行こうってのは決めてました。
第1セットはドラクエの前振りから「カンダタ」、第2セットはハーロック、ルフィなんかが並んで「海賊」、第3セットは「超人バロム・1」。なんかアニゲ3連答という謎の滑り出し。
この辺から抜けられなかったり1抜けしたりと上位組下位組を激しく行ったり来たりして、ボーダー上を漂う中盤。一人抜けだしてその下に5,6人が団子になって終盤戦へ。
最終セットを告げるアラームが鳴った時点で、首位が35人抜き、自分を含め2~4位が30人抜きで3人、5,6位が28人抜きという生と死が隣り合わせの状態。取れなきゃかなりの確率で死ねるセットの1問目。
「『あったらいいな、を形にする』…」ああよく見るわこのCM、どこだっけ、としばらく考えてるうちに「『熱さまシート』『ブルーレットおくだけ』/」
ランプがつきました。間に合った! これで2大会ぶりの5○3×だよ!
【教室予選・5○3✕】
以前に代表決定戦に残った時は、2問か3問ぐらいしか取れなかったのかな。結構難しく感じた記憶があるんだけど、問題集を見直してみたらそうでもない。やっぱ落ち着いて問題を聞くのが重要だよね。
落ち着いて問題を聞いていたらみんなポンポン答えていって全然解答権が取れません。「名和靖」(理パネ)を聞いて反射的に「ギフチョウ」を正解できましたが、この段階で石川さゆみさんがあっさり5○で抜けてしまいました。ああ。
それでも2着目はまだ2○。カリグラさんが3×をつけて飛んでしまったあたりから、ようやく問題文をちゃんと聞けるようになって、自分に解答権が回ってくるようになりました。出そうだなと思って覚えていたザナルディを答えてリーチ。行けるんと違うか?
ところが自分がリーチをかけた直後におどるかめヤプシさんが追っかけリーチ、2人並んだところで地理の問題。
前振りでは全然わからん。そこへ「…現在日本で唯一の漢字5文字の都市である、山口県/」
反応できませんでした。もちろん答えはわかっていましたが、おどるかめヤプシさんが力強い声で正解して勝ち抜け。これで定員は埋まってしまいました。
誤答はゼロ。あと二つ飛び込んでもよかったのに。また、攻めきれずに負けた。
一番の敗因は、「サンフレッチェ」のタイミングでボタンを押せずに佐藤寿人を取れなかったことかな。まるで成長していない。
【敗者復活・プレーオフ】
ペーパー終了直後にアホな間違いをやらかしまくっているのが発覚して絶望的な気分だったのですが、まあ人間やっぱり薄い望みに期待してしまうもんで、ペーパー通過枠のボーダーが下がらんかなあと都合のいいように考えます。せめて52,53ならひっかかるかもしれん。
1位が59点でほむらさん。2位が58点でTMオペラオーさん。オフラインのめちゃくちゃ強い人らしい。この辺から2,3点一気に下がれっての、という願いもむなしく3位はまた1点しか下がらず57点でラーユさん。
ラーユ?
既に教室予選を抜けていたゆらさんがこっちを振り返ったのを見て、ようやく状況を把握できました。俺じゃねえか。思わず立ち上がってガッツポーズしたわ。しかも5位以内だからプレーオフ無しで即本戦進出決定だって。その後続々ペーパー枠で名前を呼ばれてる人たちはみんなオフラインの危険な人だったらしいので、例年のプレーオフなら間違いなく死んでたね。ルール改正最高や! おかげさまで敗者復活組とのタイマンプレーオフを高みの見物できたのでした。
得点はアニゲ8、スポ8、芸能9、ライスタ8、社会9、文系9、理系6。いやほんとアニゲ芸能が奇跡的な数字たたき出してる。ライスタ社会は勘が当たりまくってた。やっぱりQMAやってるとペーパー強くなるわ。
【本戦1回戦・60問一本勝負】
今年も結局ペーパー枠だけどここまで残れました。去年は全然ついていけず、確か2ポイントぐらいしか取れずボロ負け。でもことしは6人中3人抜けられるから、ちょっとは可能性があるかも。そんなふうに思っていた時期がありました。
開始20問ぐらい、自分だけが解答権を取れません。これもしかして自分は最後まで固まったまま終わるんじゃないかと思い始めたところで「血盟団事件」を正解できてようやく1ポイント取れました。でもボーダーの上位3人にはまだあと2~3ポイント差があります。ちょっとずつ詰めていきたいところで、
「主に中国政府の公式見解などを流している/」
よっしゃこれは僕の取るべき問題でしょう、とそれなりの自信を持って「人民日報!」
しかし正解は「新華社通信」。ああそうかそっちもあるわ、考えてなかった。やべえ、去年の潘基文に続いてまた政経問題外したわ。これはあかんかなあ。
上位との差はどんどん開いていきます。でも×をつける人も多く荒れ模様に。
そういえば直前にぶどうさんがこんなアドバイスをくれてました。
「荒れ場だったら無理しない方がいい」
みんなの×が増えてきて指が鈍ってきてから勝負。それまでは守備範囲をコツコツ取るしかないよね。ひとまず「富士山に太陽が重なるのは/」からの分岐を読みきって「パール富士」なんていう多分今日もっとも会心の正解をたたき出して食らいつきます。
このあたりでスズキさんが4×で飛んで、そしてトップ3に入っていたマガミキョウスケさんも5ポイントを持ちながら4×に。さわちゃんさんはここから一気に抜けだして2桁ゾーンへ。蝶の舞いさんも安全圏。
目標は決まりました。なんとかして5ポイントまで。問題数は数えてないけど、もう終盤には入ってるだろうからここで勝負しかない。
漠然としてヒントだったから怖かったけど「にんじん」を早めに押せて、「河合じゅんじ」は問題が読みきられてから記憶から引っ張り出し、「Java」まで聞いたけどなんとか解答権が取れた「サン・マイクロシステムズ」で5ポイント到達。追いついた。ぶどうさんのアドバイスが完璧に当たった。
「クノッソス宮殿」は勝負に行くべき問題だったけど根性が足りずに押し負けて、残り数問は全く手が出ない問題ばかり。ああ、5ポイントで並んで1○1✕一発勝負か。嫌や。
マガミキョウスケさんはペーパーからのプレーオフ勝ち抜け組。知らんけど、さっきホールの前にたくさん集まってたガチオフライン勢の方ですよね。
まあええ。ここで阪神問題引け。たとえば「今シーズンの開幕戦のヒーローインタビューでは『2年間のアメリカ旅行から帰って来ました』といって笑いを取った阪神の選手はだれ?」とか。猛虎魂で問題を引き寄せろ!
「子供の使う『おまる』、冬の風物詩である/」
阪神問題を強く願っていたからでしょうか、「おまる」が読まれた瞬間にもう文字情報として頭のなかに正解が浮かび上がっていました。もっと早く押してもよかったのかもしれないけどかみしめるように赤いランプをつけました。そう、続きは当然「もがりぶえ」だよね。
「虎!!!!」
今日一番うれしい正解音が響き、それからほどなくして、甲子園では大和が劇的なサヨナラタイムリーを放ちました。
【準々決勝・早押しボード】
未知の領域です。相手は異常者ばかり、しかも6人中2人しか抜けられません。去年見た感じでは問題が難しくてついていけませんでした。0点終了とかはやめたいよね。
しょっぱなから3問連続で外してほんとに15タコが視界に入ってきます。「愛してまーす!」は棚橋弘至と迷った揚げ句「小橋建太」と書いて不正解。
それでもようやく「ベルリンのランドマーク」から「ブランデンブルク門」を答えて1点。そのへんからちらほらわかる問題が出始める。でも「パックランド」を書きかけたところで「パックランドってシューティングだったっけ?」と謎の勘違い(多分聞き間違い)をした末に時間切れで点を取り損ねるとか、渡瀬庄三郎の下の名前が出てこずに「わたせしょういちろう」なんて書くとかしてどんどん上位と差が。
石川さゆみさんとTどうせつさんが走って、ボーダーはすでに10点近くまで伸びてます。やっぱりボタン押して正解しないと。「張栩」は押し負けて取れず。QMAで出るグロめのスポーツか社会出ろ!
「瀬古利彦のライバルとしても知られる…/」こんなもん確信なくても行くしかありません。時代的にエフェと連想で出るあの人ぐらいしか思い浮かばん。
進行役さんが他の方々の回答できちんと「なかやまたけゆき」と読んでくれたのを確認して漢字で書いた自分のボードを掲げながら「中山竹通」と復唱。やっと3点入ったよ。あと1問ボタン押して取らないと。でも次の問題「安倍晋太郎」を押し負けました。政経取らずにどうすんだよ。これはチャンス逃したか。
「現在はコカ・コーラ社が商標権を持っている、(名前忘れた)がソーダ水と/」
ああまた全くわからんゾーンに問題が逃げていった。コカ・コーラで炭酸飲料? じゃあ適当に昔結構好きだったカナダドライとか。
ボタンを押した方の解答は「ドクターペッパー」。ああ、そうか問題にするならそれか、と思ったけど不正解。問題の続きを聞いていくと何やら「ジンジャーエール」とか言ってます。単独正解でした。おいおいおい2位グループに追いついちゃったよ。これはひょっとするとひょっとするんじゃないのか。勝負を分ける最終問題。
「フランク・ザッパのコンサートで起きた火事を/」
あ、終わった。僕のQMA知識では「フランク」ときたら「ザッパ」とつなげる芸スロしか答えられません。コンサートでの事故っつったら「オルタモントの悲劇」だっけ?なんて一瞬頭に浮かんだけどあれはストーンズだったから違うよな。
実はボロ負けしてたら最終問題でボードに「辛いです」と書いて見せようと思っていたのですが、ここまで緊迫した展開になってしまったのでギリギリまで答えを考え続け、結局なにも書けずに白紙になってしまいました。正解は「スモーク・オン・ザ・ウォーター」。昔バンドでやったことのある超名曲でした。あのエピソードもきっとライナーノーツで読んだことあるはずだよな。全然思い出せなかった。
石川さゆみさんが15ポイントで勝ち抜け、2位はラーユを含め10ポイントが3人。しかし「押して正解」の数が多かったTどうせつさんが上位扱いで、僕はここで敗退が決まりました。
知恵が足りませんでした。
理線で何回も結んでいる「渡瀬庄三郎」の下の名前が出てきませんでした。スポ連で見ているはずの「棚橋弘至」を絞りきれませんでした。
勇気が足りませんでした。
「趙治勲に続いて」の段階でライタイの七冠制覇は頭に浮かんでいたのに、そして年代から井山裕太じゃないことも分かっていたのに、押すのがワンテンポ遅れました。
「安竹宮」なんて押してから考えればどうとでもなるのに、直前の中山竹通を押して正解していた分慎重に行き過ぎました。
力が足りませんでした。
迷いを振りきって「パックランド」って書いて出しておけばよかったのです。決断力を発揮できないまま時間切れになってしまいました。
最終問題、実はこれ以上無い自分向けの問題だったのに、短い問題文から力業で自分の記憶をたどることができませんでした。
よく頑張ったと思います。目標の早押しボード進出も果たしました。でもほんのあと1ポイントで準決勝だったことを考えるとやっぱり悔いが残ります。トライフォースのうち一つでもあれば、僕は準決勝のステージに登れていたのでしょうか。
【見るクイズ】
仮に勝ち残っていたとしても、どっちの組でも3ポイントしか取れてませんでした。やっぱり壇上は別世界ですね。
五十音ことはさんの劇的な逆転勝ちでホールは空前の盛り上がりを見せましたが、決勝はほむらさんが貫禄勝ち。3分×3セットの10問先取タイムレースで、1セット目で8ポイント取るとか企画者泣かせの強さでした。すごい!
毎回賢押杯は楽しいのですが、去年まではボタンを持っていても、ふわふわした感じでなんとなくクイズが流れていってしまった感覚がありました。「参加者」としての意識が弱かったのかもしれません。準決勝以降の名勝負に熱くなるほうが比重として大きかったのかもしれません。
でも今回は、「ちょっとでも勝ちたい、上に行きたい」という思いを強く持てたと思います。問題をしっかり聞いて、勝負も意識して、やっぱり「見るクイズ」だけじゃなくて「するクイズ」も楽しまなきゃ、と再認識できました。次は準決勝を目指しましょう。
スタッフの皆様、賢押杯の開催、ありがとうございました。