12月17日から「北海道のイラストレーターたち第2集」という切手シートが北海道の各主要郵便局にて発売になります。10名の個性の違うイラストレーターの絵が1枚のシートに入っています。その中の1枚に私の絵も採用になりました。発売と同時に札幌中央郵便局にて切手の原画を展示します。2012・12月17日~2013・1月11日まで。先日自作した額縁に入っています。お近くの方は年賀状の時期ですし、ついでに是非ご覧いただけたらと思います。
今回は自分の絵に合わせて作る、簡単な額縁の作り方です。ここ数年、自作の木製パネルにイラストを描いていますが、それに丁度合う軽くてシンプルな額縁が無いのが少々悩みでした。そこで自作です。出来上がった額縁と作品は早速、北海道イラストレーターズクラブαのピース・クリスマス展に展示中です。(2012/12月18日まで。札幌市中央区北1西23 カフェ エスキス 東北イラストレーターズクラブも参加)
●主な材料です。背面の薄いベニヤ、側面の角棒、透明アクリル板、小さいボルトナットのビスセット、額の吊り金具。
●内側がちょうどA4サイズになるように作っています。べニヤは一番薄いものをサイズに切り出します。カッターで切れちゃいます。側面の角棒はノコで切っておきます。
●アクリル板もサイズに切り出します。上の保護紙は普通のカッターで軽く切り、同じ場所をアクリル用カッターで切ります。少しづつ削るように切るので、10回くらい刃を通します。長い削りカスが見えますか?
●背面のベニヤと側面の角棒を裏からくぎで打ち留めます。隙間がどうしても開くので、木工パテで埋めます。
●ジェッソで白く塗りました。すぐ剥げ無いように3回くらい乾いては塗りを繰り返します。
●本体にアクリル板を定位置に重ねてマスキングテープなどで仮止めします。アクリル板がドリルの衝撃に弱いので穴位置にはヒビどめにセロテープを貼り、ついでに穴の印をつけます。ドリルで4か所穴を開けますが、細いビットから順に太いビットに変えながら穴を大きくしてゆきます。アクリル板にボルトが通るだけの穴が開いたらはずして、本体にナットが入るだけの大きさに穴を大きくします。
●穴にナットを埋め込みます。もし隙間が空いたら木工パテで埋めます。吊り金具をねじ止めします。
●アクリル用の静電気防止剤でアクリルの汚れを取ったら出来上がりです。イラストは後ろからくぎ打ちして留めています。
『デジカメ写真でつくる!ふぉと・ねんが2013』に作品を掲載していただきました。この本はCDロムがついており、掲載の中から好きなデザインを選び、自分の手持ちの写真画像を差し込んで年賀状をお家プリントするタイプのムック本です。
私は焼成タイプの樹脂粘土で作った縁起物を配置してデザインしました。あくまでも本をお求めの方のお写真がメインになるので、フレームのデザインってことです。カジュアルなデザインではありますが、年始のご挨拶である賀状なのであまりくだけた感じになりすぎるのも送られた人に失礼な気がするため、賀詞などはちょっと生真面目な感じにしました。。
製品見本を送って頂いたのは10日ほど前になるのですが、その時はまだ本屋さんに並んでいなくて、2~3日前にまた本屋に寄ってみたところ平積みになって販売されていました。
来週8日から「さいとうギャラリー」で行われる東日本大震災のチャリティー販売会に出品するため、このゴールデンウィーク家に閉じこもってせっせと小物づくりの内職しています。
昨年も5月頃あったのですが、その時の収益金でクレヨンやスケッチブックを購入し、東北イラストレーターズクラブを通して被災者の子供たちへ届けられました。東北イラストレータズクラブ(TIC)の人たち自身も被災者なのですが、子供たちの心のケアを目的としたボランティアのお絵かき教室を開催して回ったのです。えらいなぁ。今回の収益金はまだどうするかは決まっていないのですが、またTICと相談することになるのかなーと思っています。
○デコパージュの手法で自分のイラストのレプリカを作りました。
●まずホームセンターで買ってきたウッドモールでフレーム作りから。下塗りとして赤と緑とそれぞれにアクリル絵の具で着色します。それが乾いたら、シャビーシックな感じ?にムラをわざとにつくりながらアイボリーを塗りました。
●サイズにカットします。凸凹があるウッドモールは1本づつしか切れないのでちょっと面倒ですが、その代りサイズピッタリに切れるので後が楽です。角を45度にして合わせたいので、のこぎりガイドを使います。
●白く塗った20×20㎝の板に、ごく薄い紙にプリントした自分のイラストをメディウムで貼りこみました。イラスト部分には何度もニスを塗っては乾かしを繰り返しました。結構手間暇かかります。(この工程は写真撮り忘れました!つい作業に夢中になってしまいます。)先ほど切ったフレーム用のウッドモールを木工ボンドで貼り、後ろからくぎ打ちします。
●多少の隙間は木工パテで修正し、吊り下げ金具を取り付けて出来上がりです。右が原画です。原画に比べてレプリカの方が赤みが強くなってしまいました。印刷の色の違いとコート液の影響です。