カエサルの世界

今年(2019年)1月中旬から「休載中」ということになっているのだけど、まあ、ときどき更新しています。

■カシオ QV-11

2018年05月13日 | ☆カメラとか   

 カシオ計算機が「コンパクトデジタルカメラ市場からの撤退」を発表しました。ショックと言えばショック、カシオだけにGショックでしょうか。
 カエサルが生まれて初めて買ったデジカメは、カシオの QV-11です。壊れていて、起動することさえできないんですけど、現物があることはあります。




 「世界初の液晶モニタつきデジカメ」として1995年に登場したのが QV-10なんですけど、1996年に QV-10Aになり、1997年に QV-11になりました。スペックとしてはほとんど変わっていないと思うのだけど、QV-10の標準価格が65,000円だったのに対し、QV-11は38,000円で売り出されました。
 QV-10やQV-11は「カメラ」ではなく「おもちゃ」だったと言ってよいと思います。6万円以上したおもちゃが3万円台で買えるようになったわけです。カエサルも手を出してみたということになります。


 コンパクトであることは間違いないんですけど、最近のデジカメに比べたらでかいです。バッテリーは単三電池×4で、アルカリ乾電池なら約2時間使えるということでした。ちなみに、当時、エネループなんてものはありません。ついでに言うと、SDカードもありません。USBは発表されていたようですけど、一般的ではありません。
 記憶媒体は内蔵メモリのみで、2メガバイトです。320×240pxの写真が96枚撮れました。スペックとしては、今日のデジカメと比べることなどできません。やはり「おもちゃ」だったと言ってよいと思います。


 撮影した画像をパソコンに取り込むためには、別売の専用ケーブルと別売の専用ソフトが必要でした。それぞれ 5,000円くらいしました。
 画像の取り込みは、うまくいきません。何度やってもうまくいかず、翌日以降に持ち越すということがしょっちゅうでした。翌日も翌々日もうまくいかず、壊れたんだろうと諦めていたんだけど、気まぐれに数週間ぶりでやってみるとスンナリと取り込めたりします。パソコンやカメラの気分しだいという感じがしました。
 コンスタントに取り込みができたら、もっと遊べたと思うんですけどね。まあ、「20世紀のデジカメ」というところでしょうか(笑)


 QV-11 は、スイバルです。レンズの部分が回転するのです。当時は、こういうデジカメが珍しくありませんでした。




 最近のデジカメは、「バリアングル式」とか「チルト式」ということで、液晶モニタだけが動きます。ローアングルやハイアングルで撮影するときに便利なんですけど、本体をグリップし、シャッターボタンに指をかけている右手は、かなり不自然な形にならざるを得ません。
 スイバルの場合、ローアングルでもハイアングルでも、右手は自然な位置になります。スイバルの方が絶対にいいと思っているんですけど、どうしてなくなっちゃったのか、不思議でなりません。




 カシオがデジカメをやめるということで、ひょっとしたら既存機種が安くなるんじゃないかと期待したんですけど、むしろ逆のようです。いろんなネットショップからカシオ製品が次々と姿を消していて、平均価格としては急上昇しています。
 画像は、カシオの「EXILIM EX-FR100BK」です。フルサイズ換算16mmという超広角で、レンズとモニタを分離できるという面白いカメラだと思っていました。こういうカメラ、もう買うことはできないんだな・・・などと思って、買っちゃうことにしました。そのうちレポートすることになるだろうと思います。

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