予定通り、予定外。

ペット達と読書の記録。

重力ピエロ。

2016-06-27 21:01:49 | 本 2016

読了。伊坂幸太郎氏の重力ピエロ。
もういい歳だから、善とか、悪は、絶対値じゃなくて相対値としての概念だって知っています。
時によっては、その位置が入れ替わる事があるのも知ってます。
だから倫理観なんてものも、すごくあいまいなモノである気がしますが、そうですね、例えばドラマや映画なんてのは偏っていると思いますね。
それに比べたら、小説はフリー。重力に縛られない。
そんな話だった気がします。





生命大躍進。

2016-06-11 19:05:05 | 日記

大阪市立自然史博物館で生命大躍進と言うのをやっていたので、行って来ました。


こいつを観たかったので。
口が掃除機のホースの様なモノの先に付いていて、キャシャーとなっています。
ありえへん。エイリアンか?
化石を見ると10センチ以下。小っちゃ!


こいつも、カンブリア紀の生物。
アノマロカリス。
当時の生態系のトップらしいです。


こいつは我々の先祖。ネズミみたいな動物。
こいつが恐竜時代のジュラ紀をしたたかに生き抜いたからこそ、私がいる。

この生命大躍進は、生命の誕生から、人類の誕生までを扱うトンデモスケールで、人類の誕生の部分で思った事を少し。
たぶん、私の無知によるところが多いけど素直な感想として。

人類は一つの系統が進化してきたものではなく、複数の系統が交雑したり、絶滅したりして今在る事を初めて知りました。
そして一番新しい時代のネアンデルタール人とホモサピエンス。
結論としては、我々の祖先はホモサピエンスなんですけど、ネアンデルタール人とホモサピエンスは同じ時を生きていたみたいです。
しかも、ホモサピエンスの遺伝子にネアンデルタール人由来のモノが確認されているそうです。
つまり、この2系統には接触があった。
そこでまず思ったのは、禁断の愛です。
「ああ、ネアンデルタール。あなたはどうしてネアンデルタールなの?」みたいな展開で、まぁ運よくネアンデルタールとホモサピエンスが結ばれたケースがあったのではないかと。
と、考えて、しばし、いやいや、ネアンデルタール人は滅んでいるんだから、ホモサピエンスに支配されてたんじゃないか?
奴隷とされていたネアンデルタールの女性がホモサピエンスの子を身籠った。彼女はホモサピエンスの手を逃れ、ひそかに子を産み育てた。その子こそが我々のルーツである。

ちゃん、ちゃん。