予定通り、予定外。

ペット達と読書の記録。

モンスター。

2013-05-29 20:28:09 | 本 2013

読了。百田尚樹氏のモンスター。
美容整形で絶世の美女になる人の話です。
外見の変化に伴い、内面もどんどん変わっていきます。
これは青春文学ではないでしょうか?
私は、そう思いました。

アイスポット。

2013-05-18 18:29:12 | 
熱帯魚オスカーの面白いところを紹介します。


これが目です。


尾ビレの付け根にあるこの模様、アイスポットと言います。

このアイスポットの役割は、護身術です。
天敵である水鳥を「目はこっちだよ。」と欺くわけです。
致命傷とならない尾を襲わせ、スタコラと逃げるんだそうです。
考えたものです。

キャッチャー・イン・ザ・ライ。

2013-05-17 17:14:23 | 本 2013

読了。J.D.サリンジャー 村上春樹訳 キャッチャー・イン・ザ・ライ。
ホールデンの問いかけの多くに賛同、共感する事ができませんでした。
それは彼は16歳。私は36歳だからです。
彼の求めるものの、正解とは言えませんが「成り行き」を私は、知ってしまっている。
印象的だったのは、やはり、ホールデンが、幼い妹に自分が「何もの」になりたいかを説く場面。
そして、ホールデンが、昔の英語の教師からもらった一文。
「未成熟なるもののしるしとは、大義のために高貴なる死を求めることだ。
その一方で、成熟したもののしるしとは、大義のために卑しく生きることを求めることだ。」

この作品は、尾崎豊氏が自分の創作物が、独りよがりではありやしないかと、求めすがったものであると聞いた事があります。
彼は破滅的な若者の歌を歌いながら、その心は赤子から、じぃさん、ばぁさんまでの魂の共振を求めていたのかもしれません。

きれぎれ。

2013-05-13 19:30:50 | 本 2013

読了。町田康氏のきれぎれ。
無意識と意識の間。正常と狂気の間。現実と理想の間。
何やら、その辺をうろうろとして。そして滑稽でいて、それは何度プッと吹き出したかわかりません。
はた、と読了。「うわ~っ」と思いました。い、意味不明。
もう一度読みなおそうかと思いましたが、いや、氏の違う作品も読んでみようと思いました。

第123回芥川賞受賞作。