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異常気象 アメリカ熱波の原因?

2011年07月30日 02時02分58秒 | Weblog

アメリカ熱波の原因は“異常”な高気圧

ナショナルジオグラフィック 公式日本語サイト 7月25日(月)17時55分配信


(Photograph by Robert F. Bukaty AP)
 現在、アメリカの大部分で危険なレベルの熱波が発生している。原因は居座り続ける高気圧だという。

 上空を吹くジェット気流(偏西風)の影響で、高気圧の場所が変わっていない。高気圧の内部では、高密度の空気が下降して暖められる。暖かい空気は冷たい空気より水分を多く含むことができるため、湿度も非常に高くなっている。

 メリーランド州シルバースプリングにあるアメリカ国立気象局(NWS)本部で勤務する気象学者エリ・ジャックス氏によると、夏に高気圧が停滞する現象は珍しくないという。

 しかし、今回は大きさと強さが飛び抜けている。「異常なほど強力で、広範囲に及ぶ。南北はメキシコ国境からカナダ国境まで、東西は東海岸から西部のロッキー山脈まで、何千キロも覆っている」とジャックス氏は説明する。

◆熱波は温暖化の一部?

 長期間の強力な熱波は地球温暖化の影響だろうか。専門家の意見はさまざまだが、ジャックス氏は1つの事象のみで関連づけることはできないと強調する。「気候変動は長年にわたって起きる。この数日が暑いというだけで結論を出すことはできない」。

 一方、マサチューセッツ工科大学(MIT)の気象学者ケリー・エマニュエル氏は、「現在の猛暑は広い意味で地球温暖化が背景にある」と話す。「今後、同様の事象はもっと頻繁に起きるだろう」。

 アメリカの大部分は暑さに苦しんでいるが、太平洋岸の北西部は同じ高気圧の影響で例年より気温が低くなっている。

 アイダホ州ポカテッロにあるNWS支部の気象学者リック・ディットマン氏によると、支部が担当する地域は春から初夏にかけて例年より涼しかった。おかげで、ロッキー山脈の北部はいつもより残雪が多いという。

◆高温多湿は危険な組み合わせ

 NWS本部のジャックス氏は、高温はもちろん、高い湿度も健康を脅かす要素だと指摘する。湿度が異常に高いと汗が自然の冷却剤の役割を果たせないという。「汗が蒸発しないので、体が冷えずに体温の上昇が始まる」。

 7月後半に入ってから、暑さが原因とみられる症状で既に20人以上が死亡している。残念ながら、中西部と北東部、南部ではうだるような暑さが続くという予報が出ている。

 例えば、バージニア州スターリングのNWS支部に所属するカルバン・メドウズ氏は、ワシントンD.C.の最高気温は22日が摂氏38度、23日も36度になる見込みだと語った。また、米東部標準時の正午から午後8時にかけて高温警報が発令されたという。本部のジャックス氏も、アメリカの大部分で平年気温を上回る状態が8月まで続く見通しだと述べている。

Willie

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