ルシファエルの心

　人類に未来の夢と希望を持たせ、人々に安心と幸せを与える事。それがルシファーの本来の姿、光を運ぶ者ルシファエル。

聖者を表すエルの称号を剥奪され、人間界に堕とされ、付いた名前がルシファー。

しかしルシファーは諦めない。

神による人類淘汰が既に始まっている今も、本当の意味のハルマゲドンを知る者は少ない。

神の愛を一番良く知り、神の愛と信頼を一番に受けていたルシファエル。

しかし、神の愛は時として大いなる進化への試練がある事を、生けるもの(人)は忘れてはいけない。

神の意思は、弱肉強食適者適存が基本であるが、ごく稀に例外も存在する。

慈愛、慈しみの心。

敵を愛する事が出来るのだろうか?

敵とは?

人類に取っての本当の敵とは?

驕り、自惚れ、自慢自負の心は自体を自滅へと続く。