Harvest*

禅タングル描き描き

図書館でこんな本を借りてみました。

アートの知識や経験はいりません!
ペンと鉛筆、紙とこの本さえあれば絵を描くことが苦手な人でも大丈夫
今すぐあなたもアーティスト気分に!!


そんなキャッチコピーに誘われたのでした。



なにか絵とか始めたいなぁ…と思ってはいましたが、
水彩画のハウツー本をめくってみても、なんの気力も湧いてこないんですよ。
結局、「絵を描きたい」と思っても画材が必要になってくる。

その画材を用意するところから…と考えると、
気軽に出来ないハードルをそこで感じちゃいます。

長電話をする時など、わたしはよく目の前にあるメモ帳に
意味もない落書きをするのですが、
その時に描くような、パターンが沢山載っていました。

それを見て、これなら出来るんじゃないか~と。

ゼンタングルは造語で、アメリカのリック・ロバーツさんと
マリア・トーマスさんによって生み出されたようです。

マリアさんが装飾文字の中の単純で反復的なストロークを描いている時、
今そこにあるものだけに集中している状態であることにリックさんが気づいて、
そこから発展させて独自のメソッドを開発した、というようなことが
本に書いてありました。

単純で反復的なストロークを描いているときの
マリアさんの経験していることを詳しく検証した結果、
それが瞑想、精神を集中して無我の境地に入る=禅(ZEN)の状態と
同じであることがわかったそうです。

本を読んでいて、特にゼンタングルの理念と特徴が素晴らしい~と思いました。
この本の中で一番惹かれた部分を抜粋します。

注意すべきは「消しゴム」を使わないということ。
人生が後戻り(消すこと)ができないのと同じで、
一度紙に描いてしまった点や線は、
たとえ「間違い」と感じても消すことはできません。
前に進むためには、それを「間違い」ではなく「経験」と認め、
そこから学び、新たにスタートします。
それをどのように組み込んでいくかは自分次第。
模様を変更しなければならないかもしれないし、
「間違い」をそのままに残しておく選択肢もありますが、
いずれにしても消すことだけはできません。

まさに人生のよう~。
ということで、適当にあった紙をタイルっぽく切って早速描いてみました。

コマンドZのない世界…。本の模様を真似てカキカキ…。
黒ペン一発勝負なので、ほどよく集中します。
描いている途中、初めてということもあり、
「わたしは今なにをしているんだろう…」とか
「こんなことをしてなにになるんだろう…」という思いが頭をよぎりました。
が、それも段々集中していくと、
ひたすら「・・・・・・・」となっていきました。

一個、黒く塗るところを間違えました。
あっ!しまった!色塗る所ズレた!・・・・・(どうすっぺー)
なんとか色の塗り方を変えて切り抜けました。
完成してから見返してみると、どこを間違ったのかわからなくなっていました。



間違った時は、そこばっかり気になっちゃうけども、
気にせずまた描き始めたら、完成した時に全体を見ると、
それがとるに足らないくらい小さなものになっていたりして。

人生もそんなものなのかな~なんて哲学な気分に浸れました。
描き終わったらちょっと清々しい気分。

昨日の浄化の怒りの感情が吹き出してきたときにも一枚描いてみました。

描いているとやっぱりいつのまにか集中してる。
最初に描いたものよりも、テキストのものをアレンジしたりして楽しい!



で、完成するとうれしいし、
次はもっとこうしたいな~という思いが生まれてきて、
また一枚描いてみようかな、とつい思っちゃいます。
気軽に出来るってスバラシイ~。

これはついハマってしまう~と思いました。

コメント一覧

Lucianna
なんと~!
屋久島ヨガガールさん

反復的に模様を黒く塗りつぶしている瞬間がわたしはゼンタングルの中で一番好きです
本場アメリカのワークショップに行かれるんですか!
その行動力が素敵です~!
屋久島ヨガガール
おもしろそう
これ、おもしろそうですね
。気に入りました。アメリカでワークショップをしていることがわかりました。
行ってみようと思います。
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